腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

初音ミク ~Project DIVA X~

2020年05月01日 22時35分03秒 | PS VITAゲーム感想文
【ハード】PS VITA
【メーカー】セガ
【発売日】2016年3月24日
【定価】7689円
【購入価格】972円(新品)
【プレー時間】84時間


俺はアイドルに興味がない。だからどうだと言うわけじゃないが、今も昔も、2次元3次元を問わず、全然関心がない。
まず分からんのが「ガチ恋」なる概念だ。個人的に、アイドルファンは大半がこれと思ってるんだが……でも、無理でしょ?
そもそもアイドルは、世間一般、広く浅くに好かれる商売だ。「自分だけのアイドル」なんて、言葉として矛盾している。
自分だけの存在じゃないんだから、ガチ恋したって報われる可能性はゼロだ。……それでもいい? まぁ別に文句はないけど。
ガチ恋以外の人は、「頑張ってる彼女を見守り、応援したい」タイプか。もちろん欲目もないわけじゃないだろうけど。
これならまぁ分からんでもない、かな? ……けどなぁ。そんな応援したくなる対象がいないというか。お金が要るし。
「他人の応援する前にお前が頑張れよw」と言われたら、ぐうの音も出んし。そうだよなぁ。まず自分を何とかせぇよ。はぁ。

んで。そんな俺にとって、ミクさんこと初音ミク氏は、人生で最も「アイドル」に近い存在だと思ってる。
つってもガチ恋では全くない。寧ろ欲目は皆無と断言できる。好きだし応援はしているが、別に入れ込んでるわけではない。
「ボーカロイドとは何なのか?」もふわっとしか知らんし、人気が広まった経緯も、現状どうなのかも全然知らない。
それでも、ミクさんの存在を10年以上認識していて、更には好感を抱いている。これは個人的に特筆すべきことだと思っている。
実際にはないが、もしテレビを観ていてミクさんが映れば、しばらくそのままにするだろう。話題があれば耳を傾けるだろう。
緩い好意が、長く持続している。架空人であるミクさんは年を取らず、スキャンダルを起こすこともなく、イメージが崩れない。
身近な存在ではないが、緩い親近感がずっとある美少女。やはりアイドルである。俺にとってはミクさんがベストアイドルだ。
尤も、概念としてはアイドル(偶像)を超え、「神」と認識しているが。それもまた日本風に、緩く軽いノリでの話だが。
ミクさんは俺にとって、八百万の神の一柱なのである。何もしてくれないが、いつもどこかにミクさんが。ありがとう。完。

しかし、そんな俺でもミクさんに近付く機会がある。言うまでもなく、ゲームだ。ミクさん音ゲーは既に多く発売されている。
が、なんやかんやで縁がなく、初プレーは2年前、PS3版「F」だった。随分遅くなったが、これはまぁ、普通に楽しめた。
音ゲーとしてだけではなく、よく動き歌うミクさんとその仲間達、そして楽曲に親しむことが出来た。いい経験になったと思う。
俺の中でミクさんの「神」度も不動のものとなった。シリーズ作品は多くあるし、また是非プレーしようと思ったのも必然。
そんなわけで再びミクさん音ゲー、「Project DIVA X」である。ちなみにPS4版も「Project DIVA X HD」として存在する。
購入理由は! ……投げ売りです。980円だったのでポロッと。申し訳ない。Fは中古だったし、俺ミクさん貢献度低すぎやなぁ。
いやいや、ミクさんはそんな小さいこといちいち気にしないよ(勝手な解釈)。取り敢えずプレーしろ。それが何より大切だ。
個人的ミクさん音ゲー第二弾、発進。プロジェクトディーヴァ……女神計画? 何言ってる、ミクさんは誕生時点で神だよ。


さてゲームだが、システム的に大きな変更点はない。ミクさん音ゲーは、恐らく一作目の段階でほぼ完成されていたはず。
○×△□に合わせたアイコンが画面に並び、それに向けて同じアイコンが画面外から流れてくるので、重なる際にボタンを押す。
タイミングがベストなら「COOL」となり、次点が「FINE」、それ以下はミス扱いとなり点が入らない。割とシビアだ。
また十字キーも4つボタンと同じ役割を果たしている。そっちの方がやりやすければ左手でプレーしてもいい。
まぁ「○と右を同時に押す」等のアイコンも多いので、結局両方を使える必要があるが。個人的にはキー側がやはりやり難い。
連打レベルの操作が要求される難曲だと左右で分担するのがベストだが、頭の切り替えが必要なキー側は未だに迷う。
この点は練習していくしかないだろう。つってもそこまで求められるのは一部高難度曲のみなので、そう気にする必要はない。
更にアナログスティックの弾きと、VITA版らしくタッチパネルのスクラッチも求められる。この2つは操作的に同じ意味だ。
なので普通はやりやすいスティック弾き一択であろう。俺もそうした。VITAのタッチパネル、ゲームで使わんよなぁ……。
ともあれ、操作面では経験者はおろか初体験であっても問題ないだろう。直感的にプレーできる「優しい」ゲームである。
……もちろん、だからって「易しい」ではないが。押すタイミングに関しちゃ、己の音感と指に全てがかかってるからね……。

ミクさん音ゲーといえば、他作品と一線を画す「画面の派手さ」がある。音ゲーであると同時にキャラゲーでもあるんだからな。
曲に合わせて背後でミクさんらが寸劇をする様はシリーズの売りの一つである。まぁその分、譜面が見難いという問題もあるが。
その寸劇はキャラも背景も自由奔放だったが、今作においては「ライブ」という概念で纏められた。全曲において、である。
今作でもミクさんらしく派手な演出は多々用意されているが、あくまで「ライブ」の範疇にある。つまり、やや大人しい。
Fではもう派手派手で、音ゲーの邪魔になることも多々あったが、今作はそこを控えた分、随分とプレーしやすくなった。
ただ見た目の面白さが減ったとも言えるわけで……難しいとこだな。俺としても、功罪が半々だなと思った。
Fでは「こんなに派手だと譜面が見えんだろ!」と怒ったもんだが、今作では「うーん……なんか地味……」と思ってしまう。
まこと、プレーヤーとは勝手なものである。まぁ今作はライブゲー、そう受け取ってプレーするしかない。

