TD-Z・USトレイル。2006年モデル。
SS-SVの製品紹介に「TD-Zの正統後継機」という件がある。
これが気になって,中古で激安(5000円以下)のTD-Z・USトレイルを購入した。
そのままでも使える感じがしたし,SVスプールがはまるのではと期待した。
そして,開けてみるとこんな感じだった。
ベイトリール分解整備は簡単だ。もはやダイワでも1時間で往復組み立て完了。
肝心のスプールは,USトレイルが36Φ,SS-SVが34Φなので,まったく互換性がない。
そしてSS-SVの進化を感じるのは,何より「ピニオンギアの強度UP」だ。
USトレイルのピニオンギアは「斜め」になっているだけ。これじゃあ「赤メタXT」といい勝負。
2006年といえば,自分は「ガンメタXT」を持っていた。あの剛性感といったら半端なかった。
そして,「銀メタXT」より早く「スコーピオンクイックファイヤー」(白いモデル)で採用された「クイック&タフクラッチ」は,この時代のダイワにもないのだろうか
事実,USトレイルには未採用である。
だがしかし
USトレイルとSS-SVは基本構造がまったく同じというか,同じ部品ばかりがある。
クラッチ,バネといったメイン部品はもちろん,ハンドルノブも互換性があった。
そんなわけで一応の清掃・OHは行ったが,もはやこれはSS-SVの内部部品取り機種として活躍する予定。
それにしても,USトレイルの長所は「ブラスギア」採用の一点に尽きる。
メインギアはやっぱり真鍮が好みである。
なにしろ,グリスが揮発しにくいし,滑らかな感じがすぐに再現できるんだよねえ...。