八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

米特使、「原爆使用が何百万人もの日本人の命救った」

2007-07-06 14:21:59 | 政治
久間発言をフォローするかのようなこんな発言がでてきた。


【記事 1】米特使、「原爆使用が何百万人もの日本人の命救った」

2007年07月04日19時00分

 米政府のロバート・ジョセフ核不拡散問題特使(前国務次官)は3日の記者会見で、広島・長崎への原爆投下について「原爆の使用が終戦をもたらし、連合国側の数十万単位の人命だけでなく、文字通り、何百万人もの日本人の命を救ったという点では、ほとんどの歴史家の見解は一致する」と語った。

 米国とロシアの核軍縮枠組みづくりに関する会見での発言で、久間前防衛相の発言問題と直接絡んだものではない。ジョセフ氏は、「原爆を使用した米国が核不拡散について訴える道義的な根拠があるのか」との質問に対し、「米国は核不拡散で指導的立場に立ってきた」などとかわした。

 米国の歴史学者の間では、原爆使用と終戦の因果関係は必ずしも明確ではない、という学説が有力だ。だが、特使発言のような見方は、保守派を中心に米国内でなお根強い。米政府はこれまで原爆使用について謝罪したことはなく、ジョセフ氏もこれまでの流れに沿って原爆投下の正当化論を繰り返したものとみられる。


それに対する日本側の反応。

【記事2】「原爆正当化、抗議せず」と官房長官 米特使発言

2007年07月06日02時56分

 塩崎官房長官は5日の記者会見で、米政府のロバート・ジョセフ核不拡散問題特使が広島、長崎への原爆投下を正当化する発言をしたことについて、「発言の性格は個人的に行ったものだと聞いている」と述べ、日本政府として抗議しない考えを示した。

 塩崎長官は「抗議をすることよりも、人類にとって多大な悲惨な結果をもたらす核兵器が、将来二度と使用されることがないように核廃絶に向けての取り組みを強めていくことが大事ではないか」と語った。

事実は違う。ジョセフ発言は間違っている。

マッカーサーは日本に原爆投下は不要だと考えていた。
日本がスターリンに降伏についてアメリカとの交渉を仲介するように依頼した事実を知っていたから。

また当時のバーンズ国務長官は、日本に原爆を投下して「原爆の威力を示せば、ソ連はアメリカの軍事力を痛感するだろう」(ガー・アルペロビッツ『核外交-広島とポツダム』)と考えていたとのこと。

そして7月24日、ポツダム宣言が出る前に投下命令が出されていた。
歴史的には鈴木首相が7月28日記者会見して言った「黙殺」という言葉がreject(拒否)したと海外の新聞で伝えられ、原爆投下の口実を与えたことになっているが。


原爆を投下したのは対日戦を早く終わらせ、上陸作戦によるを避けるためという理由は軍事的観点からはその必要がなかったことは今や常識とされている。人種的偏見という要因もあげられている。また、トルーマン大統領の性格に起因する、つまり男らしいところを見せたくて原爆の投下を命じたという説もある。


自衛隊のアメリカの補助兵化、グアム移転などに見る日本の血税の強奪、郵政民営化よる日本資産のアメリカに加えて、「原爆正当化、抗議せず」? … 日本はどうなる?


最新の画像もっと見る