音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

研修! 研修! 研修!

2016-01-31 19:16:27 | 相談員 日記
こんにちは。相談員の高橋です。

私は、その昔、イタリア料理店でシェフを目指して働いていました。それはそれは、遠い昔。
当時、ワインについて、熱心に勉強した覚えがあります。
Est! Est! Est!という白ワインがあります。日本語に直訳すると「あった! あった! あった!」になるのでしょうか。
最高のワインを探し求めた中世の聖職者(時間があったのですね)が、このワインを飲んだ時に「Est!」と叫んだことが由来だとか…確か。

今日のブログを作成する際に、研修のことを書こうかな…と考えていたら、なんとなくイタリア料理店で働いていた当時を思い出したので、このへんてこりんな題名になりました。研修!研修!研修!

考えてみると、イタリア料理店で働いていたときは、研修なんてなかったよな…と。先輩の行動を見て、レシピはすべて口頭で伝達。メモを取りながら、目で、舌で覚えながら…みたいな世界でした。今もそうなのでしょうか。きっと、そうなのでしょうね。ですので、結構、私みたいなものが、ざるの隙間から落ちる小さな粒のように、コロンコロンと床に落ちて行くんでしょう。厳しい世界です。生き残りをかけるような世界。それはそれで良いと思います。

福祉の世界では?そんなことはないです。サービスの質そのもの、提供する側の知識や技術が、サービスを提供される側の幸せに直結する世界です。日々の勉強、研修などを通して、サービスの質を上げなければなりません。施設としても、個人としても、日々勉強です。仕事のない日には、個人的に興味のある研修や講義を聞きに行っている職員も多いと思います。

さて、私見はさておき、最近の音羽台で行われた研修を紹介します。
1月21日 サービスマナーと認知症対応
1月22日 トランスボードを使用したトランス
1月22日 末期の肺がんと終末期のケア
1月31日 ご家族向け看取り援助の準備の勉強会

来月もオリエンテーション、ストレス対応、そして、研修ではありませんが、2月22日には第四回いたカフェです。

1月21日の研修については、介護マネージャーより紹介を予定しているので、私は、トランスボードと終末期ケアについてご報告しますね。

当施設は、ノーリフティングポリシーを取り入れています。すでに、介護リフトは稼働しており、入居者と職員の安心、安全のために紆余曲折ではありますが、実用しています。リフトという手段がないトランスには戻れません。
そして、今回、トランスボードの採用となりました。


トランスボード自体は、さほど高いものではありません(それでも福祉用具は高いです)。問題は、トランスボードに対応できる車いすの準備でした。肘掛が跳ね上げられて、フットサポートが外れる種類の車いすが必要になります。それも、相当数。今回、どうにか20台以上の車いすをそろえることができました。この経緯はまた、今度、ご報告します。
この車いすたちが来てくれたおかげで、トランスボードの使用が可能となりました。当施設でのトランス(移乗介助)は、人力→トランスボード→リフトの手段から選ばれ、一番、入居されてる方にとって安楽な方法を選ぶことができるようになったのです。これは、大きな前進です。

もう、必死になって、講習を行い、全職員が使いこなせるように頑張ります。


もう一つ。
私たちの、みどりの杜クリニック院長 森川すいめい先生の研修です。


肺がんと終末期という題名です。

私たちは、看取り援助を提供しています。がんの終末期の方もいらっしゃいます。今回、肺がんを勉強の題材にしたのは、もちろん、今まさに肺がんの方の看取りを行っているからです。今回の勉強会には、そのご家族様もお越しくださいました。施設も職員も、ご家族も一緒に学びます。時には、当事者も学びます。
今回の勉強会では、森川先生がオープンダイアローグという手法を用いて、研修をコーディネイトしてくださいました。

オープンダイアローグ…じんわりと施設のあらゆる場面で広がりつつあります。まだまだ、初めの一歩ですが、医療の場面ではなく、コミュニケーションの手法としても、とても効果的なものではないかと感じています。まだ、感じている程度ですが、直観ですが、入居の方も職員も地域も幸せになるやり方だと感じています。

今回は、ものすごく個人的な考えのレポートになりました。お許しください。
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オープンダイアローグ…

2016-01-21 15:34:33 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

当施設は坂の上にあります。先日の雪で、ツルツル。雪かきをして体中が痛くなってしまいました。今週末も雪だとか…大変そう。

先日、森川すいめいさんの「オープンダイアローグ ハウジングファースト」についての研修に参加してきました。
当施設でも、本当に小さなところから、このオープンダイアローグという手法を取り入れていますが、私は、よく理解で来ていないことを実感していたので、何が何でも…と研修に参加してまいりました。


森川すいめいさんの研修(というか、勉強会というか、オープンダイアローグな研修でした)は、いつ参加しても楽しい。心ときめくと言っても過言ではないです。精神科医であり、鍼灸師であり、地域の在宅を支える訪問診療医でもあります。
オープンダイアログ(開かれた対話により、ニードをとらえ、幸せになる方法を本人と一緒に決める手法…ちょっと違うかも…)について、少し理解度が前進したような。
オープンダイアローグの研修なので、その進行もオープン(開かれており)でダイアローグ(対話)しながら、聴きたいこと、持ち帰りたいことなどを聞きながら進行。すごいな…。

