映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「グラディエーター」

2007年09月18日 | 映画~か~
たった今、『グラディエーター』観終わりました。
見始めた瞬間から、「映画館で見たい…」と永遠に叶わぬ夢を抱いてしまいました。あれは映画館で見る映画だわ。それでも2時間半、家の小さいテレビで見ていましたが、ぐんぐん引き込まれてしまいました。たまに自宅の居間であるという現実に引き戻されたりもしましたが(涙)、それでも楽しめる映画らしい映画です。

ああいう歴史スペクタクル(と言うのでしょうか?)を描かせたら、さすがにアメリカ映画はすごいね。作りこみすぎだろ、と思うシーンでは冷めそうになったりもしたけど、映画館で見てたらどっぷりはまっちゃうんだろうな。


ホアキンとラッセルの戦いは切な過ぎた。「切ない」という言葉では表現しきれない切なさでした。ホアキンの真っ白な衣装が、彼の独裁と同時に孤独を際立たせていたような気がします。陛下の姉役のコニー…なんとかさん(ごめんなさい)もぴったりでした。配役でのミスマッチに気をとられる映画ってたまにありますが、これはそういうのがなかったな。ホアキンに「ラッセルを殺せ」とささやく元老院の人はちょっと胡散臭かったけど。

ホアキン!!!本気で嫌いになりそうなほど憎たらしかった。見事なキャスティング。彼の演技も素晴らしかった。映画全体を彼の存在が締めていて、絶妙だったわ。

『ブラッド・ダイヤモンド』に出てたジャイモン・フンスーの存在感もよかった。この作品でも重要な役どころだったのですな。


ちなみに2年前、旦那にっきーの実家では、『グラディエーター』のサントラがヘビーローテでした。義父さんのお気に入り。

こういう映画らしい映画は、見るのに集中力と体力が必要になるから毎回では辛いけど、1年に1本は出会いたいです。


お薦め度:★★★★ (大画面で観て!)