大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

Myne Resort♪

2013-10-05 22:13:43 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「Myne Resort」本部に戻りました。

豊かな森は、さすが昆虫の宝庫です。

ちょっと歩いただけでたくさんの種類の蝶を見ることができました。

昔は、実家に出る「カマドウマ」にいちいち騒いでいましたが

今は、昆虫もけっこう平気になりました。

その理由は、オランウータンのためなら何でもエンヤコラだからなんですけど、

「多摩動物公園」昆虫館でしっかり学んだおかげもあります。

「Myne Resort」は、キナバタンガン川に面しているので

川を眺めながらゆったり休めます。

川は、いいでよねぇ~♪

山育ちの私は、海よりも山にいる方が落ち着きますが

川の流れには癒されます。

「Myne Resort」のロッジです。

こういうところは、他のリゾート施設と同じです。

「ジャングル・キャンプ」と同じように

自由に飲み物がいただけました。

宿泊客でなくても、利用できるのはサービスがいいなと思いました。

お菓子もありました。

「うれしい!!」

またまた珍しい虫がいました。

大きさがわかるように、

ボールペンを置いてみました。


森を一巡り♪

2013-10-05 17:34:04 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 私は、どちらかというとインドアの人間です。

たぶん「れいなちゃんず」に出会わなかったら

外国に行こうとも、まして熱帯雨林を見ようとも思わなかったと思います。

日本の山もほとんど登ったことがありません。

地元の高尾山や御岳山は、仕事で登ったことは何度もありますけれど・・・。

だから、ジャングルトレッキングは来た道をもどるのかな~

大変だよなぁ~と思っていました。

(オランウータン命になってからは、オランウータンのためなら何でもすると思っていますけどね!!)

でも、「サバティー・ガーデン」のジャングルトレッキングも

ここ「Myne Resort」のジャングルトレッキングも、

来た道をもどることはなく、

ジャングルトレッキングの経路が、

ぐるっと森を一回りするようになっていて助かりましたし

すごいと思いました。

サッカー場がありました。

山の上から川を眺めた時に見えたサッカー場だとわかりました。

「Myne Resort」で働くスタッフのものなのか、村の住民のものなのかわかりませんが

家と畑もありました。

キョウコさんと「昨年ホームステイした家を思い出すね」と話しました。

私とキョウコさんは、昨年インドネシア、セコニャール川流域にある「タンジュンハラパン村」で

ホームステイをしました。

とても感慨深い旅でした。

すべて自給自足で生活しているわけではないでしょうが

自分たちでできることはできるだけ自分たちで行っているのだと思いました。

大型動物には会えなかったけど・・・

とても有意義なジャングルトレッキングでした。


ゾウの道♪

2013-10-05 12:11:21 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 良質の熱帯雨林が残る 「Myne Resort」の森は、

オランウータンとボルネオゾウの観測のプラットホームになっています。

この森で、人間にじゃまされず

生きて行って欲しいと祈ります。

オランウータンにもボルネオゾウにもまだ出会えてなかったのですが

ゾウが通った痕跡は何度も確認することができました。

ゾウのふんです。

だいぶ前のものなのか

キノコが生えていました。

ネストの新旧からオランウータンがいつそこにいたかがわかるように

ゾウのふんの新旧からいつゾウがそこを通ったかがわかるのだと思います。

草が踏み荒らされているのも

ゾウが通った後だからです。

ここ、ゾウさんたちが通ったんだなあ~。。。

私たちも見たかったかな~と思いました。

さわり頃?のフンが落ちていました。

マレーシアを飛び回っているワイルドなふみさんが

フンを割ってくれました。

さすが、草食動物のフンです。

しっかり消化されて、繊維だけになっていました。

キナバタンガン川流域の自然を守る価値も意味もわかったような気がしました。


悲しい歴史!!

2013-10-05 09:25:48 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 良質な森です。

専門家でもない私が言うのも何ですけれど・・・

高木の枝葉が茂る太陽の光を直接受ける「林冠」と

林冠部に太陽の光が遮られ、光が届きにくい「林床」と

二つの世界がそろった熱帯雨林です。

オランウータンもネストを作りやすいでしょう。

オランウータンのことをそれほど考えていなかった頃

(れいなちゃんに出会う前・・・)

土地に、何でもいいから植物が生えいることが大事だと思っていました。

今は、外来種による悪影響も

原生林と二次林の違いも知りました。

二次林であっても、オランウータンが生きていける森を

残して行かなければいけないとみんなに叫んでいる毎日です。

熱帯雨林の植物の葉は、

先がとがっていて、水滴が落ちやすく、大量の雨に対応できるようになっています。

また、熱帯雨林では落ち葉が降り積もってできているため表土が浅く、

木の根は地中に深く根を伸ばすことができません。

それに、大木になるので、地中の根だけでは支えきれません。

それで、根が板のようになっている木をよく見ました。

 「To Merbau Tree」と明記されている木がありました。

 「メルバウ」は、マメ科の広葉樹です。

太平洋鉄木とも呼ばれ、

耐久性・保存性・シロアリに強いということで

建材としてとても人気があるようです。

なぜこの木だけ特別に、

 「To Merbau Tree」と書かれているのでしょう。

この木には悲しい歴史がありました。

第二次世界大戦時、この地でも戦いがありました。

この「Merbau」の木には、穴があいており、

日本軍に襲われた村の娘たちがこの木の中に逃げ隠れたと聞きました。

戦争は、人の心を変えてしまいます。

戦争は、何一ついいことはないのです。

この豊かな熱帯雨林を尊いと思わない人はいないでしょう。

みんなで守っていきたいと思いました。