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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

街は芸術的 その2

2006-12-04 00:19:07 | 台湾-非観光的
これも海安路で気に入っている壁だから載せてしまおう。

屋根の形に見えるのは実際の家の屋根の痕跡。
この道路ができる前にはそこまで家があったのです。
台湾の場合、家を建てようとする土地に隣接して家があれば遠慮なく隣家の壁を利用して家を建てます。
だから立ち退いた家は写真のような痕跡を残すのです。

しかし利用されていた家の方が先に無くなってしまう場合は壁も無くなってしまうので、まるで家を大きな包丁でスパッと切ったかのような状態になってしまいます。実際にそうなってしまった家を見ることもしばしばです。

また、写真の無くなった家のように一件まるまる全部無くなってしまう場合ばかりではありません。道路が中途半端なところにできる場合には家も中途半端に切り取られてしまいます。そうすると家の輪切り標本ができます。これもよく見かけるものです。台湾政府は道路を作る場合、本当に必要な土地分への補償しかしないのでしょうか。

ところで、輪切りになった家はその部分に壁を作って修復するのだろうか?
そこまでは見た事がないのでわかりません。

街は芸術的

2006-12-03 17:42:47 | 台湾-非観光的
台湾の街はどんなだと日本人は普通思うんだろう?

台湾の本屋さんに行くと日本のそれよりビジュアル志向が強いのがわかる。建築関係の写真集などはかなり多いし、その趣味も多岐に渡っている。最先端のテクノロジーに憧れたりする一方、古いものを見直す方にも熱心らしい。

この台南市にも数年前に新しい大通りが開通しているがここに出る店は若い人が経営するオシャレなカフェが多い。そんなにお金を持っていないから以前からあった古い建物、それも道路拡張で半分に切り取られた建物を使っている。しかしその古い建物にいろいろな工夫を施して現代的に見せるセンスには驚くばかり。

コンクリートブロックを積んで簡単にペイントしているだけなのにかなりイケてる。多分その秘訣は無理してボロ隠ししないところにあるんじゃないだろうか。新しい色と古い瓦礫(がれき)の対比をわざと見せるようにするなど、よく考えているものだ。

この写真よりもっと紹介したい風景はあるのだけれど、全部は見せないよ。
海安路(はいあんるー)にて。

阿里山 その2

2006-11-28 21:32:06 | 台湾-非観光的
阿里山と言ったら普通「阿里山鉄道」とか山の風景とかの写真にすべきだろう!
って思うだろうなあ。
まあそう言うのは他に任せれば良いね。

でも空がとても奇麗だったからこんな写真も載せておこうかな。
亜熱帯の台湾にも一足遅い秋の空です。



阿里山は海抜2200m程度の高いところにある。
そこに行くまでには長い山坂道を通っていくのだけれど、その斜面には狭い土地を利用してお茶畑がある。畑ばかりじゃなくて小さな製茶工場とお茶を売るお店もたくさん見られる。たくさんあるけれど夫々の畑は小さいから採れる茶葉の量はそんなに多くは無いのだろう。値段が高いのもわからないでも無い。しかしお茶のためとは言え、よくもこんな険しい山の斜面に人が住むものだなあと思う。

お茶に少しでも興味ある人は尋ねてみてはいかがでしょう。
でも山はそんなにロマンを誘う風でもないんだけれど。


そうそう、阿里山のお茶は少し浅目に醗酵させた烏龍茶。
煎れると日本茶と同じような黄色になる。
お茶屋さんに聞いたところ7煎めまで楽しめるそうだ。
毎回味と香りが変わるので試飲ではお腹がだぶだぶになるまで飲まされるので注意。
香りが一番良いのは2煎めか3煎めだ。
お湯は沸騰させる前の95°から87°で火から下ろしたものを使う。
とか何とかいろいろ聞かされながら飽きるほど試飲するも楽しってとこでもあります。


阿里山

2006-11-27 08:33:27 | 台湾-非観光的
阿里山(ありさん)に行きました。

嘉義(チャーイー)の駅から阿里山鉄道で登ろうと思ったらこの鉄道は席数がとても少ない上にチケット発売は4日前。当日券など買えるわけが無い。そこで公営バス(214元)を利用しようと売り場に行けば何と白タクの勧誘。条件から言えば白タクの方がちょっとだけれど安いし時間も待たなくて済む。これは騙されてみるしか無いなあ、と早速に白タクバンに乗り込む。一人たったの200元。

