京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「勿忘草の時間」

2016-04-26 09:21:26 | 時計修理

4月26日火曜日。
写真は神戸で戦災、震災を生き残ったドイツ製の掛時計です。お客様の寄贈品、悲劇を忘れないように入り口にかけてあります。

昨日二十五日は福知山線脱線事故から11年目。早いものですね~!
同志社田辺キャンパスへ向かう通学電車の事故でした。お亡くなりになった運転手さんは即刻火葬にされてしまい噂されていた薬物被害の実態も謎のまま残されました。
いまだにJRでは覚せい剤の一斉検査も実施されていないので今ある恐怖は残ったまま。

今朝の日経新聞では一刻も早く忘れたいのでしょう。追悼式など一行も関連記事は載せていませんでした。
不思議なことにチェルノブイリ原発事故の話題をしつこく載せているのは何かの意図がかくれているのでしょう。
「くだらん悪夢は早く忘れろ!」ということか?
同志社女子・音楽科女性の被害者はモーツアルト「魔笛」を二度と歌えない!この悔しさを忘れない!

「あんた!電気は大阪ガスに変えたか?おいらは変えたぞ!」なじみのお客さんが言う。
放射線まみれの電力は使いたくない。
まして寄付金の名目で原発立地地域に多額の不明金を流す企業では信用できない。
メディアこぞってこの献金問題を隠して赤字経営の値上げ騒ぎにはもうウンザリしている。

この関西電力からの献金で福井・大飯、高浜の子供達はスポーツ合宿名目で豪華な九州・沖縄旅行が楽しめるそうだ。参加しなかったらいじめに繋がりそうなので全員参加のイベントだと言う。
原発では事故の恐怖しかない京都の子供達と福井の子供達では思い出も違ってくるか?
「電力自由化のすぐに申し込んだけど時間がかかるものですね~!」と返事しておいた。
福島の原発事故はもはや昔話でオリンピック・エンブレムで大騒ぎです。

私の工房では6月にKDDIとの契約が切れる問題がある。
5年前にNTTからKDDIのサービスに乗り換えた。ところが6月限りでメタルプラスサービスをあっさり止めると言う。クレームを伝えると返事は「他社に切り替えて下さい!」とあっさりしたものだ。
たった5年でギブアップされても困るがそのままほったらかしをしていると毎日のように電話関連の迷惑営業電話がかかってくる。
そのたびに仕事の手が止まる二重災害だ。
KDDIに個人情報漏れ被害の報告をしても無駄。
たまらずNTTとの契約を進めたとたん迷惑電話がかからなくなりました。実に不思議だ。

NTTとの工事などの打ち合わせに出た担当者が東北・宮城県のなまりの人でした。仙台市内に住んでいたころを思い出してとっさに言葉を盛岡なまりに切り替えました。懐かしい。私の自慢が日本語のトリリンガル!長崎語、盛岡語、金沢語ならすぐに話せます!
「んだぁなは~ん、それでいってけで~。おがねのことはいいがら、早くやってけで!ところで親切なお兄さん!今日はごんぼうほりでございました。さようなら~」
東北の地震・津波のことは忘れない!

「わたしひとり 勿忘草の こちら側」浅利康衛。
勿忘草は春の花。こんなことまで忘れそうになっていました。

今日も無事に生き残った私。明日は工房がお休みの水曜日です。朝一番で京博にいって「禅」の特別展を堪能してきます。
工房にたどり着くのはお昼くらいか?
水曜日のお客様は午後からおいでくださいね!お待ちしております。











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