▲夕方の給餌
1月14日、白鳥を見に安曇野市の御宝田遊水池に出掛けた。
夕方4時、タイミング良く給餌の時間だった。
白鳥の会の方々が一輪車にパンの耳などを積んで遊水地に向うと、たくさんの鳥たちが一斉に近づいて来る。
そして、白鳥に向けて餌が撒かれると、たくさんのカモが凄まじい勢いで近づき餌に群がる。更に、たくさんのトンビも、餌を狙って急降下してくる。白鳥が可哀想に思えるほどである。
水面から沈んだ餌を食べるカモの様子も凄い。水しぶきをあげながら、頭を水に突っ込みお尻を空に向けている。
2月中下旬からは4千km離れたシベリアに戻り始めるという。たくさん食べて元気な北帰行となって欲しいものだ。
▼逆さになって水底の餌を探るカモ
▼トンビも撒き餌を狙って急降下
▲八日堂の縁日/善光寺本堂に次ぐという大きな信濃国分寺の本堂
「松の内」が明ける1月7日は楽しい行事が重なる。
先ずは、上田市の信濃国分寺八日堂の縁日だ。
参道や境内に立ち並ぶ屋台、蘇民将来符、本堂での参拝、鐘楼に上っての鐘つき、など毎年のことであるのだが、寒い中を行かないと落ち着かない。
▲お隣の長野市大岡芦の尻の道祖神
そして、長野五輪で有名になった、お隣の長野市大岡芦の尻の道祖神祭りだ。
集落内から集まった松飾りや注連飾りで、道祖神に顔形の飾り付けをする。
古い飾りが外され、大勢の男たちが手際良く鼻、口、目、口ひげ、顎ひげなど顔の部品を付けていく。
今年は、この様子を見ることはできなかったが、翌日訪ねると真新しい立派な神面が集落を見守っていた。
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▲歳神様を見送り「松の内」が明ける
1月7日は「松の内」が明ける。正月の松飾りを取り外し、注連飾りや古くなった達磨、神社のお札などと、道祖神が立つどんど焼きの場所へ運ぶ。
竹で櫓を組み、中に麦ワラや稲わらを入れ、周りを集まった松飾りで覆う。更に、達磨や正月の縁起物などで飾る。
完成するとお神酒を頂き、夕方の点火時刻を待つ。
午後3時点火、大きな炎が上がり、竹がパン、パンと大きな音を出してはしける。
子どもたちが竹の先に付けた書き初めの紙を炎に近づけると、瞬時に燃えて空に舞い上がる。
櫓が燃えて倒れた方向の家では、今年子宝に恵まれると言われている。
終りは、残り火でお餅を焼く。これを食べると、今年一年は健康に過ごせることになる。
村内各所で行われているどんど焼きの行事、どこも昔より規模は小さくなり、参加する子供たちの姿も少なくなったのだが、素朴な伝統行事、いつまでも残って欲しいものだ。
▲陽の光で輝くカラマツ林
「寒の入り」通りに寒さが増し、標高1,000mの聖高原の木々は雪や氷で真っ白です。
カラマツの木々は、澄みきった青空を背景に陽の光を浴びてキラキラと美しく輝いています。
春は淡い黄緑の林、夏は力強い緑の林、秋は黄金色の林、そして冬は純白の林、それぞれに美しく姿を変えるカラマツの林は、私の大好きな林です。
▼自然のなす造形美/桜(ソメイヨシノ)の木
▲2日でも初詣で賑わう
正月2日になれば混み合うことは無いだろうと、午後、上田市の生島足島神社へ出かけた。
しかし、駐車場に入るのに暫く待ち。本殿前には長蛇の列。小雪の舞う寒い日なのに・・・。
生島足島神社には、国土創成の神・生島神と足島神が祀られている。
昨年は、東日本の大震災や全国各地で発生した豪雨災害などによって日本の国土は大きく破壊された。生島神と足島神のお力で早く安らかな国土を創成して欲しい、そんなことを祈り帰った。
▲福満寺護摩堂での御護摩修法
大晦日の深夜、近くの福満寺へ初詣に出かけた。
改修された仁王像は特別に横の扉が外され、全身のお姿を良く見ることができ、また収蔵庫の瑠璃殿も開かれ、本尊薬師如来、日光・月光菩薩、毘沙門天、不動明王、など重文指定の仏像を間近くでお参りすることができた。
護摩堂では護摩焚きの修法も行われており、清々しい気持での初詣となった。
▼瑠璃殿の本尊薬師如坐像(中央)