音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

これもケア それもケア

2016-11-28 16:28:50 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

昨日は、毎月最終日曜日に開催している『家族向け 看取り援助の勉強会』でした。
ちょうど1年前の11月に第一回目を開催。それから、数を重ね、昨日は11回目の開催となりました。
現在は11時から12時30分までが、勉強会。そして13時までが家族会のスタイルとなって定着してきました。
今では15組程度のご家族が参加して下さっています。そして、何より音羽台らしいな~というのは、看取りの勉強会に、入居されているご本人たちも出席されていることでしょうか。
さて、今回のテーマは「聞いていよう。お葬式のこと。」でした。実は、葬儀会社の方に来ていただいてレクチャーしていただくのは、今回で2回目。前回、好評をいただきました「たかほう葬祭」様の浜島様にお越しいただき、再びレクチャーをしていただきました。


特養の中で「死」を語ること、ましてや「お葬式」について語ることなど、ひと昔前では、タブーでした。でも、看取り援助を提供する中で、お葬式についての疑問について勉強することは大事です。看取り援助をしているからこそ、「死」については隠さずに語り合うことができると思います。

浜島さんからは、「いざその時が突然訪れた時に、ただでさえ混乱し疲弊した精神状態で、それなりの費用の掛かる葬儀について決めることなんて難しいと思います。どこもかしこも良心的な業者ばかりではないと思います。だからこそ『どのような葬儀をして故人を送り出したいのか』について、事前に決めておくことが大事なのです。お金をかけるばかりが良い葬儀ではありません。その方の事を思って、心のこもった葬儀が良いのではないでしょうか。それには、やはり準備が必要です」とありました。


最後には、職員向けにお通夜や告別式での作法を教えてくださいました。結論としては、周りの方のやり方は気にせずに(ルールは理解したうえで)、思いを込めてご挨拶をすれば良い…とのことでした。

そして、家族会。
「年末の恒例イベントにしよう」と、家族会&職員で『行く年来る年 お餅つき会』(仮題)の開催が決定。
12月27日(火) 10時から準備して、お餅をついて、みんなで食べて、鏡餅を作ります。
毎年年末の恒例イベントに育つといいね~なんていいながら話し合いました。ご家族の皆様、よろしくお願いします!
入居されている方のご家族、お友達、誰でも参加できます。ちびっこ大歓迎!走り回って大丈夫!たくさんお餅つきついてください!みんなでワイワイしながら、年の瀬を楽しみましょう~ 思わず「!」ばっかりになりました。
入居されている方は、お餅ではなくて、白玉粉かな…こちらも手作りしますよ~ すみません、また勝手に決めました。厨房の皆さん、ご協力お願いします!!!

そして、2時からは、伝説のクラブ「PMG」が登場。
パフォーマンス ミュージック グループの略。
音羽台には、職員の有志で結成されたグループがいくつかあります。このPMGが元祖となり、合唱サークルやバンドなど…それぞれが、入居されている方が楽しめるようように、歌や演奏を披露しています。
PMGはオリジナルの演劇やかくし芸を披露しています。


それぞれが、仕事が終わってから…休みの日に出てきて…限られた時間の中で、一所懸命練習しています。入居されている方たちの笑顔や喜ぶ姿を見たくて。

さぁ、本番です。

ドラえもん?のび太君?
細かいことは置いておいて…
今回のテーマは女装であったようでして、出演者の顔写真をブログにあげることは許してもらえませんでした(笑)。可愛かったのに。
ピンクの衣装を着た二人の写真も男性のユニットリーダーたちです。

あ、この方は仲〇工事さんです。本物です。


5階からはじまり3階までの3ステージ!熱いもの見せて頂きました!入居されている方も、ご家族様も楽しまれていました。普段真面目に仕事している職員が女装して出てくるですからね。びっくりしただろうな。
みんな楽しんでいました。また、よろしくお願いします。のび太さん。
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暮らしたい施設で暮らしたいように暮らす。その施設は自分たちが作る。

2016-11-25 19:52:47 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

11月18日金曜日に大塚駅近くのホテルベルクラシックにて、翠会ヘルスケアグループ地域精神保健学会が開催されました。
そう、このブログでも、昨年のこの時期に九州地区で開催され、当施設からは管理栄養士の神田さんと、ケアマネージャーの宮木さんが、「特養における摂食嚥下機能評価とその有効性…」について学会で登壇した記事を書きました。なつかしい。


