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迎え盆

2012-08-13 20:25:56 | 行事
     ▲盆提灯を灯して先祖を迎える

 この地域の迎え盆は月遅れの8月13日。ご先祖の霊の迎え方は家々によって多少は異なりますが、座敷に特別の盆棚を作り仏壇から位牌などを移し、花や果物、菓子などをお供えして、ご先祖様を迎えるというのが一般的です。
 そして、キューリとナスでご先祖様が遠い浄土からの乗り物とする馬と牛を作ります。精霊馬と呼ばれるこの乗り物、迎えは足の速い馬で、送りはお土産も沢山あり足のゆっくりの牛でというものです。
 これが済んだら、迎え火を焚いて迎えます。ここは、家々によって異なります。燃やすものは白樺の皮、麦わら、稲わらなどで、火を焚く場所も墓地、家の門口や庭先などとまちまちです。時間帯も異なります。
 また、この日は墓参して花を供えることもします。
 お迎えが終る夕刻には盆提灯を灯し、一家揃ってご先祖様に手を合わせます。そして、食事をお供えしますが、ソーメンと天ぷらは必ずメニューに加わります。
 いよいよご先祖様は16日の送り盆までの3泊4日のご滞在となりますが、この間は来訪者もあることから家は留守にしません。
 我が家のご先祖様は父一人で、忙しさに追われ少し手を抜いたお迎えとなりましたが、許しを請いつつ父の遺影に向かって手を合わせました。
コメント (1)
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