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mokaの、きまま、そのまま、わがまま日記

「客のあと」幸田文『雀の手帖』より

2012-01-17 21:58:01 | 日記
朗読の初級講座で、私が課題に選んだのは、
「客のあと」雀の手帖より


内容を私なりに解説すると、
・・・如月のある日2人の客がくる。
   寒いのでおもてなしが不作法になる。
   それが逆に親しみになり、愉快なひとときを過ごす。
 
   夜が更けて客を見送る時の寒さは、
   寂しさにも通じて、見送った先の電柱が星のうすあかりに「痩せて見え」るのだろう。
   客の帰った後の、冬の冷えが身にしみるようだ。

   また、客を送り出した後の心もちが、
   何か軽い倦怠感を帯び、「歳をとったと思う」と表現している。

   日常の何気ない仕草や、生活の一こまに、
   自分の心情をさりげなく、かつ、くっきりと表現している。

こんな風に感じ取った「客のあと」を、
私の声で朗読する。

冬の冷たさや、自分の人生の冬まで投影するような表現を、
声にのせることができるだろうか?


以下の写真は『茗渓会』イベントニュースで紹介された、
朗読講座第一回目の模様です。(黄色のジャケットを着た方が、小川先生)
 グループ分けをして自己紹介

 講座の様子