あれから、一年。本当に早いですね。私も、こっそりとついていきましたが、ほんの数日前のことのようです。

あれからも、摂食嚥下機能評価は継続。歯科クリニックの協力も加わり、口腔ケアについても格段に技術も知識も向上中。美味しく最後までお食事を食べるためにも、誤嚥性肺炎だけではなく、不顕性の肺炎も無くすこと目標に施設一丸となって頑張っています。

そして、今年は私が、学会の中のシンポジウムに出ました。なんと、入居されている方と一緒に。


今年は、当事者の方たちがシンポジストになるという画期的な取り組み。
そして、テーマは「地域で暮らす」です。もう、出るしかないでしょ!と入居されてる方に掛け合い「行きましょう」の二つ返事で参加することになりました。

当日は、介護タクシーを手配して。


しっかりと打ち合わせ。
発表前にも、お互い、さほど緊張することもなく。お互いに大物ぶりを確認(笑)


私たちが伝えたいことは「生き心地のよい施設作り」でした。施設の生活を作るのは、そこに住む入居者さんであること。入居者さんが当事者となり施設を作り、そして地域に参加すること。職員は、そんな入居者さんたちのお手伝いをすること。そんなことを、入居されている方から語っていただきました。


楽しかったです。本番の前には、家族会で発表し、少し修正し、音羽台の名物クラブ「夢クラブ」で発表し、おばさまたちのエールを受けてきました。
当日の出発前には、夢クラブのおばさま達が、発表される男性のところまできて「頑張ってきてね。遠くから応援しているから」と。泣けてきます。
最期まで過ごす施設なんですから、自分たちが住みたい家にしようと、入居されている方たちが思ってくれている。頑張らねば。

そして、懇親会。勿論、参加していただきました。


学会という場に、入居されている方と参加し、お互いの意見を皆さんに聴いていただき…楽しかったです。
この機会を与えてくれた皆様、応援して下さった皆様に感謝です。

そろそろクリスマスですね。
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三遊亭

2016-11-07 19:42:23 | 介護 日記
一度でいいからみてみたい女房がへそくり隠すとこ。 介護職員の齋藤です。



今回も何事もなかったかのように更新します。





みなさん突然ですが落語はみたことありますか?



自分は見たことありませんでした。笑点とかテレビでたまに見るぐらいで、実際に生でみたのは初体験でした。



実は音羽台に落語家さんが来てくれたんです!!


前々から入居されている方たちより「昔は落語をよく見に行った!」「たまには落語ぐらい聞かせてほしい。」などなどの声が多数寄せらてました。


落語家さんを呼ぶのにも知り合いもいないし、普通に呼んだらお金もかかるし…と悩んでいるときに、




「私のお父さん落語家なんです。」



えっ!!ホント!? 


凄い!!


来てくれたりするの?



全然いいですよ!!



そんな有名な落語家さんなの?



謝礼とかそんな出せないよ!!(最初からハードルを下げる)


大丈夫!?


全然平気ですよ!!



うわー嬉しい♪


みんな喜ぶよー♪



なんて話をしながら、ご縁があって音羽台に落語をしにきてくれることになりました。



今回来ていただいた落語家さんは三遊亭愛楽師匠

円楽一門会所属で師匠は5代目三遊亭圓楽。毎回笑点にも出演している落語家さんです。(山田くんが座布団運ぶ時にお手伝いする役で、たまに手だけ映るみたいです。ご本人談)笑













高齢者施設ですので、難しい話だとわからない方が多いかなーと、少し不安でしたが、さすがプロの落語家さん!!わかりやすく、面白いお話で笑いが絶えず起こっていました。

昼間の14時から開始だったのですが、職員も手をやすめて観に来ていました。施設長も最初から最後まで楽しんでいましたよ!!


短い時間でしたが、お年寄りの笑顔がたくさん見れた。とても貴重なひと時でした。


三遊亭愛楽師匠ありがとうございました。

また是非きてくださいね!!














最後に音羽台の真打、宮木師匠です。











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