春までもう少し

　２０２４年も早いものでもう３月に入ってしまった．１月から天気が悪かったし、寒暖の差も激しくて、この２か月間は走行距離がほとんど伸びなかった．天気さえよければ、有給休暇を使って尾鷲や熊野までいく算段までは付けていたのに、なかなか思うようにはいかなかった．



　３月に入っても相変わらず寒い日が続く．凍結が怖いのでツーリングは、和束町から南下するとしても室生辺りで引き返すことにしている．名張から北上して帰路に着く途中、月ヶ瀬を経由する．梅の季節は過ぎたと思っていけたけれど、そこそこの交通量があることに気付く．



　３月に入っても梅の花はまだ見頃らしく、道を行き交う自動車やオートバイの数が多いことに驚く．今年はまだ梅の花を見ていなかったし、この機会を逃せば来年までお預けになってしまう．そういうわけで、八幡橋を南に望むことができる場所へオートバイを走らせる．



　この場所は交通量が少なくて、梅の花を静かに楽しめる穴場といった感じだ．梅の花はピークを過ぎていたけど、吹き荒れる風が梅の甘い香りを運んでくれた．この梅の甘い香りは、季節が冬から春に移ろうことを肌で気付かせてくれる．



　もう少し経ったら、あっという間の内に暖かくなってしまうことだろう．今年は北陸を中心に走り回ってみたいと思う．関東育ちの自分だが、ルーツは石川県の七尾にあるらしい．シーズインに向けて、オートバイを整備してやらないとね．