●東京足立区の111歳の老人が既に亡くなって白骨化していた事件を皮切りに、日本中で高齢者の存在が問題となっている。
それにしても「20年前に会ったきりです」とか、「今どこに住んでいるのか分かりません」などと言う“いいかげんな”発言にビックリさせられる。
年金の不正受給はもちろん犯罪ですから責められなければならないのですが、高齢の親がどこに住もうが、何をしようが関係ないと言えば、その通りです。
でも、世知辛い“ですね。
■農耕を生業とした極貧の時代には直系家族を中心とする大家族でなければ生きられない。
実際、私は昭和30年生まれですが、30坪程度の長屋に、15人前後が暮らしていた。
居候などもいて、とにかく人が多くいた。
◆核家族化などと言う言葉が出たのが、昭和30年台。
2次産業で収入を得られるようになり、若い世代でもアパートに住める時代“ニューファミリー”の出現です。
“DINKS”でいつまでも青春を謳歌する世代。
そしてジングルマザーでも、子供を育てられる収入と社会保障の充実。
★高齢者も年金のおかげで、一人暮らしができるようになった。
子供に嫌味を言われずに、嫁との衝突を避けることができるようになった。
大家族⇒核家族⇒個人の時代への変遷が今回の事件に現われたようです。
欧米諸国では老人は、若い人と離れ個人で住む傾向を好むようです。
一人で生きられなくなると老人ホームへ入所。
果たして、これでいいのかな~?
そんな思いと話しは続きます。