最近、Androidが話題に上ってくるにつれて時々"
Camangi"と言う会社の名前がちらほら見られるようになった。調べてみたら台湾の会社で、インターネット上でのサービスを提供する会社なのだそうな。
先日、マウスコンピュータが発売して話題になっていたLuvPadと言うAndroidタブレットも3G回線が利用できないのでCamangiマーケットからソフトをダウンロードしろと言うことになっていた。こう言う新しい会社でも目の付け所によってこうしてメジャーな存在に簡単になってしまうことがあるのが今頃なのだなと感じる。
このCamangiがFM600と言う3G(SIMフリー)回線が使えるタブレットを日本で発表していて、ニュースサイトで取り上げられていた。あれっ? これはマレーシア製でCSLが売ってるSpice MI700じゃないか?、と思って仕様表を見たら全く同じ。ボタンの位置も側面の穴も同じだ。これは紛れも無く、マレーシアのCSL製だ。
日本人はマレーシア企業なんて品質の低い
まがい物を作っているのだろうと思う傾向にあって、掲示板などでもそう誤解している人のコメントを見かけるけれど一概にそうとも言えないのだ。
昨日、ニュースを見ていたらパナソニックがやっと重い腰を上げてこれからスマートフォンをやると発表したとの事だった。
"何を今頃言ってんだ !"...と言うのが誰もが思う素直な感想じゃないかと思う。
AndroidでもiPhoneでも多分その他でも今できることはだいたい同じ事のはず。電話回線やWifiを使った通信機能、GPS、カメラ、ある程度の性能のCPU、最低限のボタン、傾きを検出するセンサなど一通りの物をどれも入れなければ誰か知らない人が作ったソフトを動かす上で障害になってしまうし、OSもそれを求めているわけだから製品にほとんど個性なんて付加しようがが無い。
外観のスリムさ、表示パネルの大きさ、解像度と色の出方、カメラの解像度、ケースの色程度のものしか変わらない。SamsungやHTCなどはそれをちゃんとわかっているから、他が出さないうちにとりあえず早く出す。3番手4番手になってしまうと埋もれてしまうのがわかっているからだと想像する。とりあえず必要そうだと言われているものを全部入れてケースに収めて早く売ってしまうことが今は必要なのだ。
それなのに市場調査でまだ必要としている人が少なかったからやりませんでした、とは一体何事
! そんな事を言っていたらAppleはiPhoneもiPadも出せなかったでしょうに。まあ、パナソニックもそう言うところが日本企業らしいのだろうなと思った。
出遅れてしまったものは仕方ないので、これからは電話とか携帯端末とかそう言った"何でもできる携帯電話とかチビコンピュータ"じゃない何かに
"再定義"するのがあなたたちの仕事ですよ。がんばってください。