もう一つFからの変更点として、「クエスト制の導入」がある。……なんじゃそら。まぁ別に理解しなくても問題ないが。
曲の選択とプレーが全てクエストであり、一定の評価を越えるとクエストクリアー、というものだ。実に今風な変化だな。
恐らく物語性を入れたかったのだと思う。実際、今作にはミクさんらと「この世界」を救う感じの物語が用意されている。
クエストをクリアーすると数字が溜まっていき、既定値に達するとそのエリアが解放される。エリアは計5つ。
今作の曲は作風ごとに「クール」「カオス」等でエリア分けがされていて、全エリアを満遍なくプレーする必要がある。
5エリア全てを開放すれば「スペシャルライブ」なるイベントが発生する。つっても同様に音ゲーをプレーするだけだが。
スペシャルライブをクリアーすれば、ゲームは一応EDを迎える。……多分何言ってるかよう分からんだろうが、俺も分からん。
物語と言っても「世界を音で満たす」とかなんか抽象的なもので、ハッキリ言って理解できんし、する必要も多分ない。
「シアトリズム」でも同様のことを感じたが、音ゲーに無理矢理物語をハメ込もうとするから、意味不明な内容になってる。
もちろん魅力も面白さも全く無い。物語性を入れたいなら、もっと没入感に気を配った内容を考えろよと言うしかない。
ミクさんらは真面目に語ってるが、俺は「ンなのどうでもいいっすよ音ゲーやりましょ」でしかなかった。はぁ。
でも繰り返すが、別に理解しなくていい。音ゲーは音ゲーだからな。経験値稼いで強くなるわけでもない。常に実力勝負だ。

さて、あとは只管楽曲をプレーするだけ……だが、クエスト制のため、Fのように自由気ままにやるわけにはいかなくなった。
クールやカオス等のエリア楽曲を満遍なくプレーし、ゲージを溜める必要がある。まぁこのやり方は望むところだから別にいい。
一度全エリアのゲージを溜めてスペシャルライブを終えればEDになるが、ゲーム的にはまだ序の口、チュートリアル終了だ。
その後も同様にエリアゲージを溜める→スペシャルライブを繰り返す。ぶっちゃけ単調だが、必要ゲージ量は徐々に増える。
ゲージは高難度曲を良い成績でクリアーするほどよく増えるので、イージーやノーマルで慣れれば、ハード以上にすべきだろう。
7回目のスペシャルライブを終えれば、真・EDとなる。ミクさんが何やら世界が歌でどうやら言ってくれるが、全然頭に入らん。
他にも「ミクの〇〇特訓!」のようなクエストが幾つか用意されているが、やることは無論音ゲー。それ以外には一切ない。
仮にもクエストを名乗るなら、何かしら変化を入れてよと……と思うしかない。音ゲーとの噛み合わせの悪さがキツい。
ミクさんらとのやり取りは常に「親愛」方向なのもなぁ。「色」が足りない。いやミクさんに対して恐れ多い話ですが。はぁ。

音ゲー部分に変化はないが、全ての曲に「チャンスタイム」という概念が存在し、その間の譜面は独立して評価される。
で、その評価が一定基準を満たすと……ミクさんが光りに包まれ……変身!! するのだ。モジュールチェンジである。
モジュールとは要は衣装のことで、プレー前にも手持ちから好きなものを選べる。その上、更にプレー中に変身するわけだ。
モジュールはミクさんだけで驚異の100種類以上! が用意されている。全キャラだと300以上? とにかくとんでもない数だ。
これを集めていくのも今作の楽しみの一つである。数は多いがどれも個性的&可愛らしく、入手の喜びは結構大きいのだ。
モジュールはチャンスタイムに成功すれば入手出来るが、どれが手に入るかは分からない。ダブりが出ることもある。
つっても、確率的には未入手品が出ることの方が高いようで、特に序盤は何も考えずともガンガン新モジュが手に入るだろう。
レアモジュや特定クエストでのみ入手可能なモジュなんてのもあり、収集に力が入る。……トロにも絡むしな。当然だろう。
モジュによってミクさんらのメニュー画面での口調も変化する。一種のコスプレ、なりきりでもあるのだろう。若いなぁ。
ちなみに、面倒であれば有料DLCとしてモジュを購入することも可能。俺は無論そんな軟弱な真似はせんかったが。偉いなぁ。

しかしこのモジュールチェンジ、結構問題もある。前述のように、変身後の姿は、ある程度固定ながらランダムなのだ。
となるとどうなるか。「曲やライブの雰囲気に全くそぐわないモジュールに変身」して興醒めする事態が多発するのである。
特に酷いのが、水着モジュールだ。ミクさんらはもちろん、レンとカイトにも海パンモジュールが用意されている。色っぺぇ。
……いやいや、ダメだよ、今の曲はしっとり系なのに、雰囲気ブチ壊しだよ! ほんま、色気どころか嫌悪感がブワッと湧く。
特にカイトの海パン姿はドン引きレベルで酷い。あくまで「曲の雰囲気をブチ壊すから」理由でな。要するに場違いなのだ。
変身はチャンスタイムをミスらない限り、どの曲でも必ず行われる。最高難度でなければ、ほぼ成功すると言っていい。
そのため頻繁に、それも曲の盛り上がる部分でおかしな衣装に変身するミクさんらという事態が多発する。顔を顰めてしまう。

それ以前、プレー前に装備するモジュールにも問題がある。実はモジュールは単なるお洒落じゃなく、「性能」があるのだ。
今作は無難に点数評価制の音ゲーで、当然いいタイミングで押すのが正解。しかし加算される得点には「率」があるのだ。
同じ精度で音ゲーをプレーしても、加算率が低ければ、得点に大きな差がでる。んで、モジュールはそれに大きく影響する。
具体的には、プレーする曲のジャンルと合わせたモジュールだとボーナスで率が上がる。更に、アクセサリがそれに加わる。
今作にはモジュールという衣装だけでなく、眼鏡や帽子等のアクセサリも多数登場する。それらも自由に付け外しが可能だ。
それはいいのだが、アクセサリには決められた組み合わせによる率アップボーナスが存在する。つまり「正解」がある。
自分の好きなアクセサリを付けるより、「正解」の組み合わせの方がゲームが有利になる。となれば、どうするかは自明だ。
本来は溢れるモジュール・アクセサリから好きにミクさんらを着飾るべきなのに、それでは音ゲープレーにおいて不利になる。
……こんなん、ちょっと考えただけでアカンと思うやろ。何故こうしたのかさっぱり分からんですよミクさん。はぁ。

