八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

あしなが育英会:奨学金希望者が過去最多

2006-04-30 04:19:30 | ニュース・時事
【記事】毎日新聞 2006年4月29日 18時38分 最終更新時間 4月29日 21時01分)
あしなが育英会:奨学金希望者が過去最多 格差拡大影響か

 病気や災害、自殺などで親を亡くした学生を支援する「あしなが育英会」(玉井義臣会長)に、高校進学の奨学金を希望した中学卒業生が今春、過去最多の1360人になった。奨学生の総数も増え、年間の貸与予定総額は93年の発足以来初めて20億円を超えた。同会は「大企業が景気回復する一方で、母親のパート収入が減った遺児は高校進学もあきらめざるをえない」と格差拡大の実態を訴え、寄付を増やす新たな方法を検討している。

 同会が今年度、奨学金貸与を予定する高校・大学生らは5343人。貸与額は20億5000万円で、前年度の実績より8・3%増えた。貸与している母子家庭の平均勤労年収は131万円で、一般家庭の3割未満という。

 奨学金は学生街頭募金や定期的に寄付をする「あしながさん」に支えられているが、繰越金は年々減っている。秋には新規あしながさん募集キャンペーンを実施し、ホームページからも寄付できる仕組みも導入する。

 春の街頭募金は30日まで、全国250カ所で行われる。郵便振替(00140-4-187062 あしなが学生募金事務局)は随時受け付け。

 ◇善意無駄にせぬ

 「奨学金を知らなければ、娘の高校受験は難しかった」。埼玉県の母親(44)はそう話す。昨秋、乳がんの手術を受け、今年1月には会社員の夫がくも膜下出血で急逝。学校に同会の奨学金を紹介され、長女(16)は県立の進学校に合格した。

 工場でのパートは時給750円。抗がん剤の副作用で月の半分も働けず、社会保険を払うと手取りは2万円程度の月もある。高校の月額授業料とほぼ同額だ。

 高校生になった娘は毎日、夜遅くまで勉強している。母親は「善意を決して無駄にせぬよう、娘も頑張り、私も早く元気になりたい」という。【磯崎由美】

【コメント】
このニュースはhttp://jirodokudan.cocolognifty.com/jiro/JIROの独断的日記ココログ版さんのところで知った。

小泉首相は交通遺児の代表が官邸を訪れたときも視線を合わせようとしなかった由。栗本慎一郎氏が週刊現代で述べたように小泉氏は「欠情」の人。血を分けた我が子にすら冷淡な人。ましてや他人には。そういえば、以前横田滋さん夫妻がハンストを行ったときも夫妻と顔を合わせないように出入りしていたし、香田証生さんが人質となった際も何の工夫もなく「テロには屈しない」と言って香田さん殺害の引き金となった。

小泉氏の個人的資質はともかく国のシステムとして支援を行うべきではないだろうか。談合で数千億円、先の実態のない原稿料で厚労省職員に払った3億円など無駄使いさえしてなければ奨学金の原資となる資金はいくらでも充当できるはずである。
学生による募金活動が4月22日から行われていたようだが、セーフティネットや機会均等を政府が標榜するなら、このような1つの組織が自助努力のみに頼らなくてもいい社会にするべきだと思うが。

もし、この記事を目にする方がいらしゃるなら、300円から募金が可能ということなのでよろしかったら、こちらからご支援のほどをよろしくお願いします。


最新の画像もっと見る