結果から言えば途中でお茶屋に連れて行かれた意外特に問題なく阿里山に到着。お茶屋では試飲したが好みの味ではなかったのでお茶は買わず、結局咽を潤して休憩させてもらっただけ。ありがとう。

つづく


追加
この写真は何だって?
これは台湾で一番高いところにあるコンビニです。

台湾茶の世界をちょっとだけ

2006-11-19 13:12:31 | 台湾-非観光的
台湾のお茶と言えば褐色で深く醗酵した烏龍茶を思い浮かべるのだけれど、そんなお茶はどちらかと言えば少数派。

通常はもっともっと醗酵が浅くて色も日本茶に近いお茶が主流。
色は日本茶に近いけれど味と香りはずいぶんと違う。同じ茶の葉からこれほどいろいろな香りや味が出ると言うのは実際に多くの茶を体験してみないと想像もつかない世界だ。

この写真のお茶「老茶王」はそんな中でもかなり特別な部類じゃないかと思われる。
もちろん台湾の大手製茶会社の製品だから台湾でなら全く入手し難いと言うほどでもないのだけれど、それでも独特の深い味わいと咽に残る甘味はちょっと信じられないものだと思う。まさにミラクルだ。


これを選ぶ前に街のお茶屋さんでいろいろ試飲させてもらったのだけれど、今回これぞと言えるものが無かったので買わずに出てきてしまった。それでホテルのマネージャさんのお友達がお茶の販売をしているのでここでもたくさんのお茶を試飲しまくってこれを買った。

台湾茶の奥深さを少しでも感じられそうなもの、そして健康にも良さそうなものを選んでみました。
喜んでもらえると良いなあ。

マカオの路上にて

2006-11-13 23:14:21 | 台湾-非観光的
マカオの路上に置かれているこれ、何だかわかりますか?
今週末に行われる世界的イベントに使用されるものです。

.....
..........
...................
...
.......???
..????????

このイベントで道路の端にバリヤとして積み上げられる古タイヤの中に入れられるクッションです。
竹や籐でできています。
それにしても本当に一般道でやるんですね。

マカオにて

2006-11-13 08:16:25 | 台湾-非観光的
マカオも数年前とは随分変わりました。
ミニ香港になってしまった感があります。

名所旧跡へのひなびた通路に香港資本のチェーン店が進出して賑わっています。フィリピンから家政婦さんとして働きにきている人々も広場でくつろいでいますし広東方面からの観光客も多くなりました。それに伴って今までエッグタルトなど売っていなかったであろうお土産屋さんも店頭にエッグタルトの保温機を置いています。時代の流れは速いものですね。

そろそろ台湾新幹線

2006-11-07 07:13:28 | 台湾-非観光的
開業が遅れに遅れている台湾新幹線、でもそろそろ準備が整ってきている事でしょう。
こうやって駅には何台もスタンバイしているし、試運転で走るのが1日のうちに何度も見られます。

この新幹線、予定より開業が随分遅れました。でも開業が1年や2年遅れたって台湾では誰も驚きゃしません。
このホテル近くに3年ほど前に広い道路が開通したのですが、たいした距離でもないのに10年間も工事をやっていたそうです。誰も期待していなかったと言うより、忘れていたと言う方が正しい状態でした。

だから台湾新幹線がそろそろ開業できるってのは驚きの早さなのかもね。


追記
写真についてどこからかコピーしてきたのかと疑われたのでちゃんと書いておきますが、これは自分で写したものです。高雄-台南間を走る電車の窓から写しました。

アルバイトの時給

2006-11-06 22:32:19 | 台湾-非観光的
台湾のコンビニでアルバイトするとこんな具合です。

時給70元 は 約260円。
コンビニのお弁当はだいたい60元。
だから1時間働けばお弁当と紙パックのお茶が買える。

参考までに大手スーパーの商品の値段(特売品)はこんな感じ。
26インチのスポーツタイプの自転車=1588元
A4コピー紙500枚入り=62元
卓上蛍光灯式電気スタンド=488元
スクーター(YAMAHA)100cc=46992元
男性用ジーンズ(一番安いの)=188元
洗濯用粉石鹸(LION)4.5kg=95元
ポテトチップス(プリングルス)2本パック=76元
ドッグフード15kg=399元
牛乳900ml=50元
DietCoke(350缶)=12元 ->自販機だと20元
カップ麺3個パック=44元
お米3.4kg=149元
全自動洗濯機(韓国製10.5kg用)=8790元


