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高度生殖医療、体外受精で妊娠!主に出産までの記録をしていきます。

体外受精(IVF)の費用 まとめ

2012-06-21 | 妊活

 

今日は、体外受精の費用について覚書のようにしてまとめておきたいと思います。

ダラダラと箇条書きみたくするので読みにくいかもしれませんが

もし、体外受精を考えている方があればご参考になさってください。

 

 

通っていた病院は東京都足立区の臼井医院です。

タイミング法なども試しましたが、

今回の記録は体外受精のために開始した診察(生理3日目。H24.2.3)から

採卵や移植を経て、妊娠10週で臼井医院を卒業するまでの(H24.5.14)記録です。

以下、平成24年の表記は省略します。

 

 

 

また、東京都の「特定不妊治療費助成事業」への申請で

病院からの証明書では2.7~3.26までの治療を不妊治療の対象としているようです。

その後(3.27~5.14)は「妊娠の継続」のための治療となるので、不妊治療としては対象外のようです。

ただ今回、『不妊治療・体外受精の費用』としては「妊娠の継続」のための治療も

私は含んでいると考えています。

(体外受精の場合、移植までにホルモンなどの操作をしているので、

妊娠成立後自然妊娠と同様のホルモン分泌やその他体の変化が起こりにくい。

そのため再度操作して補充しなくてはならないのです)

 

 

ちなみに臼井医院では、費用もHPに掲載されています。コチラ

私もそうでしたが、これだけ見ると30万円くらいかなーなんて考えてしまいました。

でも実際そんなことありません。

治療費はこれだけじゃないこともお伝えしなくてはと思っています。

採卵や移植に至るまでの、ホルモン補充などの処置費用がだいぶかかります。

そこもしっかり記録したいと思います。

 

 

ということで2.3~5.14までの記録です。

おおまかには

2.3~2.18  採卵準備、採卵、移植の可否決定まで(この周期は移植できなかったため受精卵の凍結保存で終了)

2.28~3.26 移植準備、移植、妊娠成立

3.29~5.14 妊娠継続のためのホルモン補充、経過観察

ということになります。

 

 

では、費用の記録。

薬処方の錠数などは、メモをしなかったので正確ではありません。だいたいの記憶です。

ちなみに、不妊治療としては超初期の知識ですが、保険適用はありません。すべて自費診療です。

(ただしの初回の診察2.3と、卒業の5.14は保険診療でした)

 

2月3日】   

生理3日目で「今周期体外受精をします!」と決まってからの診察。

診察、内診、採血、セロフェン10錠

570円。(保険診療)

 

2月7日

診察、内診、採血、注射(フォリスチム150)

26,950円。

(前回2月3日の一部自費診療分も含まれているとのこと。感染症の採血検査とからしい)

 

【2月9日】

注射(フォリスチム150)のみ。

7,800円。

 

2月11日

診察、内診、採血、注射(ガニレスト)、イトレリン点鼻薬処方

採卵当日に使うボルタレン座薬処方、夫の採精用の容器

23,350円。

 

2月13日

採卵当日

体外受精初診料(初回のみ)として52,500円。

採卵費用52,500円。

培養費用(採卵9個×10,500円。ただし上限は63,000円なので)63,000円。

採卵材料費31,500円。

夫の感染症採血検査5,250円。

合計204,750円。

 (その他にプラノバール14錠、抗生剤が処方されているが、どこに計上されているか不明)

 

2月16日

診察、内診。9つ採れたの卵のうち受精したのは1つだけで、今日は移植しないと。

5,000円。

 

2月18日

診察、内診。移植せず次周期に持ちこし決定。受精卵は凍結。

5,000円。

 

【移植できなかったためここでいったん、次の生理がくるまで診察はお休み】 

 

2月28日

生理2日目。新しい周期に入る。

診察、内診、採血、エストラーナテープ30枚くらい処方

(この時体外受精以前から内服していた薬処方があり保険診療分の会計はしたが、

自費診療分の請求を会計側が忘れたため、3.12に一緒に支払う)

 

