大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

迫る!!プランテーション!!

2013-10-09 21:06:07 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  ボルネオゾウと別れて、BCTオランウータンつり橋活動地に向かいます。

舟を進めているうちに、景色の変化に気付きました。

キナバタンガン川の片方の岸に、アブラヤシのプランテーションが見えたのです。

道路を走っている時に、いつまでも続くプランテーションにびっくりしましたが

川のそばまでそれは、迫っていました。

川から20メートルの範囲は、プランテーションは作ってはいけないと法律で

決まっているそうですが、守られていないことがわかります。

そもそも20メートルにも根拠はないわけで、

オランウータンやボルネオゾウが行き来するためには

数キロメートルは必要だと思います。

ボルネオゾウやオランウータンがプランテーションに現れ

農業被害をおよぼし、殺されていると聞きます。

ゾウやオランウータンたちにしてみれば

そこは、昔から自分たちの棲みかだったわけで

人間が勝手に開発しているせいなのにと思います。

日本にいると、つい目先の便利な生活に

ボルネオに棲む動物たちのことを忘れがちです。

が、こうして、オランウータンたちの故郷に立ってみると

本当に動物たちに申し訳ないと思うのでした。

でも、残されている自然の中で動物たちが

懸命に生きている姿を見ることができました。

「シロハラウミワシ」の夫婦だと思います。

川沿いの見晴らしの良い木を止まり木するそうです。

凛と立つ姿を美しいと思いました。

昆虫の数も多いけど

鳥もたくさん生息することを知りました。