クロの椅子

　椅子には色々ある。高級本革の椅子から丸太の椅子まで、総理の椅子から赤提灯の小さな椅子まで種々様々。そして誰にでも落ち着ける椅子がある。
　野良猫クロも、我が家に落ち着ける専用の椅子を置いている。天然木の手作り仕上げ、布マットと布団を敷いた豪華版（？）の椅子。夜明け時刻と夕方５時前後のくつろぎの場所となっている。

やはり、“おふくろの味”

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（▲　筍と山蕗の煮物）

旬の破竹筍、やはり“おふくろの味”が最高です。
　　その１；筍と山蕗の煮物
　　その２；筍と新玉ねぎの煮物
どちらも、竹輪とシイタケが入ると一層美味しさを増します。
今宵は、冷酒でいくか・・・・。

爽やかな幕引きに拍手

　
　アメリカ民主党の大統領候補指名争いで、ヒラリー・クリントン氏の敗北宣言のニュースが今朝報じられた。
　クリントン氏は「選挙運動を中止し、オバマ氏を次期大統領にするための全面支援をする。」と、更に「皆さんもこの取り組みに加わってほしい。」と選挙戦の報告集会で支持者に訴えた。これで、11月の本選挙ではバラク・オバマ氏の勝利がより確実となった。
　選挙戦では互いに罵り合い鎬を削ってきた。本心は読み取れないが一応の幕引きはされた。そして選挙戦を通じて生じた民主党内の亀裂の修復についても、両者で話し合われたとのことだ。
　これが、巨大国家アメリカを創り上げた国民性なのだろうか。このような収束を導いた両氏に、真のリーダーとしての素質が備わっていたこともあったのだろうが、爽やかで気持ちが良い。
　選挙戦が終っても、当事者同士だけでなく互いの支持者までもがいがみ合いを続けるどこかとは違う。地域が国が発展するには、地域が国が一つにまとまることも必要であろう。
　住宅市場の混乱に端を発し低迷するアメリカ経済も、国民一丸となり必ずや回復に向かうであろう。両氏の爽やかな幕引きに拍手を送りたい。

天使の誘惑 （酒話－２）

　天使の冠に“Eau de Vie”。訳すと“Water of Life”命の水、“Brandy”ブランディーです。
　鹿児島県日置市吹上町西酒造で南薩摩黄金千貫芋を原料に長期熟成された芋焼酎。“蘭引き”という言葉を知ったのもこの飲物です。アルコール度４０％、淡い琥珀色の甘い香りの飲物は、「芋焼酎」とは思えない高級ブランディーの味。口にすると全身に精気を取り戻す正に「命の水」です。誰もが誘惑されそうな酒です。
　私には、この焼酎にジンクスを感じます。それは「この焼酎は、厳封を開いた人が最初に口にすると、天使にいたずらされる。」です。先日の麻雀でもＫ・Ｍ氏が天使にいたずらされ気の毒でした。開封者がテイステングをしてはならない酒なのです。きっと最初の一口は天使に奉げる酒なのでしょう。
　この命の水は、凍り付くくらいに冷やしたグラスでロック、というのがお勧め。これからの暑い日、きっと全身に精気を取り戻しますよ。
（大の親友Ｋ・Ｙさんからのリクエストで、時々「酒話」を載せます。）