相談員の高橋です。
昨日は、医療&介護カフェadachiに参加をしてきました。悠翔会 佐々木淳先生がコーディネイトするカフェです。さすが、洗練されています。話の内容、進行が整理されていて、参加している側も、気づくと盛り上がっている感じです。今回は、大学の学生も参加し、地域貢献、地域包括ケアの話題に入っていました。とても斬新。すでに7回目を終え、次回は足立区長も参加とのこと。いたカフェのお手本です。
さて、先日、無事に第一回目を終えた『いたカフェ 架け橋』について、少し報告をいたします。
今回は、車いすの生活になっても住み慣れた地域で暮らせることをテーマに「シーティング」について学びました。
講師に、シーティングプランナーの(株)シーケンス 高橋洪善さん。車いす開発、販売の(株)766 岡野善記さん (株)玄人 作山貴樹さんがお越しくださいました。ご自身たちも車いすを使用されています。
実際に入居されている方たちをお呼びして、シーティングをさせて頂きました」。
調整のポイントを丁寧に教えてくださいました。
そして、安楽な姿勢を手に入れた方は、自然と笑顔に。下を向いてばかりいた方が、しっかりと前を向いて微笑んでくださいます。
本当に素敵な笑顔。
その後も2名の方のシーティング。魔法のように、車いすを変えただけで、皆さん笑顔。自走もします。すごい。行動まで変えてしまいます。つまり、生活も変わるということ。
(株)シーケンス 高橋洪善さんからは、「姿勢がよくなると遠くを見るようになる。遠くを見るようになると、情報がいっぱい入ってくる。情報がたくさん入ると、刺激が多くなる。結果、脳の活性化につながる。もちろん、刺激が増えて、できることが変われば行動変容も起きる。でも、高価ではある。誰のことを中心に据えて考えるか。本人を中心に据えて考えれば、自分の目的にあった車椅子に乗ることは、その方の人生を変えることになる。となれば、車いすの変更は必ず必要なことだと思います」とのお話でした。
講義のあとは、職員も車いすに乗り、シーティングをしていただく。あちらこちらから「わぁー」と驚きの声があがりました。調整を終え、自分の体形に合わせた車いすの快適なこと。そして、漕ぎやすい。目からうろこです。
実際に車いすを制作している工房の見学も約束させていただきました。もう興味深々です。
そして、グループワーク。
翠の杜クリニック院長 精神科医の森川すいめい先生が往診を終え、雨の中を電動自転車に乗りカッパを着て到着。その姿に一同、感動です。
地域居住と地域包括ケアについての話のあと、シーティングの講師の方たちにもグループワークに入っていただきました。
初めての顔ぶれなので、カチカチ。
なので、今回のテーマは、今までの人生で感動した経験を語る自己紹介から始まり、自分の夢、地域包括ケアのイメージ、いたカフェの向かう方向について語っていただきました。でも、時間が足りない。
それでも、それぞれのテーブルで、思いを共有し、しっかりと繋がることができたと思います。楽しい時間がすごせました。
私たちの思いは、顔の見える関係から、思いを共有できる関係つくりです。
次回は、6月。地域居住のスペシャリストをゲストに迎え、医療と介護、在宅と施設、地域と事業者の架け橋となります。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
誰でも参加できます。興味のある方は、メール下さいませ。繋がって語りましょう。