もちろんモジュールボーナスを無視してもプレーは可能だが、効果はかなり大きく、その場合音ゲー力はかなり求められる。
相当な精度でクリアーしても、曲に合ってないダメモジュだと基準に達せず、クエスト失敗になったりする。納得いかん。
高難度曲になると最早「遊び」を入れるのは自殺行為であり、必然的に「正解」モジュールを選ぶしかなくなる。
アホらしいとしか言い様がない。せっかくの溢れるモジュール・アクセサリを殺す仕様を自ら搭載している。なんでやねん。
一応それらを無効化するフリーモードもあるにはあるが、今作のメインはクエストだ。そこで採用してる以上、話にならん。
おかげで終盤のミクさんらは常に固定の変な格好で踊る残念美少女ズだった。いやー。特に仮面がなぁ。顔見せてよミクさん。
お気に入りのモジュール・アクセサリの組み合わせを保存することも出来るが、このインターフェースも悪く、使い難かった。
衣装周りは数と質は素晴らしいのに、それを扱うシステムがサイテーだったと思う。綺麗なミクさんを拝みたかった。はぁ。


さて、あとはもう只管音ゲーを擦るだけだ。全30曲が収録。……少ないな。まぁメドレー曲を考慮すればも少し多いか。
俺はミクさん曲には非常に疎く、Fでの曲はほぼ全て初耳だった。……しかし、プレーを重ねていくと、状況が変わった。
単純な話、聴いてるうちに「知らない歌」が「知ってる歌」に、やがては「好きな歌」に変化していったのである。
同じ歌を繰り返し聴く(プレーする)音ゲーの素晴らしい効果だと思った。当然、それはゲームの面白さも増してくれた。
……しかし残念ながら、今作の30曲にはそれはあまりなかった。「全くない」とは言わんが。繰り返し聴いて馴染んだが。
Fの収録曲はその後アマプミ等で拾い集めて今もたまに聴くのだが、今作の曲はまだその気になれない。うーん……。
まぁこれは純然たる好みの問題で、別に今作収録曲が悪いわけではないのだが。別に「嫌い」な曲があったわけでもないし。
取り敢えず幾つかを見繕って感想を書いてみる。どれも「一般の方」が作ったんだよなぁ。素人創作者、スゲーよなぁ……。

・ハジメテノオト
「私は言葉って言えない だからこうして歌っています」……ちょ、ちょっと何言ってるか分からないですミクさん。
雰囲気を出そうとして歌詞が正直滑ってると感じました。初めての言葉とか覚えてるわけねーだろですよはい。

・愛の詩
今作の収録曲はミクさんメインの歌が大半だが、それをレン達他の面子に歌わせることも可能。ただし、声は変わらない。
つまりその場合、ミクさん歌をバックに他の面子がライブダンスを踊ることになる。そのモーションは、元のミクさんのまま。
まぁこれは仕方なかろう。曲ごとに全キャラ別ダンスを用意しろってのは要求がデカすぎる。流用は仕方ない。仕方ない。
……のだが、同じ女性ならともかく、男キャラがミクさんダンスを模すと……これは残念ながら、微妙と言わざるを得ない。
特にこの曲は非常に「可愛い仕草」なミクさんが見られるものなので、男の別キャラでやらせると、マジで鳥肌モンだった。
海パンモジュールのカイトでやったら、自分でも驚くくらい引いたわ。女性ファンの目から見ても異様さは変わらんだろう。
この曲以外でも、同じ違和感は多く感じた。だからせめて、男女2パターンのダンスを用意していて欲しいと思った。
ほんまなぁ。レンならギリギリありかもしれんけど、カイトは無理すぎる。今作、カイトのイメージ悪くしてると思う。はぁ。

・Satisfaction
出だしの「その足を 止めないでよ」が「そのおしっこ 止めないでよ」に聞こえて仕方ない。マジで。ミクさんすみません。

・罪の名前
一応今作のテーマ曲であるらしく、OPデモでも使われている。だが全体的に暗い曲調で、あんましいいとは思えなかった。
運命の女神とやらをブッ殺す展開になればいいのに。

・ウミユリ海底譚
何となく沖縄っぽい雰囲気が割と良かった。

・LOL -lots of laugh-
あの大人気MOVA、ではもちろんない。あの辺のジャンルは格ゲーの敵だから嫌い。向こうからは眼中にないけど。畜生。

・クノイチでも恋がしたい
怠け者クノイチが恋をしたけど残酷な指令が来て……と、歌詞がなかなか面白い。ミクさん歌らしい作りだと思った。

・ロストワンの号哭
流れを掴みにくく、高難度が大変だった。歌詞は聞き取れない系だが、おい誰なんだよ、おい誰なんだよ! だけは分かった。

・Calc.
カラッとした雰囲気でノリがよく、今作の中ではかなり気に入った一曲。譜面にスティック弾きが多いのも好みだった。
歌詞は完全に失恋歌なのだが、君なきっとらまた新しい恋が見付かるさ。テキトーな励ましって本当に楽だと思った。完。

・聖槍爆裂ボーイ
エロ歌、なのだろうか。あまり聴き取れないのだが、どうもエロいことを歌ってる気がする。ボーカルはレンのガキだし。
ところで、俺はこの歌、人間には歌唱不可能だと思う。まぁ不可能は言い過ぎだが、非常に難しいだろう。歌詞が多いから。
非常に長くて複雑な文章を、高速で、どこで息継ぎすればいいのか分からん長さで歌い続ける。ンなこと出来るかボケ!!
……そう、ボーカロイドならそれが可能なわけだ。単純な事だが、独特の声以外にもこういう利点があるんだとこの歌で思った。
一切間違いなく噛むこともなく歌いながら踊るレンは、人間じゃなかった。……それでいいんだよ。凄いなぁ二次元……。

