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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

高級と普通

2009-11-30 23:08:49 | まさか、マレーシア!
"テー"と注文するとお店の向こうの端で2つのグラスの間をミルクと混ぜたお茶が行ったり来たりするのが見える。お茶を1mほどに引っ張って2度3度、一方のグラスからもう一方のグラスの口にジャバジャバと。インド系のお店に行くと必ずそうして泡立った甘めの紅茶が出される。

ミルクティーは単にミルクを入れてかき混ぜるより空気がたくさん混じった状態の方がマイルドで美味しいと昔のインドの人が気付いたのだろう。それが今でも国を渡ってこのマレーシアでも普通に行われている。

そしてこのお茶の値段は1リンギット(27円ほど)程度。高くても1.2リンギットまで。高くないのではなくて安い。普通に安い。缶に入ったコーラが1.25リンギット、リポビタンは2.5~3リンギットと比べても安い。


こう言うのを知っているから、高級ショッピングモールでご飯を食べるときに選べない。なぜなら、高級ショッピングモールの高級なレストランは流行で名の通った店が多く、とりあえずどこのモールで食べてもだいたい同じ味で同じ値段だと想像がつく、つまりは新聞やミニコミ誌でどんなに"新規開店!"と騒ぎたててもチェーン店に過ぎない。

日本でもそうなのだけれど、チェーン展開している店がそれなりの味やサービスを維持するとすればそれはきっとマニュアルに頼っているのだし、もしかしたら食材だってある程度のところまで加工された状態で入ってきているだろう。それで確かに不味いわけではないけれど、あの"テー"と比較すると、本当はどっちがありがたいものなのだろう? と、考えざるを得ないのだ。

キレイで有名なチェーン店では安めの店でも普通に食べて1食分で15リンギット、もっと高い店だと30リンギット以上と言うこともある。街でおばさんが作ってすぐに食べさせてもらえる店であれば1食あたり必ず5リンギットほどしかしない。山盛りにしてもらってもそこから1割ほどしか高くはならない。食堂のおばさんやおじさんは自分で野菜と生肉と生魚を買ってきて、それをいろいろなこれも生のスパイスや香草類を混ぜて味を出す。出来合いの魔法の粉を使うことは稀だ。


華やかで清潔そうでツルンとして流行に乗っていてソツが無くてマニュアル通りで味はなかなかだけど高い料理より、地元の人しか知らなくて別に話題にもならず特に何でもないけれど普通に作っている料理の方が自分には必要だと思うのだ。1リンギットのお茶のためにあんなにしてくれるのは普通すぎてとてもありがたい。


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