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ランドクルーザーBJ41のお話・・・驚きの取扱書!!編

2015年11月16日 18時15分22秒 | ランドクルーザーBJ41のお話

八方手をつくしてみたがどうにもかからないエンジン・・・
ソレもそのハズ・・・20年もの間、動かしていないのだから・・・
結局、燃料噴射ポンプの目詰りが疑わしいので・・・
いつもの○野ちゃんから・・・
オーバーホールをしてくれる専門業者にお願いすると連絡が有りました。
主要(腫瘍?)の臓器部分だけ取り外された状態で・・・
私のBJ41号はドッグ入りしたまま・・・

ということで・・・
現物がない今・・・
私にできることといえば・・・
取り扱いの予習をするべく・・・
いつものネットオークションでポチリと・・・

ランドクルーザー40専門取扱書を落札・・・マズは・・・
表紙を見てふと・・・気になったのが
40専門〒194町田市木曽町1490-1と書かれている・・・
この所在地には、いったいなにが有ったのだろう?・・・

表紙に40専門と書かれているクセに・・・当時・・・
同時期に発売されていた60シリーズのことまで書かれている!?
まぁいいか・・・
私のBJ41は2Bエンジン搭載の4速フロア2人+400キロ積または4人
・・・ん!?・・・では4人乗車時の貨物積載量は?・・・書いていない

イグニッションの操作も現代のものとは違う・・・
なんと・・・
LOCKの手前にGLOWがある・・・
なのでエンジン始動時にはキーをさして・・・

手前に一段回しグローを温め(約15秒かかるらしい)てから・・・

の始動となる・・・
クランキング後、アイドルアップの調整をする・・・

そういえば、YouTubeで・・・
40シリーズの
エンジン始動動画を見ていた時・・・
やたらキーを変なふうに回していたり・・・
インパネにあるレバーを・・・
引いたり押したりたりしていた。・・・
その一連の動作がコレだったのダ!!
知らなかった~!!

次・・・
コレは驚きの説明文!!
<エンジンスイッチをOFFにしてもエンジンがとまらないときは>
だそうです!!
イグニッションを切ってもエンジンが停止しないのも怖いが・・・
となりに書かれている
逆回転の記事は、さらに怖い・・・
大丈夫かナ!?・・・
BJ41号を乗りこなすという事に・・・
なんだか自信がなくなってきた!

シフトパターンも現代のものとは違い・・・
リバースが2速のとなり・・・
FDのボタンってなんだろう?・・・と・・・
思っていたが2駆から4駆の切替だった!!・・・
しかも4駆の構造も78号とは違い
エンジンからのトラクションがかかっている間だけ・・・
前輪にも駆動力を振り分ける・・・的な4駆らしい!!
コレも驚いた!!

次の次・・・
えっ!室内灯はドアの開閉と連動していないの?
ん~・・・めんどくせぇ~・・・が・・・
説明文に書かれている
ON・・・点灯
OFF・・・消灯
の文面が・・・何だかカッコいい!!

次の次の次・・・
純正電動ウインチの説明・・・
コレ・・・付いています!!・・・
(部分的に赤だの黄だのに塗られていますが)・・・
ん~・・・最高~!!・・・
動かしてみてぇ~!!(現状、多分壊れているだろう)

ウインチの使い方も事細かく書かれている・・・

ふむふむふむ・・・

なるほど~・・・
物理の授業を思い出す・・・
イイね!!

意外だったのが電動式の他に・・・
トランスファーから駆動力を分配する機械式もあった!

40シリーズのオーナーが描いたブログで・・・
バッテリーを盗まれた記事を読んだ事を思い出した。
なんと!40シリーズは室内にボンネットオープナーがありません!
いくら施錠しておいてもボンネットは外から開けられるのデス!!
コレで良いのか!?
下に書かれている60系には当たり前に有る
室内のボンネットオープナーが・・・何だか豪華装備に見える!

インパネのツマミを引くか押すかでONかOFFではなく・・・
こんな繊細(?)な操作が可能だったのか!!

オプションでこんなものもあった。・・・
極寒時、強制的にラジエターに当たる風を・・・
遮断してしまうというもの・・・
当時は、サーモスタットの精度が悪かったのか?・・・

それとも箱根駅伝の先導車を意識した垂幕用なのか?

当時、純正で履いていたタイヤが新車注文時に選べた・・・
リブとラグ・・・

ぐりとぐらではありません・・・
リブタイヤ(どちらかというとオンロード用)と・・・
ラグタイヤ(モロに荒地用)・・・
チューブレスラジアルタイヤが主流の
現代ではほとんど見かけません・・・
そして・・・
指定空気圧が前後でこんなに違う!・・・
なんでだろう?

お子様を乗せる必要がある場合は・・・と・・・
タイトルに書かれている・・・

女・子供の乗るクルマじゃないんだぜィ~・・・
ワイルドだろぅ~・・・的な?・・・
スギちゃんのギャグを思い出し・・・
何だか笑える!

濡れた路面、氷雪路面、凍結路面ではスリップに注意  です。
この頃は、スタッドレスタイヤはマダありませんでした。
そういえば軽油は氷点の関係でその土地に合ったものを・・・
使わなくてはいけない・・・
コレは現代でも同じ・・・

自己流のエンジン調整は行わないでください。
ん~・・・コンピューター制御されていないクルマ・・・
調整は、PCでなく整備に精通した方のセンスと感によって・・・
行われていた時代であります!・・・
そういえば・・・私がマダ20代前半の頃、乗っていたSR311・・・

44パイSOLEXキャブレター(美しい写真借用スミマセン)・・・
調整を自己流でやって調子が悪くなったのを・・・
当時、友達が務めていた日産のサービス工場長様に再調整して頂いて・・・
あまりの絶好調に豹変したのを・・・ふと思い出した。・・・

そして・・・
ディーゼル車の燃料を補給する時は、
必ず軽油を補給してください。・・・の文面
そうえいば、この頃のディーゼルエンジン車はケロシン(灯油)でも
走れました。・・・今では時効ですが・・・
子供の頃、近所の製袋工場のトラックが燃料代をケチって・・・
灯油を入れて白煙をブチ撒けながら走っていたのを・・・
思い出します。・・・

ヒューズの配列図・・・ん~・・・
コレしかない!・・・
ある意味・・・凄い!!・・・

そして・・・当時はクルマの存在が今以上に人間と近かった。・・・
いたわる気持ちを持って長きに渡りお付き合いください・・・的な?・・・
この頃は、オイルショックな時期であり燃料代が跳ね上がった頃です。・・・
燃料消費量を抑え・・・エコな運転を心がけましょう・・・
ということで・・・現代でも続いている世相が始まった頃なのです。

最後に、この取扱説明書の裏表紙・・・
私がお仕事で使っている現場の図面を製本したものと同じ作り?・・・
これは原本をコピーした紙を一枚一枚手作業で業者が製本している・・・
ということは?・・・当時の取扱説明書は・・・
なんと!手作りだった!?
もしかして?冒頭の住所って・・・
製本会社の所在地だったのかナ!?・・・
ということで・・・色んな意味で・・・
驚きの取扱書!!・・・の・・・お話でした。