・紅一葉
今作では珍しいしっとり和風な歌。デフォモジュールも着物になっている。ルカの曲としてはピッタリだった。

・Amazing Dolce
お菓子作りが趣味な魔女の歌? メイン以外に2人が付き、計3人で踊る歌はなかなか見ていて楽しい。
最後に作ったお菓子を食って「失敗だこりゃ」て顔をするのが妙に印象に残っている。音ゲー的に難しい曲でもあった。

・愛Dee
悪口ではなく、「無難な歌」であった。全てが平均的で、故に親しみやすく、割とお気に入りの一曲になった。

・すろぉもぉしょん
バカ系の歌と思いきや、歌詞に響くものがあった。「この曲は今一分とちょっと、あなたは今生まれて何年?」……くぅ。
しかし年を取らないミクさんに、年齢の積み重ねを言われてもなぁ、と思わんでもない。何マジレスしてんねんアホか。はぁ。

・卑怯戦隊うろたんだー
戦隊モノのパロディ歌。「どんな手を使っても勝てばいい」てことで、例えば猫を盾にして攻撃させないとか、そういう感じ。
……が、実際の歌詞では理念は語るものの特に卑怯なことはしておらず、そこはつまらなかった。もっと外道外道しいかと。
この曲は優遇されているのか、全キャラにモジュール(卑怯レッド、ブルー等)が、それも2つずつ用意されていた。
でもライブに参加させられるのは3人までなんだよな。この設定なら6人全員登場させられるようにしてほしかった。
この歌の「卑怯」が最大限に発揮されているのは、歌詞ではなく譜面。いい加減にしろと言いたくなるくらい意地悪になってる。
特に最高難度では何度プレーしても混乱必至の出鱈目譜面になる。曲スピードは速くないが、クリアーが大変だった。ったく。


曲語りは一旦終えて。そうして只管音ゲーをプレーしていけばスペシャルライブ7を終え、真・EDも割とあっさり見られる。
そこでゲームを終えても全く問題はない。……のだが。はい、ここから始まる真の闘い。それはPS名物・トロフィーバトル。
Fでは、トロコンはぶっちゃけ楽だった。難度面でも作業面でもキツさは殆どなく、円満獲得(なんじゃそら)出来たと思う。
しかし。今作は、ハッキリ言って凄かった。体感ではFの5倍はあった。難度的にも、作業的にもだ。要するに物凄く大変。
ミクさん音ゲーでここまでさせる必要あるんか? と思えるようなネタの数々。これ、止めといた方がええんちゃうか……。
そうは思ったが、取り敢えずはやれる範囲をやってみよう。トロコンを目指し、俺とミクさんの新たな闘いが始まった。

今作のトロネタは「網羅系」が目立つ。「〇〇を全て手に入れた」だ。50個とか100個ではない、全部だ。妥協は許されない。
まず、モジュール。全300近くあるモジュールを全て集めるトロフィー。……マジで? マジである。一つの抜けも認めぬ。
先述したが、モジュールはチャンスタイムを成功させることで一曲につき一着だけ貰える。ただし、ダブることもある。
まぁ「新モジュール入手率アップ」効果のあるモジュールがあるので、それを使ってプレーすれば高確率で新モジュが手に入る。
……が、一部かなり難しいクエストのクリアーが条件のモジュールもあったりして、全入手となると相当に大変だ。
新モジュかダブりかは、チャンスタイムに成功し、変身演出でミクさんが光に包まれた後に判明する。
狙い通り新モジュをゲットできればよっしゃーと声が出るが、ダブりのガッカリ感もまた半端ない。ミクさん、それ脱ぎ捨てろ!
ちなみに、さっきも書いたがモジュールはDLCとして購入することも可能。軟弱なミクさんファンは金で解決に走るがいい。
……他にも膨大な作業を求められるから、ここで楽をしてもあまり意味がないと思うけどね。トロコンはまだまだ遠い。

次にアイテムコンプリートだ。曲をクリアーすると、アクセサリ、それとミクさんらに渡すプレゼントアイテムが手に入る。
このうちアクセサリは割とあっさりコンプできるので問題ない。……しかしアイテムの方は大変。非常に大変。もう。
というのも、どのアイテムが出るかは曲によって決まっており、その上でランダムなのだ。目的の品がなかなか手に入らない。
入手は曲クリア後なので、当然最後までやらないと結果は分からない。何度やっても出ないとマジで台パン5病前。
プレゼントアイテムは膨大にあるんで、全収集にはとにかく時間がかかる。……更に、全部集めてもまだ話は終わらない。
ミクさんらに特定のアイテムを渡すと、ショートムービーが流れる。このイベントもまた、全部集めなくてはならないのだ。
用意されているムービーの数はアイテムによって違い、一番多いものだと12種類、つまり同じアイテムが12個必要となる。
いや、ほんま、勘弁。運が良ければ1曲クリアで3個手に入ることもあるが、そんなの本当に極稀だ。1個すら大変なのだ。
アイテム入手に関しては、とにかく「意地が悪いなぁ」と思うばかりだった。ここまで厳しくする必要あったんかいな。
ポイントで購入制にでもすれば、好きな曲だけプレーするだけでも集められただろうに。いちいち強いるなよ。はぁ。

そして、親密度。ミクさんらはアイテムをプレゼントされると喜び、親密ゲージが増える。一定量を越えるとレベルアップだ。
……世界設定としては、俺はミクさんらの手助けをしてると思うんだけどな。なのに俺が貢がにゃならんの? 逆ちゃう??
そもそも物語上ではミクさんらと力を合わせて頑張っており、事あるごとに礼を言われる。「絆」は十分あると感じる。
なのに、プレゼントをしなきゃ、親密レベルは1だと? あんなに一緒にいたのに? ボーカロイドの演技力、恐るべし。
はぁ。てわけで、演技ではなく、真の意味でミクさんらと親密にならねばならぬ。その為には、プレゼントあるのみ。
なんて現金な人達なんだと思わないでもないが、ミクさんは人じゃなく神なんだからいいや。お供えものよ。はい。
しかしミクさんらは「貴方がくれるなら何だって嬉しいわ」なんて健気な性格はしていない。それぞれに好みがある。
好み通りの品を渡せば親密度大アップ、普通なら中アップ、ダメならダウンだ。そう、渡してダウンもあり得るのである。
この辺は攻略もクソもないので、サイトのガン見で問題なかろう。品数がクソ多いのに各人好みが違うて、嫌がらせすぎる。
ちなみに品物にはケーキやうちわ等のそれっぽいものから、次世代ゲーム機やバイオリン等のええんかものまで色々だ。
どれも音ゲー1回で手に入るから値段の概念はないが……次世代ゲーム機10個受け取るとか、問題ありすぎミクさんズ。はぁ。