写真は、オープンダイアローグの実践風景。なんか、みんな楽しそうでしょ。


森川すいめいさんの研修とあり、満員御礼な感じでした。席が大分足りなくなるというハプニング。その対応を、会場に来た人たちで決めました。森川すいめいさんからは、「みなさん、もう、オープンダイアローグは、始まっています」と(笑)。
そう、オープンダイアローグは、ハプニングも楽しみます。


まだまだ、理解はできていません。でも人を幸せにする手法です。わからないなりにも実践を繰り返し、自分のものにしたいと思いました。相談援助の専門職としても…。

オープンダイアローグのコンセプトを少し。
・事前に話し合わない。あらかじめ決めた結論を持たない。
・本人抜きで重大な決定をしない。
・説得しない。
・対話中にメモを取らない。
・話された言葉に反応する。
・リフレクティング(その人のことについて、その人の前で話をする)
・ホライゾンという感覚。(みんなの意見は対等)
・ポリフォニー。(ファシリテーターだけが引っ張るのではなく、参加者がみんなで意見を奏でる感覚)
・勉強を続ける。
・お互いが信頼しあえている。

もっと、勉強したいと思います。

告知です。
第四回 いたカフェ架け橋のチラシが出来上がりました。
興味のある方は、ご連絡ください。お待ちしております。こちらも、絶対、楽しめます。
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詩吟

2016-01-19 17:14:53 | 介護 日記
介護マネージャー 齋藤です

年始から相談日記が怒涛の投稿ラッシュでかなり引き離されて焦ってます。

一年始まったばかりなのでこれからジワジワ取り返していきたいと思います。

今回は新しいボランティアさんのご紹介です。

去年の暮ぐらいにお話をいただき、ぜひ音羽台でもということで先日来ていただきました。


演奏などいろいろして頂いたんですが主に披露していただいたのは『詩吟』です。

私自身、詩吟というと『吟じます!』『あるとおもいます!』で流行した芸人さんしか思い浮かばなく、まったくの世間知らずだと感じてしまいました。

中庸 元田永孚 宝船 藤野君山 など初めて聞いて知りましたがなかなか難しいと感じました。

歌のあとに先生が細かく解説してくれたのでわかりやすくとても感慨深い内容の歌でした。









一人が詩吟を歌いもう一人が吟舞という踊りを披露してくれました。

高齢者の方からは「懐かしい」「昔を思い出す」などの感想があり、昔は詩吟が身近にあったんだと感じました。


詩吟のほかにも二胡という中国の伝統楽器で昭和歌謡を歌ってくれたりパペットで楽しませてくれたりと大いに盛り上がりました。








今後も定期的に来ていただけるとのことで音羽台でも1つ新しい活動が増えました。

詩吟ボランティアの皆さんありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。


※音羽台ではボランティアをしていただける方を募集しています。傾聴ボラ、行事のお手伝いや、タオルたたみなどの簡単な作業など、幅広く受け入れていますので興味がある方は是非ご連絡ください。
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東京大仏知ってますか?

2016-01-11 15:31:31 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

先日の良く晴れた日に、施設の近く(板橋区成増に施設はあります)にあります、東京大仏に行ってまいりました。
関東の大仏では、鎌倉の大仏に次ぐ人気だとか。近くにいながら、よく知りませんでした。入居されている方をお連れする前に、事前調査を兼ねて行ってまいりました。(今までも、施設としては何度も訪れていますが、やはり一度は自分で見ておかないと心配で…)

大仏様はこんな感じ。


当日は、ポカポカ陽気。入居されている方がお一人、私に付き合わされて、一緒に初詣でとなりました。

こちらの方は、当施設の専属モデルの方(入居されている方)です。いつも、写真の申し出を受けて下さり、本当にありがたいです。音羽台の歌を作ってくださったり(この歌はすでに曲が付き、私とこの方とでCD化を目論んでおります(笑)。なんと、カップリングの曲まで完成しております。あとは、スポンサーを見つけなくてはいけません)、いつも私たちを助けてくださいます。



お賽銭をして、おみくじもしました。入居されている方は「大吉」。私は「中吉」でした。まぁまぁですね。

本当にポカポカと暖かく、参拝日和でした。
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地域清掃はじまりました。

2016-01-08 18:06:01 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

地域清掃をはじめました。


毎週、金曜日の朝に、一斉に行います。
事務職員さん、栄養職員さん、デイの職員さん、居宅ケアマネさん、訪問介護さん、相談員などなど…。


きりっと冷えた朝の空気。気持ちいいです。それにしても、あるわあるわのゴミだらけ。
特に、たばこの吸い殻。多いですね。

私は、今はたばこは吸いませんが、若かりし頃はプカプカ吸って、ポイッと道路に投げていたよな…としみじみと反省です。そんな行為は息子たちに見せられないですもね。

事務長も参加。街の方たちと挨拶をしながら、お掃除です。気持ちよく施設の前の道を使っていただければ。


結構、あつまりました。不思議なゴミもあって面白い。


地域貢献とまではいきませんが、笑顔で街の方々と触れ合う機会が少しでも増えることも期待して掃除を続けます。何しろ、きれいなことはいいことです。
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