映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「クローバーフィールド~Cloverfield~」

2008年02月07日 | 映画~か~
クローバーフィールド・・・なんて素敵な名前。名前だけ聞いてたら、豊かな緑の草原を舞台にした美しい自然を楽しめる映画なのか、と思ってしまいそうです。しかしこれ、パニック映画です。

ニューヨークはマンハッタン。日本への転勤が決まったロブのサプライズパーティーでにぎわう一室。彼へのプレゼントにと、彼のビデオカメラで参加者たちのコメントを集めている友人。そこへ突然大きな地震が!外に出てみると、近くのビルが爆発!!!いったい何が起っているのだ?

『アイアムレジェンド』を昨年末に観に行ったときにこの映画のトレーラーが上映されていたのですが、「またパニック映画かよ!また何かのウィルスですか??」くらいに思っていたのですが、これがどうしてなかなかよいです。

話の内容は何にも新しいことはないのだけど、映像がすべて素人が(ロブの友人)自分たちのおかれている状況を記憶するという趣で撮影されたものなので、臨場感がものすごいです。ただ、気持ち悪くもなります。手ぶれすごいから。『ブレアウィッチ・プロジェクト』(未見)と同じで、この雑さのある映像だからこそ、更に恐さが増す。パニック映画として、大成功だと思います。

別れた恋人を救うため、自分勝手に動き回るロブ。もちろん仲間、巻き添え。仲間は自分の意思でついていったから仕方ないけど。日本人として驚くのが、これだけ地上がパニック(地響き、銃撃戦、モンスターによる地震)になっているのに、地下鉄に非難すること。地震の時は地下にいてはあかんでしょ?地上に出ないと危険ですやん?いや、まぁ怪獣いるから地上も危険なんだけどさ。地下のほうがそういう意味では安全なんだけどさ。

あと、ヘリコプターで救助されたはいいけど、怪獣に落とされるのよ。墜落です。でもね、操縦士以外みんな生きてるのよ。意外にけろっとしてる。これには驚いた。映画だけどさ。劇場からも「え?生きてるの??」っていう失笑や声が上がってたもん。いいんだけどね、別に。

エンディングに関しては、「残念」とか「中途半端」という意見が多いようだけど、私はよかったと思う。見つけてきた映像を見ている、という感覚は面白いなと思った。それに、あの内容では解決の仕様がないから。『クローバーフィールド』ってこの映像のコードネームなんだってね。今知りました。でも何でだろ。

見ている途中、「あーーー、ゴジラ(見たことないけど)やな、これ。多分何倍も恐いけど」と思っていたら、この作品は『ゴジラ』をリスペクトして作られたとのこと。だからロブの転勤先は日本だったのね。やたら日本びいきな感じだったのよ。それに、映画見てから聞いたんだけど、あの怪物は9.11が原因で生まれたものらしい。ゴジラは原子爆弾だったよね、確か。なるほどーーー。あとね、怪物が宮崎映画に出てきたのに似ているような気がするんだけど、それが何なのか思い出せません。

この映画で一番の活躍は、主人公ロブではなく、ビデオカメラを回し続けた友達(ふとっちょ・名前忘れた)です。よくぞ映像を撮り続けた!



おすすめ度:☆☆☆☆





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