オーガニック コンシェルジュ・ボイス

オーガニックをおしゃれに楽しもう。

久しぶりに癒されました

2004-07-28 22:48:55 | リラックス
マクロビオティック。
きっとこのコラムもしくはスローライフ・ページをご覧になっている方はこの言葉をご存知ではないかと思います。(無農薬の穀物、旬のお野菜、海草、伝統製法の味噌、醤油、胡麻油、自然塩などを使ったヘルシーでナチュラルな食事法)

身士不二=旬の物を食べる、一物全体=野菜の皮、葉、根も調理して食べる、というこだわりからマクロビオティックではその素材としてオーガニックのものが積極的に選ばれているとのこと。実際にオーガニック講座にも必ず、マクロビオティックを取入れている方が毎回いらっしゃいます。そんなこともあり、つい先日山梨県小淵沢で開催された「マクロビオティック・サマー・カンファレンス」に1日だけ取材も兼ねて参加させて頂きました。

マクロビオティックの第一人者である久司道夫先生や作家の桐島洋子さんという豪華な顔ぶれの講演もさることながら、開催地・小淵沢の自然とお料理はすばらしかった!!!です。なんでもマクロビオティックでは、食べ物には陰と陽があり人参1本をとっても頭とおしりがあり‥ フムフムと`ナルホド知識´を頭に入れつつ、体と心は今にも溶けそうな緑の森へと吸い込まれていました。何重奏にもなるセミの声やザワザワひしめく木々の音、酸素の濃さまで感じる森の中は最高で時が経つのを忘れました。

初めて味わうクシマクロビオティックのお料理。「オーガニックの食材がこんなに美味しく調理されているなんて…」と感動しつつ、ここまで作ってくれた人達の顔を想像しながら(きっと、とっても優しい笑顔)ひとくち30回以上しっかり噛みしめて食べました。

心も体もお腹もぜーんぶ大満足の1日。久しぶりに顔がゆるみっぱなしの時を過ごしました‥

オーガニック表示のいろいろ

2004-07-20 07:57:01 | 国内のオーガニック
オーガニックの講座にて、始めに受講してくださっている皆さんに「オーガニックについてどんなことを知っていますか?」とこちらから質問します。
*農薬などを使っていない農作物
*体に良い食べ物
などいろいろな答えがありますが、そのとき驚かされるのがJASマークの存在をほとんどの方が知らないということ。

日本においてはオーガニック(有機栽培農産物)のものは日本農林規格(JAS法)に基づいて、
牧草を除く多年生作物(開花し実をつけても枯れず、永年に渡って生育を繰り返すもの。例/果樹やお茶、アスパラガスなど)は、その最初の収穫前に3年以上、それ以外の作物を生産する場合にあっては播種(作物に種をまくこと)または植えつけ前に2年以上の間、禁止されている農薬や化学肥料を使用していない水田や畑で栽培されたもの。(他、もっと細かい沢山の規定があります)
などの生産の方法を定めていて、この規格に沿った生産が行われていることを、登録認定機関が個別に認定を行い、JASマークが貼られます。 そして、食べ物に「有機」「オーガニック」など言葉を表示するには、この有機JASマークが貼られていなければなりません。なのでオーガニックのものを選ぶ基準のひとつとなるのがこのJASマークなのです。

またオーガニックとはあくまで英語なので、ヨーロッパの国々では「オーガニック」を意味する言葉を表記するものとして、
Bio(生命・生物)=イタリア語、フランス語、オランダ語、ポルトガル語、ギリシャ語が使われており、
Eco(エコロジー)=ドイツ語、デンマーク語、スペイン語、スウェーデン語で使われています。

ですので買物に行ってヨーロッパのオーガニック食品を見つける目安としては、日本でJASマークを確認するようにBioEcoというロゴをチェックしてみることをお勧めします。これを知ってるだけで、オーガニックを選ぶ幅がうーんと広がりますよ!

