大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

チャリティグッズ

2010-04-08 21:13:00 | BCTJ



 オランウータンやテングザル、ボルネオゾウの住む
「ボルネオの森」をできるだけ守るために、人それぞれの貢献の仕方があると
BCTJのスタッフの方に言っていただきました。

私は、私なりの関わり方がある・・・
それでいいのだと思ったら、とても気が楽になりました。

社会貢献は、細くても長く続けることが大事で、
長続きするためには、無理は禁物だからです。

ボルネオの森のために自分のできることを
どんな小さなことでいいから、多くの方が始めてくれるといいなぁと
思っています。 

ボルネオ支援自動販売機でジュースを買うことも
その一つです。 

大好きなジュースを買うだけで
役に立つことができるなんてなんて気軽でなんて素敵なことでしょうか。 

チョコレートを買ったり、アイスクリームを買ったり、
ボテトチップスを買うだけで、社会貢献ができるようになったら
お金を使う甲斐があると思うのですが・・・。 



 高級ブランドバックの『ハンティングワールド』も
BCTJ『緑の回廊基金』を応援しています。

ハンティングワールドのチャリティグッズの売り上げ1%が
提供されます。

お店は、銀座に行かないとないと思っていたら
なんと近くの立川「高島屋」に入っていました。

それで、早速お願いして写真を撮らせてもらいました。

これも、私のBCTJ貢献の一つです。

お高いバックですが、
ハンティングワールドにしては、破格のお値段です。
リバーシブルで二つバックを持っている感じなのもお得感あると思うのですが。。。 





スペシャルトークライブ

2010-03-07 00:00:00 | BCTJ



 『未来のスケッチ』出版記念イベント
“スペシャルトークライブ”遠藤功氏&坂東元氏に行ってきました。

写真は、撮ってはいけないということでしたが
ブログで宣伝はOKということなので書かせていただきます。

『未来のスケッチ』は、
旭山動物園に惚れ込んだ「早稲田大学ビジネススクール」の遠藤先生が
動物園を取材して書かれた本です。

本を出した「あさ出版」は、ビジネス書をたくさん出している出版社のようでして、
会場は、背広を着た方で埋め尽くされていました。

参加者の2割くらいしか
「旭山動物園」に行かれていないみたいでした。

「ぜひ、行ってほしい」と遠藤先生はおっしゃっていましたが
坂東園長によると夏は混んでいるので
ぜひ今頃に来て、冬の「旭山動物園」を楽しんでほしいとのことです。

冬、寒さがあってこその動物たちを見て
地球温暖化の問題点を感じてほしいそうです。 

それから、できるだけツアーじゃなく来てほしいそうです。



 本の印税の一部は、BCTジャパンに寄付されますので
良かったら買ってくださいね。



私は、子どもの頃から動物好きだったわけではありません。

きっかけは、オランウータンですが
「旭山動物園」にアザラシの魅力もペンギンの魅力も教えてもらいました。



アザラシのもぐもぐタイムは、何度見ても楽しいですし
ペンギンの赤ちゃんが、もこもこでこ~んなにりっぱな体格をしていることを
知ることができました。

『動物園』のおかげで、動物の魅力を知ることができています。



 そして、廃園の危機まで行った「旭山動物園」が
全国的にも有名になった今、
「恩返しプロジェクト」アジアの代表としてボルネオオランウータンのふるさとを
助けることになりました。



たくさんの生命が命を繋ぎ続けられるように、
都会に住んでいる方とも力を合わせて行きたいというまとめの言葉でした。 




会場は、東京駅からすぐのところでした。



帰りは、500円プラスしてライナーで帰ってきちゃいました。 


ジャングルクリスマス♪

2009-12-05 20:45:40 | BCTJ



 明日、12月6日(日)に
明治学院大でBCTJ「ジャングルクリスマス」が行われます。



11月のBCTJ東京の例会は、
そのための話し合いが中心でした。






子どもたちのためのプログラムがたくさん行われます。

「ボルネオの動物が見える万華鏡」づくりもありますよ。
ここでの収益は、「ボルネオ緑の回廊」に寄付されます。

お時間のある方は、お出かけください。
詳しくは、BCTJホームページをご覧くださいね。 





1%の優しさを!!