3月8日

診察、内診、採血、エストラーナテープ数枚処方

8,050円。

 

3月12日

診察、内診、採血

エストラーナテープ数枚処方

デュファストン30錠くらい、プラノバール10錠処方

3.8分も合わせて19,410円。

 

3月16日

シート法実施。

デュファストン20錠くらい、抗生剤処方

7,300円。

 

3月19日

いよいよ移植

移植費用73,500円。

アシストハッチング費用31,500円。

解凍技術料31,500円。

その他おそらく移植費用の63,000円、

抗生剤、デュファストン42錠、エストラーナテープ数枚処方を合わせて

210,560円。

 

3月24日

注射のみ(名前は聞いてないが、プロゲステロンの注射。

今回は2ccとのことだが、以後はすべて1cc。)

2,050円。

 

3月26日

診察、採血、注射、ルトラール30錠、エストラーナテープ数枚処方

8,300円。

 

【この時点で妊娠の有無が判定されたため、助成金対象としての治療期間は終了】

 

3月29日

診察、採血、注射、ルトラール42錠、エストラーナテープ数枚処方

(以前処方のデュファストンの残り6錠を引き取ってくれて、料金からもマイナスしてくれるとのこと)

9,990円。

 

【4月2日】

注射のみ

1500円。

 

4月5日

診察、内診、採血、注射、ルトラール42錠、エストラーナテープ数枚処方

10,230円。

 

【4月9日】

注射のみ

1500円。

 

4月12日

診察、内診、注射、ルトラール42錠、エストラーナテープ数枚処方

7,250円。

 

【4月16日】

注射のみ

1500円。

 

4月19日

診察、内診、注射、ルトラール42錠、エストラーナテープ数枚処方

8,930円

(余談ですが、4.12と内容は同じなのに値段が違うのってなんでだろう)

 

4月26日

診察、内診、ルトラール70錠、エストラーナテープ7枚処方

9,350円。

 

5月7日

診察、内診、ルトラール10錠処方

おそらくその他に東京都助成金申請書類作成料3,150円だったかな?が含まれてると思う。

9,050円。

 

5月14日

診察、内診、紹介状作成

2,550円。(保険診療)

 

 

以上、体外受精から妊娠、専門病院卒業までの記録です。

 

ちなみに先にお話ししたように、東京都に申請した(病院側が記入した)費用は

2.7~3.26までの診察分で、途中の夫の採血費用を抜いた

523,270円です。

 

それで、今回私が思う体外受精の費用(2.3~5.14まで。夫の採血費用含む)は

 

590,940円

 

でした。

 

 

 

 

東京都から150,000円、葛飾区から100,000円の助成金が出る予定なので

実際は340,940円の出費となりました。

 

 

命に値段はつけられません。

 

 

でも、私は「結構うまいこといった」方だと思うけど30万越え。

 

 

たとえば60歳で子供を希望し、治療するのに援助することはないとも思うけど

必要な人がやっぱり費用のことで諦めることのないよう、援助は欲しいと思う。

 

もしこれで私は今回授からなかったとして、

すぐもう一度チャレンジするとなると

今年度中の葛飾区からの助成はありません。(年度1回のみなので)

東京都は初年度3回、以降2回の助成です。

1年に3回はまあ妥当な回数かな(治療を受ける方としても)と思うけど

2回は少ないと感じます。

たとえば2年で6回チャレンジすることの意義については、その人の年齢も含め議論が必要ではあると思うけど

年齢が若くて(実際の年齢、卵巣の年齢)、治療が確かに(確かに、という定義も難しいけど)有効である人には

安心して治療を受けてもらいたいとも思う。

 

むやみやたらに、助成金の引き上げを望むつもりはないけれど

私たちもそれなりに勉強した上で、必要な人に助成を、とも思います。

生活保護なんかと同じで、線引き云々難しいんだろうけど。

 

不妊治療している人の状況については線引きしないとして

年3回の助成が都道府県と市町村からあるといいな、と思います。

 

 

私だってまだまだリスクの高い妊婦ですが、

治療中の人たちが、早く希望通りの結果が得られるよう願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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