さすがイギリス!チャールズ皇太子の‥

2004-07-11 21:02:04 | 海外のオーガニック
イギリスは先進国の中でもオーガニックに力を入れている代表的な国で、食品の需要や栽培農家の数も近年急増しています。1999年4月に施行されたオーガニック農業計画によって、イギリス政府はオーガニック農業を支援するさまざまな取り組みを行なってきました。ですが国内の生産体制はまだまだ遅れているため、そのほとんどを輸入に頼っています。

そんな中、さすがイギリス!心強いオーガニック推奨者が産業を盛上げてくれています。

オーガニック・ブランド
[Duchy Originals ダッチー・オリジナルズ]は1990年に英国のチャールズ皇太子が創設したオーガニック食品のブランド。創立当初は皇太子の気まぐれだろうとささやかれていましたが、オーガニックへの人々の関心と需要で徐々に収益を上げ、いまでは押しもおされぬ英国のオーガニック高級ブランドのひとつとなっています。この事業の収入は皇太子のもとへは行かず、慈善基金や新しい事業への資金として使われているとか。素晴しい!

詳しい情報はエコマガジン「ソトコト 2004 8月号」にも掲載されています。

行きつけのお店(面白い食品が並ぶ品川駅アトレD&D)には定番のビスケットとジャムが並んでいます。今回はリッチなティータイムを味わおうと奮発してオレンジ・ビスケットを買い、相性バッチリというミルクティーと一緒にいただきました。



ところでこのビスケットのお味ですが‥個人的な感想としては、やはり外国のお菓子だな~と思わせるしっかりした食感が印象的で、後味がさっぱりした食べやすいビスケットでした。オレンジの皮らしき粒とカラス麦の歯ごたえが絶妙の食べごたえ‥おいしい!

きっとチャールズ皇太子が試食を繰り返しあれこれ試行錯誤しながらこのビスケットを作ったはず。なんて思いながら食べるともっと美味に感じられるかもしれません。今秋には紅茶も日本へ入荷されるとのこと。究極の英国風ティータイムを皇室ブランドで楽しめる日も近いのです!!!

ドイツのオーガニック・ライ麦パンの食べ方2

2004-07-09 10:52:38 | 
次にこのパンの愛食者によるレシピのご紹介。聞き慣れない?!食材名が登場しますが、あくまで参考として試していただければよいかと思います。でもこれらのレシピをアレンジして仲間やお客様を招いた時のサプライズ!の1品としておもてなししたら、見なれない食材と味なだけに話題になること間違いなし!です。

レシピ1
チーズ、トマト、きゅうり、シンケンハム、スモークトサーモンの組み合わせが基本です。オープンサンドがお勧めで、エメンタールとトマトをスライス、レモンとアルペンザイルをふりかけると最高です!
(エメンタールにくせがあるという方はカンボソラーチーズがお勧めです。オイルサーディンはいけますがフォアグラ、キャビアはいまいち相性か合わないようです‥)

レシピ2
パンを少し温めてカンボソラーの上にローストした胡桃をのせても美味です。都内のある一流次席シェフがこの味に絶句していらっしゃったとか。アルコールにもとても合います。

レシピ3
ハーゲンダッツのヴァニラアイスクリームと一緒に。
お腹がすいてアイスでは物足りない時に試してみてください。4分の1にパンを切ってその上にアイスを乗せてください。パンの芳香とヴァニラの美味しさがかみ合って急なお客様にも対応できる美味しいデザートになります。

レシピ4
もう一つはパンカツレッツです。お肉の代わりにフォルコルンブロート、ゾンネンブルーメンを半分ぐらいに切って衣をつけて召し上がってください。この時に注意をする事は上質な油を使用してください。カラット揚げて少しお塩をふって召し上がってください。これはポーランドのJazzメン、日本橋の一流お座敷串刺し屋サンを呼んであるドクターの屋敷でパーテイーを催した時大変な人気な一皿でした。このかつはお肉をいただけない方にも絶対お勧めです。

どうぞお試しあれ~!!!