2009-11-05 22:20:53 | BCTJ



「コーヒーアワー」第3夜・・・。
星槎大学「坪内俊憲」先生の講演は、
『野生動物にも人間にもボルネオ緑の回廊が必要な理由』でした。



連日、職場を早く出るのは気が引けたのですが
話をどうしても聞きたかったので、
同僚に無理言いました。

おかげで皆勤賞ですよ。 



ボルネオ島は、
生物の宝庫です。

これらの動物のほとんどは、木の葉で生きる動物です。
その動物を生きさせるだけの森であること・・・

ボルネオの森の偉大さを認識しました。

木を切ることは悪いことではなく
再生できないほどに切ってしまっていることが
問題なのだという話がありました。



減ってしまった森。 
その中で、動物たちはけな気にも生きている・・・。

それで、オランウータンの推定生息数ですが・・・。



 ここ、8人ですよ。
この人数でどう繁殖しろというのですか?

早急に緑の回廊づくりが望まれるわけです。



ボルネオテナガザルって
夫婦になったら一生添い遂げるんだそうです。

一方が死ぬとその相方も死ぬくらいなのだそうです。

分断されてしまった森・・・。
恋人同士のテナガザルは、
川をはさんで、相手を呼び続けているそうです。 



8歳になる「みなしごオランウータン」。
まだ幼い子が、母を殺されて
生き続けていることも稀なのだそうですが
この寂しそうな瞳・・・。
 たまらなく辛い話です。

坪内さんが、森で出会った動物たちの話もたくさんありました。

「BCT」では、
賛同企業からの商品売り上げ1%を支援してもらっています。
「緑の回廊づくり」に必要なお金は、240億円です。

もっと賛同企業が増えて商品売り上げ1%支援してくれたら
私たち一人ひとりは買い物のたびにわずかな負担で支援できることになります。



パーム油を使った商品は、社会に溢れ
私たちは使わずに生きることはできません。
そのことを認識してみんなが生活することが大切だという話でした。

すべての人が、ボルネオの森から恩恵を受けている!!

そして、最後に見せてくれた写真の
二人の母オランウータンのお腹の中には、
赤ちゃんがいるのだそうです。 

命がつながること・・・、
すばらしいことです。 





命をつなぐということ!!

2009-11-03 15:08:26 | BCTJ



 内幸町に行ってきましたよ。
ハロウィンが終わったら、
街は、「クリスマス」なんですね。



 「コーヒーアワー」第2夜・・・。
“動物園が生物多様性保全に本気で取り組む理由”と題して

『旭山動物園 園長』坂東元さんの講演会でした。



ほとばしる情熱・・・
あふれ出る言葉・・・
形容詞は、いくらでも考えられます・・・。

坂東さんて、こんなに饒舌だったのねと思いました。
話したいことは、いくらでもあるという感じでした。

すごい!!



