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高度生殖医療、体外受精で妊娠!主に出産までの記録をしていきます。

3/19臼井医院 体外受精ホルモン補充&凍結胚盤胞移植周期中盤戦その2

2012-04-05 | 妊活

 

 

さてさて、本日いよいよ「お迎え」日です。

妊活用語だと「受精卵を子宮内膜に戻す日」

介護用語だと「死が近い」

 

命のリレーとして使われるこの「お迎え」という言葉。

なんとも尊い言葉のように感じます。

 

 

昨晩、だんなさまから緊張してる?と聞かれて

緊張はしていない。明日は医者まかせだから。

採卵みたいに痛みがある訳じゃないみたいだし。

それよりも、移植から判定までの心の持ちようが心配だ、と返答する。

不妊治療してなければ、ここまでの細かい過程って認識できないから

なんだかとっても「明日、私、妊娠しますっ!」という気持ちだった。

もちろんちゃんと勉強したので、移植したってそこから着床して、育って胎盤ができて、、、

っていう過程はものすごく奇跡的なこと。

妊娠の成立まではまだまだ確率が低い。

でもなんとなく、一応生きているワンさまが私のお腹に入るので

やっぱり明日妊娠しますという感じ。

とっても不思議。

 

 

さて、当日。

妊娠宣言な気持ちなので前向きかと思っていたら結構神経質になっていた自分に気づく。

だんなさまと一緒に家を出て、何気ない会話でカチンとくる。

普段なら聞き流せるかもしれないけど、今日はとっても否定された気持ち。

そのまま別れて病院へ向かうと

以前のだんなさまからの否定的な発言が次々と蘇ってくる。

そしてバスの中でちょびっと泣けてくる。

いやあ、思ったよりナイーブになっておるな、私。

これは八つ当たりしてしまおう、と思ってだんなさまにメール。

すぐさま「ごめんなさい」というあっさり返信がきてまたキレる(笑)

もっと言うことはないのか。

絶望してるのか期待してるのかよく分からない。

女子ってほんと大変ね。やっかいだわ。

 

 

こんな状態でワンさまをお迎えできるのかと不安になりつ病院に到着。

今日の予約は8:45。

採卵の時(8:00)よりは遅いけど、やっぱり1日がかりだなって思う。

 

 

まずは採血。

E2    309.8

PRG  0.401

hcg  <=0.50

 

確かにE2は排卵前に増えるやつだから減ってきたね。

hcgは妊娠すると急上昇するホルモン。

もちろんまだ無いってことだな。

PRGは今の基準でどうなのか良く分からない。

でも先生は何も言わなかったので大丈夫だろう。

 

 

次はエコーで診察。

内膜12.6mm。いいんじゃないかしら?

先生も「まあまあですね。じゃあ融解して移植しましょう。」

ここで消毒。やっぱり痛いけど。。。

内膜が7mmくらいにしかならないと言ってる人もいる中、

12mm超えでもまあまあなんだなあ。

1mmが大きい生殖医療の世界。

 

 

 

まずはプロゲステロンというホルモンの注射。

子宮内膜の扇動運動を防ぎ、着床率を上げるとのこと。

この注射は1時間以上経つと効果が出て、4時間以上続くとのこと。

そのため、注射が終わったのは10時過ぎくらいだったけど

移植の予定は2番目で13時頃とのこと。

それまで外出OK。昼食も済ませてくださいとの指示。

 

 

まだお昼にするには早いので、曳舟川親水公園を散歩する。

なんとなく気分がとがっているし、何も食べる気にならなかったけど

とりあえずおにぎりだけ食べて病院に戻る。

途中だんなさまから謝罪の電話が来て、

ほんとに申し訳なさそうにしてたから、少し落ち着いた。

分かればいいのだ。(上から目線)

 

 

採卵の時と同じように術衣と帽子を被って準備。

手術台に呼ばれます。

前回同様、先生がちょっと笑えるキャラクターたっぷりの術衣で現れる。

モニターで、見せてくれたのは

1・凍結受精卵

2・アシストハッチングしたあとの受精卵

3・その後の融解し終わった受精卵

の3つ。

以前先生からの説明によると

1の時って、卵の外膜の大きさは変わらないけど中で細胞がキュって小さくなっている。

融解するとそのキュっとした細胞がまた大きくなって、

通常なら外膜を破って中の細胞が子宮内膜に潜り込むと着床。

2はその外膜を切ってあげて中の細胞を出やすくしてあげる作業。

卵の周囲が確かにギザギザしていた!

3は2に比べると確かに中の細胞は大きくなっていた。

 

ということで、ちゃんと生き返ってますよ、と先生から説明がある。

 

エコーで内膜や子宮底の位置を確認。

子宮底から1.5cmの所に卵を戻すって説明会で言ってたな。

奥のモニターでシャーレの中からワンさまがストローみたいのに吸い上げられる。

看護師が「1センチです。2センチです。」と言っている。

エコー画面で管が入ってきて、なにやら白い米粒みたいのが出てきた!

カーソルでその米粒を指している。これがきっとワンさまだな。

・・・移植終了。あっという間。

 

そのまま10分間手術台で安静。

その間に看護師から抗生剤や継続する薬を渡される。

さらに、ワンさまが入った時のエコー写真もいただいた♪

なんかほんと不思議ー。

 

 

ベッドに戻って30分の安静。

朝から気がとんがって興奮したせいかすぐ眠りにつく。

起こされても朦朧としていて、まあそれでも会計して帰宅する。

 

体の変化は特にないし、痛みのような経験値もなかったので

頭の中で「お腹にワンさまがいる」と思いながら、でもよくわからず帰宅する。

今日は夕飯は外食しよう。

きっとだんなさまもおごってくれるに違いない( ̄ー ̄)

 

 

だんなさまの帰宅後、改めて謝ってくれて

私も八つ当たりをして、終了。仲直り。

元気が出る鰻に決定。

 

ワンちゃんとの初食事は鰻になりました。

命をいただきます。ごちそうさまでした。

 

 

ワンさま、ちゃんとしがみついて、内膜に潜り込んでね。

 

 

 


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