オーガニックのドイツ・ライ麦パンの食べ方

2004-07-08 02:50:21 | 
こんな美味しいオーガニック、あったの?!でご紹介したドイツ・ライ麦パンの私流の食べ方と、海外での本場ならではのレシピをご紹介します。このパンの正式名称はプンパーニッケルで味の種類もいくつかあります。

ドイツは、オーガニックの要とも言われているルドルフ・シュタイナーによって築かれたバイオダイナミック農業(http://www1.interq.or.jp/pokko/bd.html)発祥の地でもあります。ドイツのオーガニックロゴ(その商品はオーガニックですよという印)を取得するための生産規定は、ヨーロッパ指令の規定より厳しいとのこと。また一方でドイツの農業大臣は、2010年までに全耕地面積の20%をオーガニック化する!という野心的な目標を定めたり、連邦のプログラムはオーガニックに関わる人たちへの支援を提案したりと、かなりオーガニックに対し国をあげて積極的な動きが見られます。 

ではさっそく私流レシピのご紹介。



まずはオーブンなどでパンの表面をほんのり焼きます。そしてシンプルに好きな野菜類を載せるだけ。レタス、ミニトマト、アボガドなどです。スライスしたチーズがあってもいいですね。イメージとしては沢口靖子さんがリッツ(Ritz)のCMでやっている、あんな感じのアレンジです。

仕上げのポイントは、ほんの少しオリーブオイルをかけること。塩コショウやマヨネーズで味付けしても、そのまま素材の味だけで楽しむのもお好みでどうぞ。ただパンに独特の香りと触感があるので、初めて食べる方はマヨネーズなどでマイルドな味に仕上げたほうが食べやすいかも知れません。

つづく‥

こんな美味しいオーガニック、あったの?!

2004-07-08 01:41:48 | 
今年4月に行なわれた。「オーガニック・フェスタ2004」そこで見つけた
見ただけではよくわからない‥
なかなか購入するのに勇気がいる‥
食べ方がわからない‥
不思議な色かたち‥
でも実は食べたら病みつきになる!
というオーガニック加工食品をご紹介します。

それはドイツのオーガニック・ライ麦パン
容器にはちゃんとオーガニックを意味するBioの表示が見えます。
(オーガニックとは英語なので、ヨーロッパでは同じオーガニックの事をBioもしくはecoなどの表現を使います)店頭でこの商品を見ただけでは「まぁ、美味しそう。是非買ってみよう!」という気持ちにはなかなかならないはず。真っ黒な外見とテカテカした質感。手に取るとずっしり重くて固い。私達が見慣れたふわふわした白いパンと180度違うそのドイツのライ麦パンは、その味、おいしさ、共に想像がつかない‥

でもこれが食べてビックリ。今まで食したことのない舌触りと風味。噛めば噛むほど、まるで穀物を食べてるような食感。トッピング次第で何通りもの全く違うアレンジと味を楽しめてしまうという驚きの逸品なのです。

詳しいレシピはPart.2にて、たっぷりご紹介します。

朝のこだわり!オーガニック Part.2

2004-07-05 23:22:34 | 
朝のこだわり!オーガニック Part.1のつづき

時間がない時、フレッシュジュースの材料を買いそびれた時は「オーガニック・キャロット&アップルジュース」を愛飲してます。オーストラリア・ビクトリア州の肥沃な黒土で育ったあまーい甘い人参と、南半球のギラギラ太陽の下で実った栄養たっぷりのリンゴからできています。コップ一杯に約人参1本、リンゴ1個分の栄養素が詰まっているとのこと。

1日一杯の青汁を習慣にしている人も多いようですが(モデルさんの間でも流行っているとか)、最近はこの人参ジュースがちょっとトレンドになってきているようですよ。書店に行けば必ず「人参ジュースで健康!」とか「こんなに効く!人参ジュース!」のようなタイトルの書籍が並んでいます。

なんでもこの「オーガニック・キャロット&アップルジュース」を製造している会社は、研修として社員が実際にオーストラリアのオーガニック栽培農家を訪ね、一緒に畑に出て草取りしたり栽培者のお話を聞いたりと、まるで酒造りの職人さんのように魂込めて造っているとのこと。

これから先、このような生産者と仲良しの企業がどんどん増えてオーガニック栽培の苦労の末にできた、輝く野菜や果物達を作り手の思いを込めて世に送り込んで欲しいなあと思います。
        

このジュースの味については以下の通り試飲が行なわれます。
7/8-14横浜・松坂屋、 7/17,18吉祥寺・東急、 8/25-31二子玉川・高島屋。
東京都内では恵比寿三越、三浦屋他にて購入できます。もちろん通信販売にてさまざまなオーガニック食品も揃っています。
問合せ:薬糧開発株式会社

朝のこだわり!オーガニック

2004-07-05 23:05:22 | 
講座の生徒さんにも、お仕事でお会いする人にもよく聞かれる言葉。「やっぱり毎食、オーガニックなんですか?」

‥‥‥。

願わくばそうしたい、そうであったらどんなにいいだろう、と常々思っているのですが、現実はきびしいのです。一人暮らしで食費に限界?!があるし、近所は激安スーパーが軒を並べる地区なため、ハッキリ言って電車を乗り継いでオーガニック食材を買いに行く始末。毎食すべてオーガニックなんて‥無理ですー!

