音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

家族懇談会 開催されました。

2015-08-22 20:18:52 | 相談員 日記
相談員の高橋です。
本日は、家族懇談会が開催されました。多くのご家族様が参加をして下さいました。




本日のテーマは…
「高齢者の疾患の理解」

看護課のリーダーによる講話をさせて頂きました。

「認知症の基礎知識と音羽台のケア」

施設ケアマネによる講話でした。

認知症の方の世界。
施設ケアマネは、クリスティーン・ボーデンさん著「私は誰になっていくの?」を引用させて頂きました。これは、認知症となった女性が書いた、認知症の方からみた世界の話です。

-要約-
認知症になると、日常生活の繋がりがなくなっていく。
人生が断片的となり、ちりばめられた破片が万華鏡のようになっていく。
あらゆることが、はじめての体験のようになっていく。
過去が、空白になっていまうようで恐怖を感じる。
それなのに、周りのひとは、私をみてイライラしている。
私の必死の努力は、理解されない。

話を聞いているご家族の皆様も話に吸い込まれていく感じがしました。なぜでしょうか…
話を聞いていた私は、心底はっとさせられました。
アルツハイマー、レビー、ピック、脳血管性の認知症…その疾患のメカニズム、特性などの勉強はしてきました。
でも、病気をみていたけれど、その人を見ていないのではないか…と。
認知症という症状に苦しんでいる方たちの気持ちを受け止めていたのか。

この講話では、認知症という坂を下りていく方たちのお手伝いをすること、当事者に寄り添い支えること、その家族を支えることが私たち(施設職員)の仕事であると、話は結んでいます。

因みにクリスティーン・ボーデンさんは、その後、「私は私になっていく」という著書も書かれています。
私も、今日から読んでみます。少しでも認知症の方の世界が理解できるように。


懇談会の後の反省会もしっかりとしました。

今回は私の方で準備がおくれ、皆様にご迷惑をおかけしたことを、ここでお詫びもしてしまいます。短い時間の中で、資料を仕上げてくださいました、お二人に感謝です。

本日、参加してくださいましたご家族様、本当にありがとうございました。よりよい施設になるように職員一同力を合わせて頑張ります。
次回は、2月頃を予定しています。


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念願のボランティアさん 中編

2015-08-22 10:21:00 | 介護 日記
相談員の高橋です。

先日、紹介させていただきました、畑の管理をして下さるボランティアさんです。


顔写真をどーんと載せたいところですが、なかなか撮らせてもらえないので、今日も遠目からの撮影です。
その、仕草、汗、手さばき…ほれぼれしてしまいます。畑の作業を見させていただきながら、勉強もさせて頂いています。弟子入りですね。


まさか、畑つくりでメジャーが飛び出すとは。しっかりと設計図を描き、畝を作り、計画を作る。


見事な畝。


でも、今日は畝を作り、肥料をまき、畑を休めるために、一度、畝を壊しました。

この、1歩進んで2歩下がる作業が、畑つくりですね。

入居されている方も興味深々。部屋から出てきて、作業を見守ります。


次第に、ボランティアさんとの会話も弾み、すっかりと顔なじみの関係になりました。


今回は、大根、葉物野菜、ブロッコリーなどを計画。本当に勉強になります。
今日の教訓。
・畑は、肥料をまいてから少し休ませるべし。
・畑つくりは、設計である。野菜に無理をさせない計画をつくるべし。
・畑つくりは、いそいではいけない。

この際、シリーズ化してしまおうと思っていますので、中編から後編、そして新シリーズへ突入をします。
こう、ご期待。
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