だが親密度の真の問題は、ミクさんらの好みのうるささではない。その異常なまでに小さい「上がり具合」だ。
親密レベルは10まであり、上にいくほど上がりにくくなる。これはまぁ分かる仕様だ。……けど、モノには限度があろう。
これに関しては、実際やって確認してくれとしか言えん。そして確認出来ないことを知るだろう。「今、増えたの?」となる。
親密ゲージ上昇はハートの器で表示されるのだが、冗談でもなんでもなく、上昇が視認出来ない。今作は顕微鏡必須ゲー。
もちろん、厳密にはちゃんと増えている。が、その量は物凄く少ない。つまり、物凄い回数のプレゼントが必要となる。
いやぁ、凄いよ。今作のプレゼント埋めを始めたら、親密レベル5辺りで「……マジ?」と冷や汗が止まらんだろう。
トロコンのためにはミクさん一人ではなく、6人全員の親密MAXが必要。尋常でなく虚しい作業を6人分延々と続けさせられる。
ちなみにプレゼントは一種につき5つまでしか持てない。適宜渡していかないと、非常に無駄なことになるので注意。
プレゼントを稼ぐために音ゲーをプレーし、ある程度溜まったら放出、しかし親密度上昇は雀の涙。こっちが泣けてくる。
ミクさんらは表面上、「ありがとう、大事にするね~」とか言ってるが、多分楽屋に戻ったらゴン箱にポイ投げだろう。
……ああ、分かった、これが「アイドルに貢ぐ」のリアルなんだ。それを体験させてくれる今作、神ゲー確定である。
なんて冗談も霞むくらい、信じられない「増えなさ」を前に強制される作業の山。正直、相当マインドダメージがある。
あるけど、やるしかないからやったよ。全員と親密度MAXになった。……俺からの好感度は正直下がる一方だったが。
ちなみに、プレゼントを渡すインターフェースも非常に悪く、何百回も繰り返す作業だけに、不満が溜まる一方だった。
纏めて渡せるようにするなり演出を簡略化するなり、色々あるだろう。「無駄な」ことはさせんなよミクさん!!!
……嗚呼、ちょっと不敬を晒してしまった。それに悪いのはミクさんじゃないセガだ。ミクさんごめんなさい。畜生。

親密レベルを上げると、ホンの僅かだが音ゲーでの得点に加算効果がある。だから俺は先にこれをやっておいた。
そう、難トロで最後に残るのは、もちろん難曲のクリアーである。これに小細工はない。単純明快、そして強烈に、難しい。
今作の何度は易普難エクストリームがある。けど、これらはどれもまぁ何とかなる。エクストリームであってもだ。
各難度(扱いとしてはクエスト)には設定得点があり、それを超えればクリアーだ。で、その設定は割と良心的だ。
俺でさえそう思うんだから、音ゲー難度としては低いのかもしれない。ともかく、最高難度でも十分何とかなっちまった。
……しかし。今作には「チャレンジ」という、音ゲーの障害要素があるのだ。譜面が小さくなる、動きが高速になる、等の。
そう。単に曲をクリアーするだけなら騒ぐほどでもない。だが障害要素を上乗せされてやれと言われれば……?
ご丁寧なことに、すべての曲にそういった特別クエストとでも呼ぶべきものが用意されている。無論、全部やらねばならぬ。
特別クエストは障害付与だけでなくクリア設定得点まで上がっており、それ以前は遊びと言わんばかりの難度だ。
ただ、モジュールの中には「障害を無効化する」ものがあり、それを使えば譜面は大人しくなる。これを使うのが基本だ。
しかし無効化モジュールを使うと得点加算率は犠牲にする必要があるので、音ゲーとしての精度はより求められることとなる。
頑張ってプレーし、大半の高難度曲は無効化モジュールで突破出来た。……が、唯一残ったのが「終極のメドレー」である。

・終極のメドレー
今作には単発の曲以外に、メドレー曲が6つ用意されている。ジャンル別に一つずつ、ニュートラルにのみ2つ。
単発曲はどれも今作初選出のもの(多分)だが、メドレーでは旧作から拾ってきた曲もある。俺も聴き覚えのある曲があった。
扱いとしては「特別」だから、音ゲー難度も総じて高めだ。言ってみれば各ジャンルのボス曲である。中ボスと言うべきか。
で、中ボスがいるなら大ボスもいるわけで、それこそが終極のメドレーである。その長さも難度も、他と一線を画している。
それが最大限に発揮されるのが、今作の最高難度曲「終極のメドレーエクストリーム・障害3つ付き」クエストである。
ただでさ狂ったように難しい終極エクストリームに、厄介な障害が3つも。それでいて設定得点も非常に高い。
障害無効モジュールで挑めば普通にプレー可能だが、それだと点が全然足りない。かと言って点重視だと障害で無茶苦茶。
ヤバい難しさである。俺がプレーした音ゲーの中では間違いなく歴代一番の難度。……こ、これをやれと?
やるしかない。ミクさんの親密度はMAXだし、モジュールも点重視でベストと思われるものを纏っている。条件はバッチリだ。
あとは音ゲーの腕だけ。それが一番の問題なのだが、俺次第でどうにかなることでもある。頑張ろう。道は前にしか開かれない。

……やれるかこんなもん!! アホみたいな数のアイコンがアホみたいな速さで流れ続ける狂った譜面に俺の嘆きが響く。
本当にめっちゃくちゃ多い。俺は基本右手の4つボタンのみでプレーしてたが、それだと手が攣りそうに痛くなるほどだ。
だから左手の十字キーと分散させるべきなのだが、これが幾らやっても慣れない。頭と手が繋がっていないような感覚だ。
それに加え同時押しもガンガン混ざるから、頭の混乱具合も相当なものだ。考えてる暇はなく、反射で裁かにゃならん。
もちろんすぐにクリアー出来るとは思ってないんで、只管にプレーと失敗を重ね、曲への習熟を目論んだ。……が、出来ん。
音ゲーの常として、苦戦する箇所は大体決まっているのだが、そこを集中的に練習することが出来ない。故に一向に慣れない。
「切り取り練習」機能があってもいいと思うんだが……用意してくれんのう。ミクさんは神だが、俺を見てくれるわけじゃない。
仕方ないからYou Tubeにあるクリア動画(信じられんことにパーフェクトだった、化け物)で難所のエアプレー練習をした。
それでも成果は上がらず、何度も何度もミクさんに「次がありますよ……」とか言われ、時間だけが過ぎていく。ああああ!!