そんな私にも毎日絶対に欠かさない簡単&お手ごろオーガニック、あります!それは
朝のフレッシュ・オーガニック・キャロットジュース

起き抜けの空っぽの体に、オーガニック・キャロット(有機栽培人参)の手作りジュースをキュイーっと入れるのです。人参はからだに必要なビタミンとミネラルのほとんどが含まれる野菜の王様です。特に朝飲むと新陳代謝も高めて、血液サラサラ効果絶大だとか(私も血液サラサラという言葉に弱い一人)。

毎日続ける!朝一番に食す!というのがこだわりです。人参とその季節に応じたフルーツを一緒に混ぜることが多いですね。今の季節はパイナップルです!皆さんも是非、朝一杯のオーガニック・フレッシュジュース習慣、始めませんか?

オーガニック初めの第一歩です!

オーガニックとの出会い Part.2

2004-07-04 02:37:32 | コンシェルジュのこと
Part.1のつづき‥

日本で一般的に皆さんが持っている「オーガニック」のイメージとは、無農薬&無化学肥料の土地で栽培された安心安全な農作物&食品のこと。確かにそうなのですが、他国では「環境にやさしい」「自然と共に生きる」などもっと幅広い意味を含んでいます。だから私のブログも「食」のページにあるのではなく、「環境goo-スローライフ」のカテゴリーの中にあるのですが‥

私の出会ったヒッピー村の住人は、食器を洗うのも水を汚さない為に洗剤をなるべく使わず新聞紙などの紙で擦って汚れを落としたり、部屋の窓に現れた巨大ガエルも、イグアナ並みにグロテスクな1mのトカゲも「可愛らしい!」と微笑みながら見守るまさに自然と仲良く暮らすオーガニックな人々だったのです。

私は日本で味わったことのないそんなライフ・スタイルに憧れ、これをキッカケにオーガニックという言葉に本格的に興味を抱き始めたのです。

なんだか文章でお伝えするのは少々ニュアンスが難しくてもどかしいのですが、皆さんにも「へぇ、そういうことなのか」と共感していただければ嬉しいです。

そんないろんな側面を持ったオーガニック。知れば知るほど面白いけど、なんだか奥が深い‥ ちょっと手強いパートナーなのです!



オーガニックとの出会い Part.1

2004-07-04 01:58:16 | コンシェルジュのこと
前回はブログ・テーマサロン向けに納豆のお話を載せましたが、いよいよコンシェルジェらしくオーガニックのことに触れたいと思います。

それでは私とオーガニックの馴れ初めから‥

私が初めてオーガニックに出会ったのは、海外留学中でした。ある日、友人が「おもしろいところがあるよ。」と連れていってくれた所、そこが裸足に布をまとい髪型も表情までも、まるで生まれたまんまのような人達が住むヒッピーの村でした。衝撃的なその光景は私の胸に強く焼き付き、次の日には日本から持ってきたヒラヒラの服やとんがったサンダルをルームメイトに譲り、その村へと旅立ったのでした。

村の人達は老若男女いろんな国から集まっていて、気の向くまま思いおもいの生活をそこで送っているのですが、基本的に物はリサイクル中心(必然的にあまりゴミは出ない)、移動は車を使わず遠くてもなるべく歩くか自転車、食に関しても近くの便利でお手ごろなスーパーでなくやっぱりちょっと歩いてオーガニック・ショップにて購入していました。そうです。このオーガニック・ショップが私が初めてオーガニックと出会った場所だったのです。(当時、あまり英語ができなかった私は店の名がオーガニックだと思っていた…) Part.2につづく

(写真協力 嵯山ゆり)