京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のタテカン時間」

2018-06-14 09:08:04 | 時計修理

6月14日木曜日。
嵐山「若鮎祭」アユが美味しい季節になりました。昨夜、アユ骨抜きの練習をやって来た!

明日は弘法大師のお誕生日。知恩院の手作り市となにかとそわそわする日。
この日は何か忘れ物をしたような一日になります。気を静めてじっくりと時計に向かいます。

昨日は早朝時間が空いたので上賀茂神社へ散策してきました。
神馬堂のヤキモチ屋さんは開店前なので残念!
整備されたばかりの参道の白砂に私の足跡だけを残して歩く。何となく申し訳ない気分です。

「花菖蒲」が見ごろ!こんなに美しい花だったのかいなぁ~!とお賽銭も多めに30円入れて眼の保養に感謝します。
京都は仲良しさんの街。
鴨川べりに仲良しカップルが気持ちよく等間隔に座っています。
大人になっても西陣地区では仲良し夫婦が目立ちます。
お亡くなりになった後でも仲良しお化け。お彼岸の頃には大宮通りを夫婦がお散歩を楽しみます。

「いっぱいお店が並んでいるけどほしいものが一つもない商店街」渋好みカップルの散策にちょうどいい街なのだ。
その北のはずれに工房があります。

夫婦仲がいいのは職住一体がその理由でしょう。
「誰に飯を食わせてもらっているのか?わかっとるのかぁ~!」は女性のセリフ。
当然織物など伝統工芸品は嫁さんと一緒だ。嫁さんのほうが家事が多く重労働なのです。
男たちは嫁さんにメシを喰わせてもらっているのが応仁の乱からの当たり前の常識です。
機織りの仕事をしているご夫婦に熟年離婚はあり得ない。

友禅のお仕事のご夫婦はタグホイヤーのペアウオッチ。
電池交換ペアで2000円。20分もあれば十分。そのあいだ仲良く京都生協でお買い物。
30年ほど前のダイバーウオッチが両方ともリューズがすり減ってかまぼこ状態になっています。
肌が当たる部分が汗で長年使うと金属を溶かします。
それぞれ生き延びたペアウオッチには迫力があります。

明日は百万遍の手作り市。残念なのが楽しみだった京大の看板が撤去された。
元々この京大の土地はいわくつき。
石垣から人の手がにゅるっと出てくる気持ち悪い石垣だという。それを見た人は気を失う。
そこでいつの間のにか看板で石垣を覆い隠すようになった。
その石垣の看板が無くなったのでここを歩く際には人の手にご注意!

同じような名所が堀川一条通り。車では西行き一方通行です。これはお亡くなりになった人が気を変え街中へ戻ってこないような知恵。
クルマの風?で西へ西へと冷たい空気が流れています。

千本通りを今出川から上がると急にバスが揺れる。
卒塔婆千本通り。ここで目を覚めるような京都市の思いやりがある。
立命館、佛教大学の学生さんたちが居眠りしたままあの世に連れて行かれないように揺り起こすありがたい心配りなのだ。
40年前の私の学生時代からこの道は凸凹の名所です。おしゃべりな大坂人はここで舌をかむ。

外人観光客人気スポットが発表された。
伏見稲荷が相変わらずトップを維持。やはりあの焼鳥の味が忘れられないのだと思う。
なんと京都駅ビルもランクインしていました。
表と裏の景観のギャップが京都人の性格をよく表しているのが人気か?

近鉄側から見るとまるでスラム。映画のブレードランナーを思い出すサービスがある。
「信長はんならすぐ叩き壊すぞ~!」と京都に信長さんが出てくる名所。

ところでロバート・デニーロとトランプの仲が悪いようだ。お互い批判し合っています。
これがなんともうらやましい。
日本では俳優まもアベノご夫婦に忖度する国。
政権を批判していたジャーナリストがいつの間にか自民党の政治家になっていたりする国です。
「カンバン」がコロコロ変わる国なのだ。

私には「アメオトコ」の看板がある。
昨日は梅雨の水曜日なのに雨は降らなかった。それでも阪神タイガースは予定通り負けた。
調子の悪いトメさんや敗戦投手の尾中のおかげでアメオコトのカンバンは維持されました。
それにしてもドラフト一位のババは出てこないがどうしているのか?
今年も「ババ踏んだ!」金本監督。
猛虎打線のカンバンは京大のタテカンと一緒に降ろされたのかいなぁ~?

工房のカンバンは「売るのは技術だけ!残り1%希望の店」です。
今日も18時55分閉店。お早めにお越しくだされ~!








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