しかし、だ。この終極のメドレー、素晴らしいと思う。何がって、そのスケールが。ぶっちゃけ、感動したよ俺は。
この曲は明らかにラスボス扱いだ。けど、だからってなんでこうも「ラスボス感」があるの? やってて震える興奮があるの?
これが「この為に作った曲」なら分かる。でもメドレーだ。既存の曲の貼り合わせだ。多少のアレンジはあったとしても。
なのに……上手く言えんが、切なげに始まる序盤、カオスな雰囲気に溢れる中盤、そして「最後の闘い」な終盤……
これ、元の曲を作った人はもちろん、編曲した人も凄いと思う。メドレーでよくもここまで盛り上がる曲に仕上げたもんだ。
ラスト「初音ミクの激唱」で閉じる頃には、気持ちが入ってるとマジで涙出た。いや素晴らしい。ミクさんは神だった。
その気持ちを忘れずにプレーを重ね、何とか、ラスボスを倒せたのだった。……ホンっま、ギリギリのギリギリだったけどな。
これにてDIVA X、トロコン完了。作業でも難度でも非常に大変だったが、ミクさんの笑顔があればそれでいい。……はぁ。


グラフィックや音楽は、そこを見せるゲームだけに、力が入っていた。ミクさんらの可愛さもますます磨きがかかっていた。
モジュール変更がもっと簡単ならよかったんだが……その辺の質はイマイチだった。全体的に読み込みも多いし。
まぁ84時間もやったんだ、あまり言うまい。俺のトロコン道の中でも指折りに大変な一本だったが、その分満足感がある。
ミクさんへの気持ちは……親密度周りの調整のせいで「ええ加減にしてもらえません?」と思っちゃったりしたが。はは。
まいいさ。別に崇拝する神じゃない。もちろん嫌いになったわけじゃないし。相変わらずとてもお可愛らしい神だし。
物語性が浮きまくってるんで、次回作ではそこに力を入れるか、いっそそんなもん省いてほしい。今作級なら要らん。
ミクさんに「キャラクター性」は、あるべきなのか。正確には「これ以上」あるべきなのか。実に難しいとこだな。
色の無さがミクさんの魅力なら、変に物語など入れるべきじゃない。けど無色だと寂しいからもっと知りたいとも思う。
正解がないから、作り手に委ねるしかないやな。嗚呼ミクさん、いつまで経っても謎の架空美少女。のような神。

ミクさん音ゲーは、PS4にて「FUTURE TONE」が発売されている。最新はSwitch版だが、俺はあっちはパス。
FTは、なんと238曲も収録されているらしい! 今作の10倍だぞ10倍! 違うけど、それくらい凄い差だ。なんつうことだ。
ただ、アーケード版の移植であり、家庭用作品と違って装飾は控え目な模様。DIVAシリーズとは製作思想自体が違うのだろう。
それでも圧倒的な曲数は魅力的だ。もちろんFや今作での曲も入っているだろう。総集編としても価値は十分な。
何よりPS4版だから、ミクさんはより可愛く、殆ど究極レベルの仕上がりを見せてくれる。体験版ではそう思った。
DL版は分作で、パッケ版だと全セットであるらしい。少々高いが、パッケ版をいずれ手に入れよう。無論、新品で。
緩い信仰といっても俺の信じる神、たまにはお布施をせにゃならぬ。いずれ。そのうち。しばしお待ち下さいミクさん。
ミクさん音ゲーは正直「やりきった」感があり、Switch版も出たから、さらなる新作は難しいかもしれない。
今後、ゲームの世界でミクさんはどうされるのか。別のジャンルに転身するのか、別タイプの音ゲーを模索するのか。
俺には分からんが、黙って見守り、応援する。神なるミクさんの行動に間違いはない。ミクさんを信じろ。俺は信じる。
比類なき永劫の時を生きる電子の妖精・初音ミクさんをこれからも信じて終わり。神曲、神ゲー、神アイドル。

……とか言ってたら、今日ミクさんの新作ホゲが出るってニュースを見た。そっか、ホですか。そーですね。ミクタプね。
まぁホでも以前から活動されていたようだし、家庭用機でやることなくなったらそっちを頑張るのは自然か。そですね。はい。
俺はミクさんを信じる者、文句は言いません。けど、そこへ応援には行けません。何故かって? ……宗教上の理由です。
はぁ。








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6 コメント

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大作業お疲れ様!! (かまぼこ)
2020-05-04 10:12:39
アイドル論…は贔屓のスポーツ選手を応援するといった事とも近いのではないでしょうか?
ヤジを飛ばすような過激な連中がいる一方基本的には無問題な趣味とされている気はします
僕が近年意味不明に思うのはVtuberなるものにスパチャなる投げ銭をして名前を読んでもらって喜ぶという異常な行為が
それなりに商売になる程度に広がっているということで、こちらは全く1ミリも理解できず困惑しています
「ガチ恋」なる者はこちらにも属するのでしょうか?多分そうなのでしょう、それならば意味不明さには同意です!

