大好き森の人

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野生生物レスキューセンター♪

2013-10-15 20:03:08 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  『野生生物レスキューセンター』は、大規模なので予算確保や設計に時間がかかります。

しかし、ゾウがアブラヤシのプランテーションに入り込む数が増え、

捕獲して保護区に人間の手で戻すことが追い付かなくなりました。

そこで、とりあえずその場から移動させ、一時的に保護する施設が緊急に必要になりました。

それで、「レスキューセンター」第一期工事として

ゾウのパドックとレスキュー活動ができる施設が建設されました。

ゾウのパドックは、柵方式です。

柵方式は、地形なりに設置できる、工事に時間がかからない、柵の間から人間が逃げられる、風が通るなどの

利点があるそうです。

ゾウは、鼻を巻いて樹木を倒すので、鼻を巻くことができないように柵の外側にはトゲトゲがつけてあります。

保護したゾウのケアをするスタッフが生活できるように

スタッフコートも用意されていました。

井戸を掘って用水を確保します。

日差しが強いので、天幕で日陰を作ります。

耐久性のある布なので、雨にも太陽光にも負けないそうです。

様々な工夫がされていますが

今までにないタイプの施設なので

実際に使ってみて、悪いところ、不便なところは改良していくそうです。

センター全体を上から眺めようと、みんなで丘の上に上りました。

時計草、オジギソウなど、様々な植物も見られました。

ここでも、みんなで記念写真を撮りました。

『野生生物レスキューセンター』については、BCTジャパン通信6号を参考に書かせていただきました。


レスキューセンターです♪

2013-10-15 18:31:56 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 「野生生物レスキューセンター」に着きました。

大きなアブラヤシが見えますね。

センターは、アブラヤシのプランテーションの中にあります。

 「ボルネオへの恩返し」

野生生物レスキューセンターの話を私が初めて聞いたのは

2010年『COP10』開催の年でした。

そして、今年4月にレスキューセンターが完成したのです。

「野生生物レスキューセンター」は、ボルネオの生物多様性保全のため、

ボルネオゾウやオランウータンなどの野生生物の一時的保護、治療、野生復帰へのリハビリを行い、

将来的には環境教育や研究などのプラットホームとなることを目指しています。

マレーシア・サバ州(ボルネオ島北東部)では、森林伐採、アブラヤシ農園への大規模な転換により

野生生物の生息地の消失、分断化が起こっています。

ボルネオゾウは、アブラヤシ農園に入り込み大きな農業被害を起こすので

殺傷されるなど人間との衝突が起きています。

日本でも、クマが里に出没して大騒ぎになりますよね。

森林を人間が壊してきたことが原因なのに・・・と

ニュースで聞くたびに思います。

インドネシアのスマトラ島で、ボルネオゾウと同じ理由で

スマトラゾウが害獣として殺されている「毎日新聞」の記事を見せてもらいました。

野生生物と人間の関係が壊れてきています。

この問題の解決を早急に進めなればなりません。


レスキューセンターへ!!

2013-10-15 00:11:56 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  4WDは、でこぼこ道を進みました。

途中ぬかるんでいる所もありました。

ここを工事の車が、荷物を積んで行き来したのですね。

「野生生物レスキューセンター」が

完成を迎えるまでには、大変な苦労があったのだと確認しました。

完成が1年ずれ込んだことも聞きました。

どんな苦労があろうとも

ボルネオの野生生物を守るためにはやらなければならないことです。

「野生生物レスキューセンター」の周りは、すべてアブラヤシのプランテーションです。

たくさんの農民が、プランテーションで働いているのが見えました。

アブラヤシを育てるのには、たくさんの農薬を必要とします。

彼らの健康状態が気になりました。

アブラヤシの実を採るのも重労働です。

そのおかげで、私たちは口当たりのいいスナック菓子や手軽なカップラーメンを食べることができます。

 「野生生物レスキューセンター」は、サバ州野生生物生物局、旭山動物園、BCT、BCTJの共同プロジェクトですが

プランテーションの持ち主と村人の協力も必要でしょう。

そして、パーム油を使用している私たち日本人も無関心ではすまされません。