坂東さんの一番伝えたかったこととは
ずれるのですが・・・、
「オランウータンのモモちゃんフリーク」の私としては、

リアンさんとジャック氏との出会い、モモちゃん誕生秘話・・・。
弟のモリト君を嬉しそうに子守りするモモちゃんの映像は、
お宝です。

 少女の頃のリアンさん、かわいぃ~。



現在のジャック氏は、紳士ですが
「旭山」に来るまでは一人暮らしが長かったせいもあって
ちょっと屈折した性格だったみたいです。

大人同士の「オランウータン」の同居は、
オスとメスの体格差からなかなか難しいとのことです。

それが、旭山の施設が功を奏して
モモちゃん誕生となりました。



 でね。
ますます講演の内容とはずれるのですが・・・。

私のモモちゃんの写真コレクションです。

2003年、生まれて半年のモモちゃん。
望遠カメラを持っている友達に、
撮ってもらいました。

一眼レフは、買ったけど、
2006年は、モモちゃん骨折のため会えず
写真は無し・・・。 



2007年 夏のモモちゃん。



2008年 春のモモちゃん。



2008年 夏のモモちゃん。



2008年 冬のモモちゃん。



2009年 春のモモちゃん。

 モモちゃんのこと考えると今でも涙が出るんだなぁ~。

 ボルネオオランウータンのモモちゃんは、
私の動物園めぐりの原点だから・・・。 

坂東さんの原点は、
旭山動物園で初期に担当したゾウの「アサコ」だと語っていました。





今日、11月3日から「旭山動物園」冬期のスタートですね。
夕べ遅くまで講演して、
坂東さんて本当にすごいです。 


吊り橋プロジェクト

2009-11-01 09:32:56 | BCTJ



 『コーヒーアワー』での黒鳥さんの話も
『市川市動植物園』での水品さんの話も
まとめの部分は、「BCTオランウータンのための吊り橋プロジェクト」のことでした。

これこそ、「動物園でのアイデアで野生オランウータンを救え!?」です。

域内保全と域外保全の話が
『多摩動物公園』での「サイエンズーカフェ」の時にありました。

域内保全と域外保全の融合だと思います。



これは、
ボルネオ緑の回廊の計画図です。

マレーシア・サバ州、キバタンガン川とセガマ川沿いにある
保護区・保存林を繋ごうという計画です。

白く見える部分がアプラヤシのプランテーションです。
緑の濃い部分が残されている森で
黄緑の部分の土地を買って、森を繋いで
ボルネオオランウータンやボルネオゾウを行き来させようと
いうことなのです。



森では、
毎日ものすごい勢いで木が切られています。
大きなトラックが行ったり来たりしているそうです。 



野生オランウータンは、
1960年頃には18万頭いただろうということですが
今は、6万3千頭にまで減っているそうです。 



アブラヤシは、パーム油(食物油脂と表記されることが多い)の原料です。
多くの食品、化粧品、洗剤などに使われています。

地球温暖化対策の一環として石油に代わる原料として
アブラヤシの需要はますます高まるばかりだそうです。 



増え続けるプランテーションを停めることはなかなかできません。
緑の回廊も今日明日に繋げられるわけではありません。

それで、水を嫌うオランウータンのために、
消防ホースで橋を作り、オランウータンに渡ってもらおうという計画が
考えられました。



消防ホースがいいのではないかと注目したのは
オランウータンの研究者イザベラ博士です。
「多摩動物公園」に来られた時に使っているのを見て
思いつきました。



そして、
『多摩動物公園』の黒鳥さんと『市川市動植物園』の水品さんが
2008年4月、「吊り橋設置」のためボルネオ島に行くことになりました。



消防ホースは、加工が簡単なので
ナットで留めるだけでOKなんだそうです。



今年、さらに改良されて
「2号橋」が付けられました。
ボルネオ島に行ったのは
「東山動物園」の木村さんと「よこはまズ-ラシア」の宮川さん、
「千葉市動物公園」の並木さんです。

もちろんそこには、
BCTJメンバーと現地のスタッフも加わっています。



 私が、すごいな大事だなと思ったことは
この「吊り橋計画」は、ベストなことではないとあくまでも謙虚なことです。

もっといい方法は、あるかもしれない・・・
架けるとことで生態系に影響があるかもしれない・・・。

しかし、何もしなければ
50年後、オランウータンはゼロになる可能性がある・・・。
適齢期のメスを移すことも考えられるが不可能である・・・。
それで、
緑の回廊づくりなのです。

