古今

春たてど　花もにほはぬ　山ざとは　ものうかりねに　鶯ぞなく　在原棟梁


まだ
花も咲いてないし
ああ　めんどうと
鶯が歌うのよね
言葉だけの春だもの

1200年前の歌（古今和歌集）


人の心は
古今東西
おなじ色

恋
憂い
祝い
季節
別れ
老い
旅
…

人の舞台は
一期一会の
ちがうあじ

さてと
背中を
のばして
私を生きよう

宇宙人

この不自由な惑星も悪くはない

ギュっと詰まった思いも
張りつめた思いも
忸怩たる思いも
丸い背中も
悪くない





いろんな
価値観がぶつって
そこそこ不自由だけど
たくさん心が育つからね
そこがこの惑星の魅力だね






※　500000000光年先の星から来た　宇宙人がつぶやいた
当時の地球はカンブリア紀　命の爆発が起きた時期でした

梅と桜

似ているけど
違っていて

違っているけど
似ている









それが故
苦しみも悲しみも
喜びもわかって
辛いけど
嬉しい
梅と
桜

もう いっそ

もう　いっそ
貝にでもなろうか
海の底

言葉にならない
言葉を
飲み込む


青光りする
麦の道