薫りをたどっていく
ほのかな道
10月とは思えない
アスファルトの照り返しさえ
忘れて
たどっていく
金木犀が咲くと
懐かしい
自慢の大木は
朝の風になって
床居の私を目覚めさせ
ランドセルを軽くした
あれから
何十年経っても
たどる道は同じ
ほのかな
記憶のかけら
風になって
道になって
ほのかな道
10月とは思えない
アスファルトの照り返しさえ
忘れて
たどっていく
金木犀が咲くと
懐かしい
自慢の大木は
朝の風になって
床居の私を目覚めさせ
ランドセルを軽くした
あれから
何十年経っても
たどる道は同じ
ほのかな
記憶のかけら
風になって
道になって