音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

第三回 「いたカフェ 架け橋」 開催いたしました~

2015-11-20 18:56:19 | 相談員 日記
相談員の高橋です。
更新も順調です。いや、順調ではないか…それもそのはず。いたカフェの準備をしておりました。



11月16日に成増アクトホールにて開催。ここは、定員42名。しかし、参加者名簿を見ると、事務局を含んで参加者54名…。大丈夫。机を出して、我々が立ち見して…下河原さんのお話を一人も多くの方に聴いて頂き、感動して、勇気をもらって、楽しんで、何より一人でも多くの人と繋がって帰っていただきたい。少々、定員より多いくらい大丈夫。

下河原忠道さん、到着。なぜか、私は緊張。写真を撮るのを忘れていました。
公演中は、話に夢中。ここでも、写真を撮るのを忘れる。ビデオはしっかりと撮りました。視聴希望の方は、相談室まで。永久保存です。

では、ここで、第三回いたカフェの内容を抜粋。

第三回 いたカフェ 架け橋 まとめ
平成27年11月16日(月) 18:30~20:45 
場所:アクトホール成増
参加:46名(事務局除く)
ゲスト:下河原忠道さん 「サービス高齢者住宅の未来」について語っていただく。

-抜粋-
こころに残ったことばたち

4年前に銀木犀をオープン。その前には、世界中の施設を見て回った。日本に帰ると、「冷たくて」「リスクばかり管理されていて」…と感じていた。なので、いろいろな趣向を施設にこらしています。おおよそ、高齢者施設/住宅には見えないし、高齢者施設/住宅では行わないことに取り組んでいます。

サ高住が住まいになる条件の一つに「安全性が限定されていること」があげられる。安全性の担保として、管理を生む。「管理は依存を生む」と考える。管理は、自立性の欠如、地域との関係の断絶、選択する自由を剥奪するものであり、「無気力を助長するもの」である。故に管理はしない。

この仕事に就いたときに「安心して死ぬことができる場所を作りなさい」と、看護師だった入居者に言われた。「病院は死ぬところではなく、元気になって自宅にもどすところ。死ぬ場所を作るために高齢者住宅の人たちががんばりなさい。」と。この言葉が、こと方との出会いが、原点です。

一生を終えたヒマワリは、アスファルトの上に葉や種を落とすと、ただのゴミになる。だけれど、土の上に葉や種を落とすと、次の世代に引き継がれる。これが、銀木犀。その人の命を次に繋ぐこと。

人はいつか死にます。人は死ぬ場所を自分自身で決めることができるはず。生活の場で看取る文化を取り戻すことが使命となった。

長生きの秘訣は、「人と人とのつながり」そして、「役割」である。意欲が能力を変える。心が動けば体が動く。我々、高齢者住宅のこれからは、もっともっと生活を「楽しむ」ことである。楽しむことのできる生活を。

※ここでは、すべてを紹介しきれません。本当に素晴らしい話でした。何度も何度も、ビデオを見返しています。宝物です。

座談会-言いっぱなしの聞きっぱなしの会-

「幸せな街に必要なものは何ですか?」


下河原さんにも、座談会に入っていただきました。


エイジングサポートの小川利休さんも。



・声をかけてくれる人がいる
・適度なつながりのある関係
・好きな時に人が集まれる場所がある
・物ではなく人が繋がっている
・でも、そのつながりを作ることが難しい
・お互いに助け合ったり、コミュニケーションを取ったり、高齢者施設に子どもが集まり、親が集まり、社会の縮図になるといいな。繋がりのある街。
・昔は、子どもが悪さをすると、近所のおじさんが怒ってくれていた。そんな風景が街から無くなっている。本当は、むかし、叱られたおじさんを、当時の子どもたちが助けてあげるような関係ができたらいいな。
・特養だったら、その中が街になるような。カフェとか交流の場があって、繋がることができる場所があるといい。介護とかPTとかNSとかだけではなく、街の人が施設に入って繋がれる場所があるといい。
・元気な街は、子どもが多い街。子どもが外で遊んでいる街。子どもがたくさんいれば、おじーちゃんや、おばーちゃんが、たくさんのことを、子どもに伝えることができる。
・人と繋がっていたい。とは言ってみたものの、隣の人のことなんかよくわからない。じゃ、明日からとりあえず、自分の周りからコミュニケーションをとっていけばいいのではないか。明日の職場からやってみます。


人と人とのつながり。あらためて感じました。大切です。


下河原忠道さん。超多忙な中、本当にありがとうございました。本当に素敵なお話しでした。幸せな街をみんなで作ります!

コーヒーをひたすら淹れてくれたくれた、看護さん。ありがとうね。
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