オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【カリーナ1600GT】忘れられないクルマ,だ。

2023年08月16日 00時00分00秒 | オズマのクルマよもやま話

 たまに,いまだに,もうとっくに手放したクルマの中古車を観てしまう。

 それほどに好印象しか残っていない,AT210カリーナ1600GTである。

 このクルマの前にEF9シビックSiR-Ⅱに乗っていたが,雨漏りしたシビックをうまく売りさばいて半年間ほどクルマのない生活を噛み締めていた。

 ちょうど残業代のない「名目管理職」になり,気分的にすっかり落ち込んでしまった。給料が年収で50万円ほど減ったので,本当に最後の転職活動もした。

 ところが2004年3月。ネットで調べていると,世田谷・成城付近の世田谷通りに多くの中古車店があるようだとわかった。

 行ってみて,当時はまだ普通の中古だったスターレットGTなども見た。

 だが,図体のデカイ僕には乗れないクルマばかり。そうそう,町田にAE111レビンを見に行ったこともあるが,狭くて「これは無理」となった記憶もある。

 カリーナとの出会いは衝撃だった。まさにプライスボードが掲げられる瞬間だった。そして価格は56万円。たしか,7年落ち・45000キロぐらいなのに,ワンオーナーだったのでまったくもって「普通の乗用車」だったのだ。

 たしか,土曜日に見に行って翌日曜日には決めていた。そう,やっぱりクルマのない生活なんて考えられないということで。

 なにより,いまからもう19年も前の話である。若かったのだ。

 ミッションも純正5速。これに4AGE・165psエンジンである。VTECの160psに比べて車重が100kgも重いのだが,それでも十分軽快だった。

 いま振り返ると,自分で買ったクルマは全部MT。当時すでに絶滅寸前だったから,なおさらMTだった。カローラセダン1600GTの6MTも面白かったが,燃費にさして有利でもなく,手元が忙しくなるので5MTで十分だったかなと。

 それにしても,これら「90年代のクルマ」がメチャクチャ高い。壊れたら最後,代用品など出てこないのに平気で100万円以上する。AE86の500万円より「維持ができるかどうか」でいえば,いくら電装系が丈夫だったカリーナといえども,30年も経過して「何もない」ことはないだろう。

 2013年秋に手放すまで9年半乗って,故障らしい故障の記憶がない。ディーラー整備がずっと出来ていたし,洗車場もディーラーの隅っこを借りてよく洗車していた。理解ある店舗だった。さすがはトヨタだと唸ったものだ。

 それにしても,こうして中古を探すとたいてい「魔改造」されている。タイヤが50扁平にされていたりして,ちょっとそれはないかなと。

 純正タイヤのサイズって意味がある。シビックのときに195-55R15(純正は195-60R14)にしてしまったら,それがじわじわ影響して最終的にボディブローのように雨漏りしたからね。

 いやしかし。

 いざとなれば実家の軽自動車を借りればよい,という状態であってもクルマに乗らない。1月に乗った記憶がぼんやりあるが,もうクルマで行くところがないというか,ガソリン代も高いし,交通至便な東京に住んでいると,もう自分で維持する気分になれない。

 給料日に,社会保険料やら税金がガッツリ引かれているのをみると,それだけで「クルマ持ってたら,釣具が買えないや」なんて考えて,いや電卓を叩くのである...


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