結局のところ、妹がわたしが嫌いなのは、わたしのほうがお母さんから大事にされていたと思っているからだ。
でも、それには理由がある。わたしはすべての事情より、お母さんが最優先だった。がんだって知らないから体がしんどくて約束できないときを除いて、お母さんが会いたいと思ってくれたら、何をさておいてもその約束が最優先だった。妹は違う。友達と遊ぶのが最優先で、遊びと仕事で疲れて、休みの日もお母さんとの約束を何度も破っていた。自分のしたいことが最優先でお母さんのことは二の次だった。それに気づかない鈍いお母さんではない。だから、お母さんは私のほうを信頼していたんだと思っている。
もう取り返せないから、このことを妹に言うつもりはないけど、妹の自己中は結構なものだ。自分の都合ややりたいことのためにお母さんに嘘をついていたことにお母さんはしっかり気づいていた。お母さんが好きで愛しているなら、そんなことしなければいいのに、それが妹という人の人間性なんだろう。お母さんは、うそ、ごまかしが嫌だったんだろう。
妹のうそ、自己中にはわたしもこれまでたびたび嫌な思いをしてきた。
妹はたぶん、病気だと思うけど、それさえ隠されている。身の回りのことを整理している気配が感じられる。持ち物をだいぶ捨てているようだ。信頼して預けた合鍵も捨てたらしい。というか、捨てたかどうかさえわからない扱いをしていたようだ。わたしを馬鹿にするにも程がある。身内がいてもこれではいないのと一緒だ。
今のところはわたしはぴんぴんして元気だけど、荷物を何とかして捨てていかなければいけないと思っている。がんを患っているんだから、身辺整理したほうがいい。
いっぱい持ち物があるし、最近もクリアファイルとかブルーピリオド1巻を買ったりしたけど、やっぱり物は減らしていかないといけない。
こういう重い話もお母さんがいたら相談できたけど、もうお母さんはいない。お母さんは相談できる人がいなくてひとりぼっちで子育ての苦しさを乗り越えてきた強い人だ。少しはお母さんを見習いたい。
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