僕もこのディーヴァXがミクちゃんゲープレイの2作品目でした
というのも初プレイのFTがAC版の移植らしくクリア出来ない曲が大量発生してまして
家庭用版にも触れておこうと思い一番新しかった今作に白羽の矢が立ったという経緯でした
あと、ディーヴァは歌姫と言う意味もあるのだとか。歌姫化計画とも解釈できるのかもですね。こちらも誕生時点ですでに歌姫な気もしますが(笑)

個人的に音ゲーに余計な要素は要らない派ですが、今作のストーリーモード程度の薄味と言うか…無味なら平気でしたね
otaさんと同じく「お・おう…」「なんか言っとるな」「そ、そうなんか…」程度で流してました

絵が控えめになっていると言うのは仰る通り見やすいとも言えますから難しいところですよね
VRで見るとミクちゃんらが其処に居るかのようなライブ感がすごいとも聞きますしね

チャンスタイム成功のぎゅいーんギュルギュル~~モジュールゲット!っていうのは
セガ様の片割れ様お得意のアレに強烈に思えて仕方がなかったですw ◯◯確定!ってやつです。流石と思いましたね
肝心の音ゲーでイラン音入れていいんかいって思いましたよ…

性能モジュールやアクセ、変身後の滑稽さは確かに目に余るモノがありましたけど音ゲーに夢中でそれどころじゃないので僕はセーフとしました
更に変身すると必然的にアクセサリーも剥がされるため毎回お気に入りから設定し直すのがルーチン化するとはいえ面倒でしたよね…
僕は最終的にはニュー、キュー、クール、ビュー、カオスのアクセにノルマブレイク着せた5種を標準装備でいきました
ミクちゃんハブ状態ですがミクちゃんだけモジュールが膨大と知っていたので彼女のを集める際に5曲毎に来るプレゼントが
無駄になるかもしれないと思いハブでも問題ないと判断、ミクちゃんには専用以外のプレゼントもあげませんでした(ひどい)
実際にミクちゃんモジュール集めでは全部集まる前に友好度MAXになってしまい読みは正しかったとちょっと嬉しかったですw

だけど、アイテム集めもモジュール集めも要は「(攻略見ながら)音ゲーをやれ」と言ってるじゃないですかそこは良かったと思ってます
絶対に許されないのは大量プレゼント作業!お前だ!ですw
このアイテムは誰にあげたら喜ぶかな?程度ならゲーム性もあるかと思いますが必要数がふざけすぎていますよいくらなんでもw
嫌なら5曲毎に来る奴でもいつかはMAXいけますが…僕はPS4版だったので伝家の宝刀連射コンを投入、種類選択は必要ですがTV(と攻略サイト)見ながら
だらだらのべ数時間以上この作業した気がします。畜生!

>物語上ではミクさんらと力を合わせて頑張っており、事あるごとに礼を言われる。「絆」は十分あると感じる。
なのに、プレゼントをしなきゃ、親密レベルは1だと? あんなに一緒にいたのに? ボーカロイドの演技力、恐るべし。
>ミクさんらは表面上、「ありがとう、大事にするね~」とか言ってるが、多分楽屋に戻ったらゴン箱にポイ投げだろう。
……ああ、分かった、これが「アイドルに貢ぐ」のリアルなんだ。それを体験させてくれる今作、神ゲー確定である。

こんなんわらいますよ(笑)きっと事あるごとに礼言われるような絆状態でようやく1なんですよ(笑)
詳しいストーリーは忘れましたが世界に呼び出しておいて親密度1はなかなかひどい話です(笑)
ついでにアイドル論についての理解まで到達できる神ゲーだったとはwwww

でもこの大作業を終えてようやくフリープレイを思う存分遊べるんですよね
実際遊んでみてすぐに違和感が発生、そう!チャンスタイムのパ◯ンコ演出がない!!
何百回と刷り込まれたアレはなくなったらなくなったで違和感に変わるのであった…すぐ慣れるけどね(笑)

曲、あんまりイチオシ曲はなかったのですか、残念。僕はメドレー曲はどれも良かったです。特にカオスが好きかなー
鬼畜な終極様はまさにラスボスに相応しい雰囲気で、うろらんだー(の卑怯譜面w)と共に異彩を放ってましたよね
後はとくにCalc. 紅一葉 愛Deeなんかもイベントアイテム集めで沢山遊んだせいかお気に入りです!

終極練習等でyoutube。良いですよね
再生スピード落とすと譜面認識しやすくなるかもしれないけど、今度は本番が早すぎると言う(笑)

今作は曲数少なめの割に(だらけがちな)ノーマル難易度指定作業も多かったのでつい精度を狙いたくなるものですが
僕は長押しが苦手でした。入りは良いんですが終わりにも判定があるので低難易度でも慣れるまでFINE祭り開催しまくってました
otaさんは片手派との事ですが、僕は太鼓の達人をプレイしていたせいか逆に片手だともつれて出来ない感じで常に両手プレイでしたw
その弊害が太鼓4ボタンから8ボタン+LRスティックになったことによる赤COOL(押し間違い)頻発です…
このXで鍛えられたおかげかFTも少し出来るようになってきてまた結構遊んでます楽しいですよotaさんもカモン!やりがいは凄まじい!

スイッチ版はFTの移植版+PS4版にない曲がいくつか収録と言う感じらしいですね
ただ、PS4版にない曲はPS4版でも今後DLCとして出してくれるらしいです(ならば僕はスイッチ版を買う理由がない…)
PS4FTにあるDIVAXの曲はハジメテノオトとLOL(譜面も全然違いました)、無料DLCだった曲も多分あります。メドレー曲だった中のいくつかも。
殆どはDIVAXはDIVAXの曲って状態でFTには未収録と思います。過去作はやっていないのでFと比べてどうかはわからないですが…

作業後のXもフリープレイで好きに着せ替えもできるので時々プレイしています
音ゲーはちょくちょく遊ぶのでやっぱりDL版が良いと思います高いけどね…長々と失礼しました!
返信する
Unknown (サク)
2020-05-05 09:12:17
過去作のdivafの方が映像的には綺麗なんですね
全っ然関係ない話なんですが、divafはPS3で立体視に対応してるゲームの内の一つなんですよね
以前、PS3の立体視対応ゲームをPSVRで遊べるのかというのを調べたことがあるんですが、一応可能は可能みたいですね
ただ、可能は可能なんですが、PS3の各ゲームの立体視モードって立体視対応のテレビに繋いだ状態じゃないと選択出来なくて、PSVRは立体視対応テレビとは認識されないようで、立体視モードに出来ないんですよね

