オーガニック コンシェルジュ・ボイス

オーガニックをおしゃれに楽しもう。

オーガニック表示のいろいろ

2004-07-20 07:57:01 | 国内のオーガニック
オーガニックの講座にて、始めに受講してくださっている皆さんに「オーガニックについてどんなことを知っていますか?」とこちらから質問します。
*農薬などを使っていない農作物
*体に良い食べ物
などいろいろな答えがありますが、そのとき驚かされるのがJASマークの存在をほとんどの方が知らないということ。

日本においてはオーガニック(有機栽培農産物)のものは日本農林規格(JAS法)に基づいて、
牧草を除く多年生作物(開花し実をつけても枯れず、永年に渡って生育を繰り返すもの。例/果樹やお茶、アスパラガスなど)は、その最初の収穫前に3年以上、それ以外の作物を生産する場合にあっては播種(作物に種をまくこと)または植えつけ前に2年以上の間、禁止されている農薬や化学肥料を使用していない水田や畑で栽培されたもの。(他、もっと細かい沢山の規定があります)
などの生産の方法を定めていて、この規格に沿った生産が行われていることを、登録認定機関が個別に認定を行い、JASマークが貼られます。 そして、食べ物に「有機」「オーガニック」など言葉を表示するには、この有機JASマークが貼られていなければなりません。なのでオーガニックのものを選ぶ基準のひとつとなるのがこのJASマークなのです。

またオーガニックとはあくまで英語なので、ヨーロッパの国々では「オーガニック」を意味する言葉を表記するものとして、
Bio(生命・生物)=イタリア語、フランス語、オランダ語、ポルトガル語、ギリシャ語が使われており、
Eco(エコロジー)=ドイツ語、デンマーク語、スペイン語、スウェーデン語で使われています。

ですので買物に行ってヨーロッパのオーガニック食品を見つける目安としては、日本でJASマークを確認するようにBioEcoというロゴをチェックしてみることをお勧めします。これを知ってるだけで、オーガニックを選ぶ幅がうーんと広がりますよ!