冷たい雨降る2/25のことだった。
自身,釣具屋難民状態が続いている。平日は仕事疲れで釣具屋にいく気力がなくなることもしばしばだし,そもそも会社帰りだと「同じ店」ばかりで飽きていた。セコイから定期圏内で済ませたいのである。とにかく,釣りに飽きていないのに「釣具屋」に飽きているのである。
この日は朝から冷たい雨なので家事やら何やらやっても時間が余る。念のため,検索してみるか。
新宿歌舞伎町にタックルベリーだとお それは以前自分が行ったことがある店舗ではないのか いや違う。住所からして違う。最近のブログ更新まである。
そんなわけで出かけた昼間の歌舞伎町は,冷たい雨でも大混雑。正直,新宿の東口は疲れます...。
歌舞伎町一番街というもっともピンク色の道路から一つ外れたところにおなじみの看板見つけた。それが最初の写真である。
入ってみると...。
たしかにある。
3Fなので階段登ろう。ちょっと稼働が心配だ。
階段が朽ちていた。手すりも壊れているので要注意。
とても寒い日だったので手袋をしていたが,手すりがぐらぐらだった。以前行ったお店より「違う意味で」パワーアップしているじゃないか
入ってみると,ルアーしかない。用品もロクにない。いやいや,じっくり見てみよう。
価格が市場価格の半額ぐらいなんだが 新品なのに。どういうことだ。
ルアーはやはりダイワかと。最高級ラインをおよそ半額で買うことができた。
STEEZシャッドに至っては新品でこの価格。中古ルアーも売っていたが,そうだ,インフレ以前のベリー価格になっている感じである。
見ていると「ブームが去ったもの」「思い切って仕入れてそのまま在庫処分」という雰囲気のものが多い。オイオイ,ここは利益が出るのだろうか
そうすると,「海で釣りをするので,セット釣具ください」という人が来た。店員さんが「ご予算は」と聞いても「そんなの知らねえよ,とにかく釣れるやつくれ」で,もはや押し問答状態。
店員さんが「近くの上州屋さんに行けばきっとありますよ」とオススメまでしても「いや,ここで買いたいんだけど」の一点張り。お客の顔を見たら普通だった(失礼)ので,「お客さん,私も客ですが,上州屋に行くことをオススメしますよ」と伝えてようやく納得して帰っていった。
会計後,いろいろ店員さんに伺うと「ベリーの実験店舗」らしい。毎日全国からいろいろなものが来るらしく,在庫は把握できないらしい。
冷静にリールを見ると,リールから撤退したZPIのアルカンセが15000円で売っていたが「御免なさい,あの値段でも売れないかも」「グラビアスも近々同じ運命になるから仕入れには十分注意したほうがいいと思いますよ」などと,釣具店経営にまで口を出してしまって申し訳ない。
それにしても,この店舗ではっきりしたのは釣具の中古買取りなどももはや消える業種の予感がするということ。自身,リールの処分はフリマ等だけで,いわゆる「細々した面倒なルアーや,送料が面倒な竿」を売りさばいているだけだし。
いやいや,釣具のイシグロみたいな「ちゃんと整備する」お店なら別だろうけど。そう,リール・竿は特に高いのでメンテナンスが今後の鍵になっているだろう。
しかし,東京のベリーの立地は相変わらずだ。池袋,新宿,渋谷のうち,比較的まともな立地はきっと渋谷だけだろう。地方のベリーはロードサイドだけど。
それでも,メトロリバー至近には一軒もロクなルアー扱いの釣具店がないのも事実である。参考に,ヘラ釣りの人達に,どこで道具買っているのか今度聞いてみようかね。