蓮池潭(れんしーたん)

2006-11-05 20:38:24 | 台湾-非観光的
高雄の近くにある蓮池潭(れんしーたん)と言う池に行ってみた。

けっこう大きな池に写真のような龍や虎や神様やらそれにまつわる塔などがいくつも突き出している。
池も大きいしそういった施設も多いので全部見て回るには少なくとも数日は必要だろう。香港ディズニーランドより時間がかかると思う。

なぜこんなに宗教施設(娯楽施設とも言える)が並んでいるのだろう? 不思議だ。
しかし池を渡る風は涼しくて気持ちいいものだ。

辞めちゃう

2006-10-29 20:44:47 | 台湾-非観光的
今来ているこの会社(お客さん)の担当エンジニアが11月末に辞めるそうだ。
とても理性的で良い人なので残念だなあ。

ところでこの会社、この台湾でも有数のエレクトロニクスメーカーで台湾南部ではもちろんナンバー1。そんな会社に入って重要な仕事を任されるのだから相当優秀な人だ。

それでもここを簡単に辞めてしまってどこへ転職するのかと聞いたら.......
台北のもっともっと大きな会社....
かと思ったら、高雄(かおしょん)で鍋屋さんを開業するらしい。

さすが「牛の尻尾より鶏の頭を目指す」台湾人だ。

それに比べて日本人ときたら.......
かつての勤勉な日本人像はどこへやら。
お父さんたちはがんばったんだけれどねえ。

と、これは実際の日本人と台湾人を毎日見ていて本当に思うこと。
日本人なんて会社に自分がいかにうまく働いているか報告するばかりで、本当は仕事なんてしたいと思っていないんだもの。台湾に来て仕事が終わっていなくてもビザの関係とか何とかで結局1ヶ月に1週間も帰国して休んじゃう。月の25%も休んでいて、仕事が遅れている理由は本社が部品を送って来ないからなんてのが言い訳として普通に通ってしまっているなんて。

どっちにしてももう日本人はあの時代の日本人とは違うんだなあと思う。
それなのに今の日本人はまだ自分たちに都合の良い幻想を抱き続けている。
のんきなものだ。

台湾人はこんなに発展していてもそれを絶対視していないみたいだし、必死に時代に対応しようとしている。この違いは将来に大きく影響してくるに違いない。

聖母廟

2006-10-23 00:32:07 | 台湾-非観光的
台南市の北にあるとても大きな廟です。
正式な名前は「正統鹿耳門聖母廟」と言います。
台南市内からは新天地-新光三越(しんこんさんえー)の近くからバスに乗って約40分(51元)かかります。
(行ってみたい方はコメントください。教えます。)

日本のガイドブックには載っていません。
だから台湾の人しか行きませんが現地ではとても有名な廟だそうです。
今日も大型バスでお参りに来る団体が何組もありました。

大きくてびっくりしますよ。
三棟が前後に重なるように連なっていて、その一つ一つも階毎に祀られる神様が異なっていてご利益もそれぞれ。
一見の価値有りだね。

Birthday

2006-10-19 00:41:49 | 台湾-非観光的
誕生日にはこれ。
「猪脚麺線』(つーちょうめんしぇん)を食べる。


どうしてか ?
そんなこと知りません。

豚足の入った煮麺(にゅうめん->そうめんの温かいの)。
落花生、クコ、その他何だかわからないものを沢山入れて煮てから油で素揚げにしてさらに4時間煮た豚足の煮麺。

すんげえー美味い。
どこのお店を探しても食べられません。
悪しからず。

朝飯屋

2006-10-18 08:33:43 | 台湾-非観光的
台湾には朝飯専門店がある。
専門店と言ってもちゃんとした店舗を構えてやっている店じゃなくて、ほとんどが屋台。
通勤時間が過ぎる頃には店舗の痕跡は壁に貼ったメニューを残して消え去ってしまう。
だからホテルで朝食を食べている我々にはそんなものがあるなんてわからない。
店の人もそれが副業であって、自分の出勤時刻になると店をたたんでしまうのだろうか。

メニューは飯ダン(米偏に団体の団の昔の字体でダン)と言う大きな巻きおにぎり。日本の太巻きのようにきちんと巻かれてはいない。中にはソーセージや肉やツナなどありとあらゆる物が入る。飯は白米、黒米、五穀米が選べる。サンドイッチなどもある。この近所にはインドのロティが選べる店があるけれど......ほど遠い。