「吊り橋」プロジェクトは、
『緑の回廊づくり』のつなぎなのです。



これは、子どもの頃の「ジプシー」さんです。



 これが、現在の「ジプシー」さんです。
ジプシーさんが生まれた森を守ること・・・
それが、私たちを癒してくれるジプシーさん達への恩返しです。

私たちは、大きなことはできません。
しかし、現状を知り
できることは何なのか少しずつ考えて、
生活が見直せたらと思うのです。




 この内容は、
『コーヒーアワー』での黒鳥さんの話と
『市川市市民講座』での水品さんの話を
私なりに感じ取ってまとめたものです。

違う部分があったら、ごめんなさい。 


コーヒーアワー 第1夜

2009-10-24 08:18:52 | BCTJ



 「世界銀行情報センター」でのパネル展に合わせて
「コーヒーアワー」(ギャラリートーク)が行われました。

第1夜は、
『オランウータンのための吊り橋をかけに行く理由』と題して
黒鳥英俊さん(多摩動物公園)のお話でした。



 まずは、「オランウータン」についてのお話から・・・。

左は、「キュー」さん。
いつ見ても、イケメンです。

右は、「サリー」さんだそうです。
サリーさんは、多摩動物公園の長老オランウータン「ジプシー」さんの
次女。
もうすでに、亡くなっています。

オランウータンのオスとメスは、
体の大きさ、顔の様子とだいぶ違いますね。



これは、
「多摩動物公園」の類人の皆様です。
現在は、
ズーストック計画のため、「多摩」には
ゴリラは、いません。

黒鳥さんは、
「上野動物園」で
オランウータンとゴリラ・・・。
「多摩動物公園」で
オランウータンとチンパンジーを担当している方です。

この写真の方々と付き合った経験があるなんて
すごいと思うと同時に超超・・うらやましいです。

(ご苦労も多いでしょうけどね・・・)



オランウータンは、
「スマトラ」島と「ボルネオ」島の一部にしか
住んでいない貴重な動物です。



以前は、
オランウータンと言えば、すべてオランウータンでしたが
2005年から『ボルネオオランウータン』と『スマトラオランウータン』と
別種として区別されています。

現地では、
「ボルネオオランウータン」を三つに分けているそうです。



 『多摩動物公園』のオランウータンたちの生活を
紹介してくれました。





黒鳥さんは、昨年
『オランウータンのジプシー』という本を出版されました。

その本を「ジプシー」さんご本人に寄贈したところ
ず~っと手放さずに読んでいたということです。(笑)



「多摩」と言えば、
スカイウォークですが
オランウータンの能力の高さについての話もありました。

1cmの幅があれば
そこに指をかけて体を移動することができるそうです。 



そして、
「多摩」の森の住人たちが使ったもので作った
黒鳥さんの作品です。




 この話題、まだ続きます。


ボルネオへの恩返し

2009-10-24 01:01:31 | BCTJ

 

「れいなちゃん赤ちゃん」は、
内幸町の世界銀行情報センターに行ってきました。

 

11月6日まで
『消費者主体の生物多様性保全活動 2009 ボルネオへの恩返し』が
行われているからです。



「ボルネオ保全トラストジャパン」の活動や
ボルネオ島の今を伝えるパネル展示と
「次の世界に伝えるべきもの」をテーマにした現代アートが
展示されています。



 熱帯雨林「ボルネオ島」は、生物の宝庫です。
しかし、アブラヤシのプランテーションの開発により
そこに住む生物たちは、絶滅の危機に瀕しています。 



『多摩動物公園』の類人猿担当の飼育員さん
「黒鳥」さんの作品も飾られています。



「れいなちゃん赤ちゃん」も募金をしてきましたが、
『ボルネオ緑の回廊基金』も受け付けています。

オランウータン、ボルネオゾウ、テングザルなど
多くの生物の未来を救うために・・・。
「ボルネオ島」の未来を救うために・・・。

よろしくお願いします。 



9月の例会

2009-09-23 00:30:52 | BCTJ



『BCTジャパン』の9月の例会に
「天王洲アイル」にあるサラヤ本社まで行ってきました。

カンバッチ作りのお手伝いをしました。



いつものお酒好きの方がいないので
終わったあとの飲み会はないと思ったようですが、
やっぱり食べながら飲みながら話をするのは楽しいので
帰りに居酒屋に行くことになりました。 



私は、品川から家までは遠いので
ちょっと悩んだのですが
次の日休みでしたから、食事をしていくことにしました。



マロンアイスは、定番のようです。 





8月の定例会

2009-08-30 06:44:03 | BCTJ



生物の宝庫ボルネオの森を守ろう『BCTジャパン』の8月の例会に参加しました。
「理事長の坪内さんの話をじっくり聞く会」と紹介されていたからです。



私が初めて坪内さんの話を聞いたのは、
2007年7月に行われた「オランウータンシンポジウム」です。
坪内さんの話は、何度聞いても衝撃的です。
今まで考えてもみなかったことを言われるからです。

