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田舎暮し万歳!

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一夫多妻制

2008-06-17 03:31:51 | 猫、犬、動物、鳥、昆虫



イーハトーブの森で、一夫多妻制を発見!
マコモダケの水田で泳ぎ廻る3羽のアイガモ、姿の美しいオス1羽とメス2羽。
ハーレムではありません。メスが食事を済ませるまでオスは2羽を見守り、泳ぎ廻る時も2羽の近くから離れません。ほのぼのとした一夫多妻制、時間の経つのを忘れて見入ってしまいました。
  この看板の近くで見れますよ。

百年の孤独① (酒話-4)

2008-06-17 03:01:13 | お酒
           (▲ 「百年の孤独」と「百年の孤独」)
こだわりの焼酎と云ったら、宮崎県児湯郡高鍋町黒木本店の「百年の孤独」でしょう。
コロンビアの作家Garcia Marquez(ガルシア・マルケス)が1967年に発表した長編小説「Cien ãnos de soledad(百年の孤独)」があります。ブエンディア家の一族がマコンド村を創り、そして栄え、衰退していく百年の物語です。日々の生活や人々の孤独な人間模様や愛が描かれた小説です。「百年の孤独」という難解な名前の由来は、この小説から頂いたとのことですが、何故ガルシア・マルケスになったのか分かりません。
ビンを包む厚紙の片隅に、「When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again. ERIC DOLPHY(音楽は、あなたが聴いたときには空中に消え去り、それを再び聴くことはできない。E.D)」と、ジャズ・ミュージシャンのエリック・ドルフィーの言葉が書かれています。即興音楽のジャズは、二度と同じ演奏を聴くことできない。だから今の演奏を大切に聴いて下さい、ということなのでしょう。この言葉がビンを包む厚紙の片隅と、箱のふたの折込部に小さく書かれているのは、ジャズが大好きでジャズバンドをやっていたという黒木本店社長の「百年の孤独」に対する気持を、エリック・ドルフィーの言葉を借りてそっと伝えたかったのでしょう。
「百年の孤独」は、『孤独とも云える永く静かな熟成を経て、今グラスに注がれた琥珀色の液体が、存在するのは今だけだ。だから今を大切に飲んで欲しい。』との気持が込められた焼酎である、と私なりに解釈しています。
また「百年の孤独」は意匠にも凝っています。ビンを包む厚紙、コルクのラベル、化粧箱、更に包装紙に至るまで、私には芸術作品と思えます。一本一本全て手作業で行なわれるという厚紙包装の折り目の美しさも驚きです。初めて箱を開けグラスに琥珀色の液体を注ぐ時、笑みがこぼれ快感すら覚える焼酎です。
「百年の孤独」はロマンに満ちたお酒です。(続く)