PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

中国毒ギョーザ /だから地産地消

2008年01月31日 | ロハスな生き方
●報道によれば、中国産のギョーザを食べた方が食中毒を起こし5歳の女の子は重体との事。食べ残しのギョーザからは有機リン系の農薬が検出されたとの事。
輸入元のJTの子会社、加ト吉、販売店のコープなどの関係者は販売停止、商品回収に追われている。
       
■不思議な点:中国で生産される野菜には日本で禁止されている農薬を大量に使用する為に残留農薬が規制値を超える事例は数多くある。しかしギョーザに使われる野菜は数割、しかも洗浄され加熱されている。その加工品が中毒を起こすことは考えられない。
考えられる事は製造工程で農薬が混入した事故、または誰かが故意に混ぜた事件であろう。

◆季節にもよるが我が家では食卓の7割は”地産地消”いわゆる”顔の見える食材”でまかなっている。夏場にはそのほとんどが家庭菜園での収穫である。鶏も飼ってるから卵も自家製。
安全・安心な食材を食べられる幸せに感謝している。

★仕事では中国の有機認証野菜の生産・流通のプロジェクトを進めている。今回の事件はビジネス上かなりの追い風になる。中国の急速な発展はご存知の通りでキャッチアップされるのは時間の問題である。
 しかし歪な発展を遂げている点も否めない。貧富の差もそのひとつである。飢え死にしそうな浮浪者の近くで3000円/2kgのコシヒカリが飛ぶように売れている。

★★今回の事件も中国の汚点であり、またまた信用を失墜した。
何度も言うように食に関して最も大切な事は安全・安心より信用・信頼を得る事である。それは一朝一夕に構築することはできない。しかも崩れ去るのは一瞬である。これで当分、中国産のギョーザを買う人はいませんね。