帰りの電車の中で携帯を会社にわすれて来たことに気がつく。
携帯が身近に無いと不安になるものです。
ゆえに、明日 会社を休むつもりだったけれど、午後から出勤することになる予定...
マンションの前に来て、鍵をバッグから取り出す。
...えっ、無い?
マンション入り口の もう帰ってしまった管理人室の受付窓口にバッグを置いて、
バッグ中身を再チェック....
うーん....,、何処を探してもありません。
いつも、このメインの棟のポストから新聞を取って、自分の棟へ行きます。
4つの棟からなる100戸のマンションです。
しようがない、自分の棟へ行って、オートロックの入り口を出入りする人がいたら一緒に
入らせてもらおう、
時間は夕餉の時刻、7時半...
なんということでしょう、こんな日に限って一人も通りません。
焦って、汗は吹き出し、どうしよう、とたたずみます。
わたしは角部屋、隣の部屋は 男性が一人暮らしというのはわかっているけれど、
たまにドアそばで挨拶をする位で顔も覚えていないし....
さわ急便が迷子になったときにお世話になった階下のお宅に連絡して
オートロックを開けてもらおう!
早速、ピンポーン、
定年退職されて優雅なご夫婦のご主人がまず出てくれました。
ドアを開ける操作がわからないようで奥さんが次に...
少々、ご夫婦が ドアの開け方で 戸惑っていらっしゃるようです。
しばしの沈黙,,,,,,
エレベーターが上がって来て奥さんが ニコニコと登場してくれました。
速やかにドアが開き、棟の中に入ることが出来ました。
奥様とは 同じ棟の1階と4階に住んでいるのに 何と、1年ぶりの再会...
あの事件が無かったら、知り合うことも無かったし、こうやってオートロックのドアを
開ける為に わざわざ お部屋から出て来てもらうこともなかったでしょう...
お礼を言って 奥様と別れて、部屋の前にたどり着きます。
秘密の場所から こんなとき用のスペアーの鍵を
出して部屋に入ることが出来ました。あ~、助かった!
部屋に入ったら、本日の暑さもあり、疲れが どっと出ました。
食後は当然、TVの前で夢の世界へ...
しかし、携帯は忘れるし、今まで無くしたことがない鍵まで
なくしてしまうとは..... すべて、この暑さの為?、
うん、気を引き締めよう!
<追記>
翌日、会社の机で携帯がわたしを 呆れた顔して待っていました。
やれやれ、
しばらくして、机の上の積み上げてある雑誌などを かたそうとしたら えっ、マンションの鍵が
不機嫌な顔をしてわたしを見つめていました、ひぇ~っ、すべて、わたしの
だらしなさが原因でした。