
昨日の話の続きで何の進展もないが・・・
ヤマハのNS-10Mで音楽聴いていると、飽きる。けれども音にとてもまとまりがあってマナーが良いのは確かだ。低音域があまり出ていないけれど、それ以外は良い音だと感じる。つまりは超高品位なテレビの音のようだ。ヤマハのチューニングが上手いのだろう。けれど、素のままで音楽鑑賞するには適さない。
このスピーカーが(業務用以外で)世に受け入れられたのはテレビ風の音だったからじゃないだろうか?なぜならあの時代、テレビやラジオで音楽に接する比率がかなり高かったから。自分もあの時はすんなり良い音だと感じた記憶がある。やはりテレビの音が基準だったのがその理由だろう。
まあ、NS-10Mがそういうスピーカーだとしても、学ぶべきことはあって、そこから離れる点と近付くべき点もちゃんとあるのは事実だ。
それは周波数特性ばかりではないが、大前提として一応調べてみた。
これはヤマハが公開している周波数特性。

これは家で深夜に測ってみたもの。
床との距離の影響と周辺ノイズの影響があるが、中域が少し盛り上がっているのはヤマハの図と似ている。低い方はノイズの影響が大きいので何とも言えない。

牛の方はヤマハより少しだけフラット。それと低音域が伸びている。

しかしながら周波数特性では聴感の違いはわからないような気がする。牛は楽器どうしの分離がヤマハより良い。たぶんその理由は全体にボヨヨンが少ないからだ。(そのためにチューニングしたわけだし) その点ヤマハはあの時代にしてはボヨヨンは少ない方だろうが、聴感では全域に渡って僅かに滲んでいる。
さて、(問題はここから)それなのに、牛は低域でダブつきのあるところがある。
小さな音で聴く時、アナウンスのような音声を聴く時にそのダブつきが明らかになる。音楽の時にはあまり目立たない。昨日言ったようにやはりボディ(箱)なのじゃないかと思う。ラッキーバナナクラブにあるグラフィックイコライザーでどのあたりの周波数がダブつきの正体なのか確認してみたいと思う。
おやすみなさい。
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