今回お話を聞いて
私たちは、賢い消費者にならなければいけないと
思いました。

熱帯雨林の木を切ること自体が悪いのではなく、
道をつくり風が通ることが悪いのだという話にはびっくりでした。



 『BCTジャパン』のつり橋プロジェクトで取り付けた  監視カメラが、
 カニクイザルに壊されました。

動物たちに壊されないためにはどうしたら良いか
アイディア募集しています。

私は、何もできないので
ブログでお知らせだけでもと思っています。



会が終わって
カレー屋さんに食事に行きました。

『BCTジャパン』のスタッフの方や動物園の方など
普段なかなか聞くことができないお話を
聞くことができてとても有意義でした。 



オリジナルグッズはいろいろありますが、
缶バッチをたくさん買いました。
次の日、職場に持って行ったら仲良しの人が買ってくれました。
もっと買っていってみんなに分けるのもいいなと思いました。

姪の子になった「みどりちゃん」にも
1個あげました。

私は、オランウータンの赤ちゃんのものばかり選びましたが
ボルネオゾウ・テングザル・ボルネオの昆虫など
たくさんの種類があります。




 9月13日のテレビ東京『ソロモン流』は、
「旭山動物園」園長坂東元さんです。
『BCTジャパン』の紹介もあるそうです。
見てね。


ボルネオ保全講演会

2008-11-14 22:49:23 | BCTJ



 東農大学園祭パネル展で
午後1時から、講演会がありました。

 第一部は、
『国内動物園の飼育下オランウータンの現状と保全における動物園の役割』
と題して、市川動植物園の水品飼育員さんのお話でした。

市川動植物園には、スマトラオランウータンの
「イーバン」オス20歳、「スーミー」メス20歳と
その子「ウータン」オス5歳の三人がいます。

私は、豊橋総合動植物園のスマトラオランウータンの「ウラン」ちゃん3歳の相手は、
絶対「ウータン」だと勝手に思っているのですが・・・。



水品さんのお話は、私が今まで聞いたいろいろな話と
視点が違って、とってもおもしろかったです。

野生のスマトラオランウータンは、寿命が少なく見積もってもオスで58歳以上
メスで53歳以上と言われているそうですが、
動物園では、多摩ZOOの「モリー」さん56歳、「ジプシー」さん53歳がいるにしても、
(二人とも、ボルネオオランウータン)
寿命年齢まで生きられない子が多いという話です。

25歳までに、半数が亡くなり・・・、
40歳までに、一気に数は10%以下になってしまう・・・。

それは、どうしてなのかということなのです。
今まで、「モリー」さんや「ジプシー」さんが特別長生きなのだということばかりに
目を向けてきましたが、
それは、オランウータンが順調に過ごせていれば当たり前のことで、
みんなが、そうならないのは何故なのかなんて思ってもみませんでした。