立体視モードにさえ出来れば綺麗に立体視映像として見られるみたいなんですが。なので立体視モードにするために3DテレビとPS3を繋いで、立体視モードにしてからPSVRに繋ぎかえるとかいうアホみたいな作業をしてからじゃないとPSVRで立体視対応ゲームを出来ないという
クレーム対策なのかなんなのか分からないですが、こういう余計な制限やめて欲しいですよね。立体視非対応のテレビで立体視モードにしても映像がブレるだけですぐ戻せるんですし

divafみたいな映像に魅力のあるゲームを立体視でプレイしたら楽しそうなんですけどね
まあ、今調べたらdivafの3D映像がyoutubeに上がってたので、divafの立体視を体験するだけならPSVR単体でもyoutubeを通せば出来そうですが…
返信する
Unknown (ota)
2020-05-07 21:32:38
>>かまぼこさん

>アイドル論…は贔屓のスポーツ選手を応援するといった事とも近いのではないでしょうか?
それは分かるんですが、異性(それも若い)となると欲目は避けて通れないわけで、皆はそこをどう消化してるのかなぁと。
俺はホント、ミクさんには不思議なくらい邪なことを思わないので、この感覚が皆のそれに近いのかなと思いました。

>個人的に音ゲーに余計な要素は要らない派ですが、今作のストーリーモード程度の薄味と言うか…無味なら平気でしたね
物語を入れるにも、素直に「ライブの観客を増やしたい」「もっと上手く歌って客を喜ばせたい」とかなら自然なんですけどね。
それをなんか世界がどーたらにするからワケワカになるんですよね。まぁ、ここは改良の余地が大いにあると思います。

>セガ様の片割れ様お得意のアレに強烈に思えて仕方がなかったですw ◯◯確定!ってやつです。流石と思いましたね
わははは、なるほどw アレの演出か。俺は魔法少女の変身みたいと思いましたが、その解釈の方が適切っぽいですね。

>更に変身すると必然的にアクセサリーも剥がされるため毎回お気に入りから設定し直すのがルーチン化するとはいえ面倒でしたよね…
あー、これ書き忘れたな。そう、そこ非常に面倒でした。曲クリア後に「元のモジュに戻す」て設定があるべきでしたね。
5ジャンル用ノルマブレイクセットは必須ですね。それで大半は通用する。それ故にモジュがワンパターンになるんですが。

>絶対に許されないのは大量プレゼント作業!お前だ!ですw
本当にねぇ。俺、ゲームであそこまで「増えないゲージ」て初めて見たかもしれません。擁護不可能でしょ。
せめて「アイテム所持上限がない(99個持てる)」「纏めて、或いはスムーズに続けて渡せる」仕様にはしてほしかった。
プレゼントの好みも、1回判明したら後は表示されるようにするとか。プレーヤーを苦しめるにしても、ここじゃないだろうに。

>曲、あんまりイチオシ曲はなかったのですか、残念。僕はメドレー曲はどれも良かったです。特にカオスが好きかなー
メドレーはどれもボスの風格を感じられる良い纏め方がされていましたね。変な言い方ですが、単曲でないのが残念です。

>僕は太鼓の達人をプレイしていたせいか逆に片手だともつれて出来ない感じで常に両手プレイでしたw
おお。両手慣れしてることは、ミクさん音ゲーでは非常に有利に働くでしょう。羨ましいです。
でも太鼓に適応してる分、押しミスも発生しがちなんですね。音ゲーも色々あるから、切り替えが難しいですな。

>スイッチ版はFTの移植版+PS4版にない曲がいくつか収録と言う感じらしいですね
>ただ、PS4版にない曲はPS4版でも今後DLCとして出してくれるらしいです(ならば僕はスイッチ版を買う理由がない…)
おお、マジですか。俺は最近ジョイコンが嫌いになったので、その意味でもPS4版のFT一択だったんですが、後押しになりました。
FTは一家に一本レベルのボリュームだと思うので、いずれ買います。聞くところによるとトロフィーも楽だそうですしw
いつかVRも買って、ミクさんのライブをリアルに体感したいですね。ミクさんは神です、はい。
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Unknown (ota)
2020-05-07 21:38:03
>>サクさん
>全っ然関係ない話なんですが、divafはPS3で立体視に対応してるゲームの内の一つなんですよね
へっっっぇえええ……物凄いトリビアです。いや、PS3で立体視が可能ってとこから知りませんでした。はー……。
ただそのハードルは相当高いんですね。3Dテレビなんて余程の好事家しか持ってないからなぁ。俺も欲しくはないです。

>今調べたらdivafの3D映像がyoutubeに上がってたので、divafの立体視を体験するだけならPSVR単体でもyoutubeを通せば出来そうですが…
おお、そういうやり方ももあるんですね。VRは身構えてゲームをやるんじゃなく、まず映像で親しむべきかもしれませんね。
返信する
Unknown (サク)
2020-05-09 10:06:59
ご存知ありませんでしたか
otaさんのような人にすら知られていないというのはまずいですよねえ。となると一般ゲーマーなんて知っている筈もないし、如何にソニーの広報が不足していたかという証左のようなものですね
一応対応タイトルは50本くらいあったりするんですが

>3Dテレビなんて余程の好事家しか持ってないからなぁ。
なのでせめてPSVRで遊べればなあと思って調べてみたんですが、残念ながら実質的には遊べないようなものという…
まあ仮に遊べたとしても、今更PS3の立体視に魅力を覚えるか?という問題はあるんですが
私も多分好奇心で試してみるくらいで終わりだと思いますし

まあPSVRを持ってない状態であれこれ言ってもしょうがないんですが
より快適なPSVR2が互換付きで発売される可能性を考えるとどうしても買えなかったですね
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Unknown (ota)
2020-05-09 18:26:40
3Dテレビは大きく売り出されてた時期があるので、一応対応させておくのは当時の選択として間違いじゃないと思います。
ただ、全く受けなかったのがねw 確か映画のアバターで注目されて、石川遼が出るパナソニックTVのCM流れまくってたなぁ。。
モニターに「構えて」臨むのは、誰もが重くて面倒に感じるんでしょうね。多少の凄さではその壁を壊せない。
VRは突き抜けた凄さでちょっと風穴空けましたが、まだ道半ば。PS5でバランスを逆転させてくれるよう願いましょう。
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