雑記帳

日々の徒然をとにかく書き込んでおきます

5月1日ライン下り(1)

2008-05-16 20:50:57 | 旅行
ケルンにて5月1日の朝を迎える。
  
 ケルン・ドームホテル食堂       ドームホテル正面

ホテルの食堂(右上写真)は、大聖堂に面した明るい食堂である。ここで朝食を取る。
ホテルをチェックアウトし、大聖堂の前を横切って駅へ向かう。昨日は一日曇天であったが、本日は薄日が差している。
  
ケルン駅のホーム(上の写真)は、屋根が独特のアーチ形状をしている。

上の写真はケルン駅ホームからホーエンツォルレン橋を望んだ情景である。橋の左側に乗馬姿の銅像が見える。誰の像であろうか。


本日は、鉄道でビンゲンまで移動し、そこでライン下りの船に乗ってザンクト・ゴアールまで戻り、そこからサイド鉄道に乗り、マインツ経由でハイデルベルクに至る計画である。

当初は船でライン上りの予定であった。ケルン-コブレンツ-ザンクト・ゴアールと鉄道を利用し、ザンクト・ゴアールからビンゲンまでライン上りの船を利用する。そしてビンゲン-マインツ-ハイデルベルクと至る行程である。
ところがネットのドイツ鉄道時刻表とトーマスクックを首っ引きで調べたところ、ライン下りを利用した方が連絡が良く、ハイデルベルク着が2時間も早くなることがわかった。同じ距離を船で移動するのに、ライン下りはライン上りより1時間程度短い時間で済むこともある。
そこで計画を変更し、ライン下りを利用することにした。連絡がよいということは、例えばビンゲンでの接続時間が40分しかないということをも意味する。そのビンゲンの接続について、鉄道の駅と船着き場との間がどの程度離れているのか、事前に調査することができなかった。

ケルン駅にて列車の到着を待つ。ところが、われわれの利用する列車が昨日に続いて遅れているのだ。本日は20分の遅れである。これはひょっとしてビンゲンで船に乗り遅れるのではないか。
当初の予定に戻り、途中コブレンツで各駅に乗り換えてザンクト・ゴアールに向かい、ライン上りの船を利用する方法もある。これであれば連絡時間が十分にあるので問題ない。
いろいろ考えたが、取り敢えずライン下りの計画のまま進めることにした。もし予定した船に乗り遅れると、次の船は時刻表によれば3時間後だ。それでもハイデルベルクに7時には到着する。当初の3時間遅れだが。

前日予約した指定席は、対面4席の個室だった。女性の先客が一人いる。下の写真は個室車の廊下から撮った写真である。

出発するとすぐ、女性乗務員が検札に来た。ついでに「飲み物は何にしますか」と聞く。そうか、一等は飲み物サービスがあるのかと思い、紅茶を注文した。そして紅茶が運ばれてくると、「○○ユーロです」と催促された。無料サービスではなかったのである。しょうがないので支払った。
列車はライン河の左岸を走る。列車の左窓からライン河が見える。"Loreley"と書いた看板を川岸に見つけた。ローレライである。

結局、列車は20分遅れでビンゲンに到着した。さあ、急がなければならない。船の出発まで20分しかない。
しかし、船着き場らしきものはぜんぜん見あたらない。ライン河と思われる方向に歩き始め、跨線橋を渡ったのだが、渡りきったところで止められてしまった。何かのお祭りの入場券を持った人のみの入り口だった。
やむを得ず跨線橋を戻り、エレベーターがあったのでそれで地上に降りる。ちょうどタクシーが待っていた。仕方がないのでそれに乗る。「KD社の船」というと走り出した。
ところが運ちゃんが言うには、普段なら最短距離で船着き場に着くのだが、今日はお祭りがあるので遠回りしなければならないとのことだ。恐ろしく遠回りし、Uターンしたと思ったら渋滞である。「もう間に合わない」と大声で叫び、運ちゃんをけしかける。運ちゃんも焦って反対車線に飛び出し、やっとのことで船着き場に着いた。
そしてタクシーを降りたところ、目の前の船着き場から船が出ていくのが見えた。一歩違いだったのだ。

次の船は3時間後だ。船着き場で教えられ、250mほど離れた別の船会社に行ってみたが、次の便は3時間近く後であって同じだ。それなら、ユーレイルパスで乗船できるKD社の方がいい。

とにかくおなかが空いたので、食事の店を求め、大きなトランクをごろごろ引きながらビンゲンの街を歩き始めた。街中へ入ると上り坂である。なかなか気に入った店がない。
やっとのことで1軒の店を見つけ、入った。
  
英語のメニューはない。英語がわかる男性の店員がやってきて、話を始めた。「一人分を二人でシェアしたいのか」と聞くので、その話に乗ることにした。「リングフィッシュはどうか」と聞くので、なんだかわからないがそれに決めた。
出てきたのはイカのフライだった。たっぷりのポテトフライと一緒だ。野菜サラダが2皿ついてきた。さっきの店員が「これは自分からのサービスだ」という。ありがたく頂戴する。
  
食事の分量はちょうど良かった。食事を終わって店を出ると、目の前の丘の上にはお城らしきものが見える。右上の写真だ。

まだ時間は十分ある。ゆっくりと船着き場(上の写真)に戻った。

戻る                            続く
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