水品さんの見解として、
保全と直結した未来の動物園像とは・・・
飼育数が0二つ増やせるといいということでした。



 第二部は、ボルネオ保全トラストの 坪内さんの
『かわいそうだけでは、生態保全はできない』でした。

坪内さんの話を聞くのは、
4回目になります。



「ボルネオ保全トラスト」では、緑の回廊をつくろうとしています。
自国でない場所で、活動を続けるのは大変なことです。

坪内さんは、どうしてそれができるのか・・・。
アフリカ、アジア、南米、オーストラリアで活動してきたのだそうです。
だからできるんだぁ~と納得しました。

日本では、スーパーやコンビニなどで安い製品が氾濫しています。
その裏にはカラクリがあって、
現在、歴史上もっとも多くの奴隷が働いているということです。

安く大量に供給されるものが原因で、熱帯雨林が減少しています。
私たちは、命を食べていることを自覚しながら、
生活しなければいけないと思いました。

 第三部は、参加者も交えたパネルディスカッションでした。

今回も、充実した講演会でした。
たくさんの話の中から、私が新しく知った話や考えたことを
中心に書きました。



農工大学園祭

2008-11-10 20:28:57 | BCTJ



 赤ちゃんの大学訪問・・・。
今回は、『東京農工大学』です。



「農工大学園祭」パネル展、
『アフターハロウィン ウータンとチョコのちょっとニガイ関係』に行ってきました。

ボルネオの現状のパネル展です。

市川動植物園、オランウータン飼育担当の水品繁和さんと
ボルネオ保全トラストの坪内俊憲さんの講演会もありました。



「多摩動物公園」のオランウータン、
ミンピーちゃんの紹介パネルもありましたよ。



募金して、オリジナル缶バッチをもらいました。



塵も積もれば山となる・・・、
緑の回廊をつくるための募金をどこかで見かけたら、よろしくお願いします。 





ボルネオの現状と緑の回廊

2008-06-09 22:25:05 | BCTJ




 「千葉市動物公園」に行ったのは
『ボルネオ緑の回廊基金』の報告会があったからです。



『ボルネオの現状と緑の回廊』という題で
坪内さんから話がありました。



心優しい「ボルネオゾウ」の話や「テングザル」などの話から始まりました。
ボルネオの森は、野生生物の宝庫です。



その森が、アブラヤシの農園に変わっています。
そこから取られるパーム油は、
カップラーメンや加工食品などコンビニやスーパーにある食品の多くに含まれています。



化粧品は、パーム油なしには作ることはできないそうですし
チョコレートやアイスなどのお菓子で安いものほど
値段の安いパーム油で作られているとのことです。

私なんて、安いからってほいほい買っていて
すっごく反省しています。

寿司屋や牛丼店でただで食べられる「生姜」も実はクセモノで
安く手に入るには、裏に訳があるそうですから気をつけたいです。



自由に行き来できる緑の回廊を作ることが目標ですが
消防用のホースを川にかけるプロジェクトも同じ目的です。

川を渡って行き来できれば、「オランウータン」の命はつながります。



みなしごになった「オランウータン」を森に帰す『リハビリセンター』の話もありました。
多摩のミンピーちゃんや旭山のモモちゃんのことを考えるとわかると思うのですが
「オランウータン」は、7~8歳になるまでに生きていく術を母親から学びます。

「リハビリセンターでは、木登りは教えられても
巣作りや食べ物については教えられない」と言っていました。

「オランウータン」は、木の実や新芽、木の皮、昆虫などを食べます。

10年に一度、ボルネオにはエルニーニョが来ます。
そうするとほとんど食べるものがなく、木の皮を食べるしかありません。
しかし、木の皮には毒のあるものが多く
何が良くて何がだめなのかは、母親から学ぶのです。
だから、
母親を失った「オランウータン」は、木登りを覚えて森に帰ったとしても
何を食べていいのか、悪いのかわからない。
そうなると、生きてはいけないのではないか・・・と、
考えているとのことでした。

生きて行けないとしても、森に帰すのがいいのか
森に帰っても生きて行けないとはっきりしているのなら、どこかの動物園で
引き取った方がいいのではないか・・・

私は、引き取れる施設があるのなら、引き取る方がいいのではないかと思うのですが、
移動している間に命を落とす場合もあるので簡単に結論を出すことはできません。

施設で引き取っても、長生きできる補償はないかもしれないしね~。
森にいることが、「オランウータン」にとって幸せなことだと言われると
そうかもしれないですし・・・
難しい問題です。

何にせよ、森がつながれば
解決できることは多いと思います。 



180億円あれば、必要な森が全て買えるとのことでした。
動物園に来る人たちに理解してもらえれば
確実に賛同者は増えると話ていました。



少しずつ少しずつでも、つながる人たちが増えることを願っています。



私がブログで、この内容を書くのもその目的の一つです。 



『千葉市動物公園』では、
5月17日(土)~7月12日(土)
動物公園科学館二階特別展示室で
「ボルネオオランウータンの故郷は今・・・アブラヤシと私たちの暮らし展」
を開催しています。



