厳かなるメリハリっ子

モラハラ妻から逃れて20年。70歳に向けて厳かな人生を送る年金受給者のブログです

98 35.5 66 86-138 9325 年金事務所に行った。はがきを投函した。

2020-06-05 08:59:04 | 日記
アメリカの暴動だが、現在の日本では考えられない。

まず、日本人が暴動を起こし、略奪行為に手を染めることは想像もできない。

では日本にいる外国人はどうか?これまでも多くの外国人犯罪が報道されているが、いずれも散発的な犯罪で、組織的なものは聞かない。もちろん、ヤクザの外国人版があちこちで跋扈しているとは思うが、白昼堂々と店を襲うことはないだろう。

なぜだろう?よく考えてみる必要もあるかもしれない。

私が中学生のころは学生運動が盛んで、決起に早く学生さん達が道路の敷石をはがして機動隊に投げつけたした。火炎瓶というものあったね。

私は中学生なりにこれを冷ややかに見ていたし、高校に入った時も、運動にかぶれた同級生が誘ってきたときも、きっぱりと断った。

世のため人のためになると思えなかったからだ。

実際、今になって考えてみると、学生運動が日本と日本人になにか貢献したことはあったのだろうか?

彼らが一応目指していた社会主義的な世界は結局おぞましい世界でしかなかった。そもそも目的が間違いだったのだ。

昔も今も私がネガティブに見ている学生運動だが、少なくとも彼らの中で騒ぎに乗じて店を襲ってものを奪いなどという輩はいなかった。

私が日本で暴動が起きないと思う理由は、この学生運動が示したある意味での「清潔さ」にある。

とはいえ、運動にかられて何人もの警察官などが殺害されたことは決して許してはならないだろう。

*****

今月65歳になる。つまり高齢者だ。

いろんな手続きが続く。

まず、介護保険の保険証が届いた。封筒を開けて、「?なぜ母親の保険証がまたくるの?」と思った。よく見ると、そこの書かれている名前は自分のものだ。

なんと、私も開保保険の被保険者になったのだ!

ちょっとしたショック。介護とか介護保険とか、自分とは無縁のものと思ってここ数十年生きてきた。

それが現実に直面することになった。

別にシュンとはしないけど、紙の保険証はいかにも頼りない。財布にも入らないので、保管場所にこまるぞ。

次に年金請求書というのが届いた。

65歳で年金をもらうのか、70歳まで繰り下げるのか。その選択をすることになる。

届いた書類には、70歳まで繰り下げるとどれだけメリットがあるか力説されている。しかし、姉にも電話して相談した結果、65歳からもらうことにした。「国からもらえるものは、早めにもらうに越したことはない」と姉のとある知人が言っていたらしい。

70歳前に死ぬかもしれないしね。

ということで、具体的にいくらもらえるのか、地元の年金事務所の相談窓口を予約して聞きにいくことにした。早速、今日午後に予約が取れた。

この年金の額を確認してから、会社から毎月もらっている役員報酬の額を変更することにする。

高齢者用肺炎球菌ワクチン予防接種の案内もきた。これも65歳を節目とした措置らしい。

これも早速行きつけのクリニックで予約した。

忙しい、忙しい。

公共のものはこれくらいだが、自分でかけていた保険の解約をどんどんすることになる。

まずは小規模共済の保険だ。これはかなり長い間かけているので、退職金代わりになるくらいの金額がおりる。今月中に電話して解約するつもり。

もう一つ、かなりの長期間にかけて入っていた第一生命の保険がある。これも解約する。今後10年にわたってまとまったお金が帰ってくる。

ということで、保険金がもらえるのは勿論助かるが、無視できないのが、保険を解約することで、保険の支払いがゼロになることだ。これが結構な額で、毎年負担だったが、一挙にゼロになる。まるで90キロの体重が75キロに落ちるようなものだ。本当に身軽になる。

結局、こういった手続きは死に向かってのアクションといえる。つまり人生、残りは死ぬことくらいなのだ。

それが明日なのか、20年後なのは、はたまためちゃくちゃ長生きして40年後なのかはわからない。しかし山の頂上を超えて、あとはひたすら長い坂を下るだけだ。

それを身にしみて感じる。

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午後、地元の年金事務所に行って、年金の具体的な金額を教えてもらった。65歳からの受領を選択して、はがきを投函した。

これで年金を死ぬまでもらえる。勿論、明日交通事故で死ぬ可能性はあるけど。

ネットでよく若い人達のコメントで、支払った分だけ年金がもらえる可能性はない、というのがある。

当然でしょ。だって、支払いが済んだ翌日になにかの事故で死ねば、年金は一銭ももらえないから。

しかし死ぬ程長生きすれば(ちょっと変な表現かな?)、確実に儲かる。

それが年金だ。

母親は今年93歳で、毎月年金をもらい、ほぼそれで老人ホームの料金をまかなっている。あとどれだけ生きるかわからないけど、もう完全に儲かっている。

それは単に母親がいい思いをしているだけではない。母親の介護費用が母親の年金でまかなえるので、息子も娘(私の姉)も、金銭的な負担、物理的な負担がほぼゼロなのだ。

母親にはそれなりの蓄財がある。年金で老人ホームの費用がまかなえているので、この蓄財はなかなか減らない。このままあの世に行けば、当然、私と姉が相続するのだ。

そしてこれは私と息子の間でも同様だ。

つまり、年金制度は、年寄だけでなく、その子供、孫までメリットを享受できる。そのことを、ネット上で年寄りは早く死ね、とか、このコロナ騒ぎで年寄りが死ぬのはいいことだ、などの暴言を吐いている若者はどれほどわかっているのかな?