土佐のくじらです。
以前に、「日本とその他の国々では、戦争観が違う」と書きました。
戦争観とは、『 戦争とは、何を意味するか 』ということですね。
その国、その地域の人々が、「戦争」と聞かれて、当たり前のように答える、または思い浮かぶと推測されるものです。
他の国々では、 戦争=ビジネスだが、日本はそれとは違っている・・・こう、私は言い切りました。
なぜ、そう言い切れるのか・・・
答えは簡単です。
そうでないと、それらの国々における、前後の歴史のつじつまが、全く合わなくなるからです。
ではどこを指して、つじつまが合わないと言っているのか・・・
それは、
今日は時間がありませんので、日本の明治以降に限りますけど、
日清・日露・大東亜太平洋戦争、近代日本が経験した、いずれの戦争も、日本は戦後、国力が疲弊しきっているのです。
「戦争をすれば、国力は疲弊するに決まっているではないか?」
そう、皆さんはお思いになるかも知れません。
恐らく、日本人の多くの方々は、そう疑問に思うだろうと推測いたします。
そう実は、そうお思いになることが、即ち、
日本人は、戦争=ビジネスだとは思ってもいない、確固たる証拠なのです。
そして他の国々では、戦争=国力の衰退・・・とは、発想が必ずしも一致しないのです。
むしろ、戦争=儲かるかも知れない・・・と考える人々が多い、
いや、そう考える国々の方が、圧倒的に主流であると言えます。
その証拠ですが、明治以降近代日本と戦いを交えた国々は、日本のように国力が衰退しきった・・・という様子は微塵もありません。
ロシアはソ連に、清は中華民国に、その後の革命によって国名は変わりましたけど、
これなどは、日本で言うところの、政権交代程度でしかありません。
あくまで、それぞれの国の中の、国内問題だということです。
戦争で疲弊しきって、その結果、国が他国に滅ぼされた訳ではありません。
当時の政権が、国民の信任を受けられず、瓦解した・・・内部崩壊した・・・
というのが、正しい見方だと思います。
私の、歴史=つじつまあわせ理論で言えば、
清やロシアは日本と戦い、負けた・・・ということになっていますが、
清やロシア視点で言えば、
これ以上戦争をすると、割に合わなくなったから、戦争を止めた・・・と見るのが、一番つじつまが合うのです。
これは、他の国々の戦争観、戦争=ビジネス論で言えば、そう説明するのが、前後の事実は一番つじつまが合いますし、
そういう視点で、世界や日本の歴史を見たら、また違った真実が見えてくるのが、歴史であると私は思うのです。
詳しくは、後日また日記にエントリーいたします。
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