動物園に行かれた方は、のぞいてみてください。 



 パーム油を使ってある食品の数々です。



モリーさんとジプシーさんの人生

2008-04-30 21:04:51 | BCTJ




最近のモリーさんです。
ほとんど毎日、絵を描いているそうです。 



 モリーさんは、四人子どもを生んでいます。 
第三子の敬太くんを生んだばかりのモリーさんです。
目もまだ見えます。



モリーさんの子孫がほとんどいないのは
最初に結婚した  タローさんが、「スマトラオランウータン」だったことにあると思います。 



昔は、「ボルネオオランウータン」も「スマトラオランウータン」も同じに考えられていました。

二つは、別の亜種なので、子どもが生まれにくかったり
生まれても長生きできないのです。

それに、今は亜種間雑種ができないのようにしているそうです。



 最近のジプシーさんです。
この緑の箱がお気に入りです。



ジプシーさんも、絵を描きますが
クレヨンを食べてしまうのでなかなか描かせることができないそうです。

食べても大丈夫なクレヨンは高いからです。



ジプシーさんは、いろんなことをします。
雑誌も読みます。
Tシャツも着ます。
お掃除もします。

ヨーグルトとフルーツで、ミックスジュースも作ります。 



ジプシーさんの最初のだんな様の「ドン・ホセ」さんは
幸運なことに「ボルネオオランウータン」でした。

それに、女の子ばかり四人生んでいます。
その子どもたちが、それぞれ子どもを生んでいるので
全国に、ジプシーさんの子孫が大勢います。

性格が穏かで子育て上手のジプシーさんは、みんなの調整役をしています。

モリーさんは、趣味に生きるちょっと粋なおばあちゃん。
ジプシーさんは、孫やひ孫に囲まれて家族のために生きる優しいおばあちゃん。
それが、二人に対する私のイメージです。 



最初は、渡るのかと心配された「スカイウォーク」ですが
みんな渡った先の飛び地が魅力的なのか、この高い景色が気持ちいいのか
順調に行われています。 



講演会のもう一つの話題は、「ギバタンガン川」に消防ホースをかける
プロジェクトについてでした。



アブラヤシのプランテーションを作るために、
たくさんの木が切られています。

対岸の森に渡る橋を消防ホースを利用して作り
片方の森に取り残されているオランウータンを行き来させようという計画です。







実家に帰る用事があったので、そのあと
『特急あずさ』に飛び乗りました。 


ボルネオ回廊基金

2007-12-15 09:49:27 | BCTJ


                      モリーさん

 オランウータンの研究をしている「久世濃子」さんのブログを覗いたら

『ボルネオ島で緑の回廊を作ろう!』というトラスト運動に関して、
具体的な支援のお願いがまわってきたという話が載っていました。

転載歓迎!というので、私のブログにも載せようと思います。 


                   
                        ジプシーさん 

以下、久世さんのブログに紹介されていたものです。

 オランウータンやボルネオゾウが棲む「小さな森」を200万円で確保しよう!

「ボルネオ緑の回廊(久世注 詳しくはhttp://www.zeri-bct.jp/を参照)」はお金集めも大変ですが、それ以上に大変なのが土地購入の交渉です。
まずは、土地の所有者を探し、生態保全の重要性を説明し、アブラヤシプランテーションに売らないように説得し、その土地を生態保全のために確保することです。所有者が大資本家ならば寄付をお願いすることもできますが、小規模農家では生計に関わることなので、BCT(ボルネオ保全トラスト)が購入することになります。この2~3年パームオイルの価格が急上昇しているので、土地を売ろうという農家は決して多くはありません。
BCTは土地購入の情報収集を常に行っていますが、つい最近、イザベラさんから以下の土地が購入できそうだとわかりました。
場所:キナバタンガン下流域野生生物聖域・第1保護区と第3保護区を繋ぐ回廊に位置した河岸近くの土地
オランウータンがそこに居て、ボルネオゾウの通り道となるので、
河岸リゾートホテル建設用地として、観光会社に目をつけられています。
広さ: 2ha(5エーカー)
価格: 240万円(土地価格、手数料、証明書料、事務局経費(15%)なども含む)
命名権: 資金提供者(皆さんの募金で購入できれば、名づけはコンペで)
その後のフォロー:毎年の写真、通過したゾウの数の報告、オランウータンの生息数などの情報提供

募金先:郵便振替
口座記号番号 00130-5-687082
加入者名    ゼリ・ジャパンボルネオ緑の回廊基金

1人1000円なら2000人、5000円なら400人、1万円なら200人。
みなさま、ご協力を!

               ゼリ・ジャパン ボルネオ緑の回廊基金 http://www.zeri-bct.jp/






  私は、『緑の回廊をつくろう』という話を7月のシンポジウム
初めて聞きました。

モリーさんやジプシーさんの故郷がいつまでも残るように、
多くの方が興味を持ってくださると嬉しいです。