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昔の望遠鏡で見ています

昔の望遠鏡による天体観望と、その鏡景写真についてご紹介します

優美な鏡筒

2020-04-11 | 天体望遠鏡


 路上ウォッチングの途中で、見つけました。小さな流れが滝のようになっているそばに、石の不動尊が祀られていました。水を導いて、上からかけているのも、珍しいものです。道端の奥まったところにあり、星と同じように、何でも捜さないと見つからないものだと思いました。






 家に帰ってから、引っ張り出したのはティーガル60鏡筒です。鏡筒の前後が、絞られています。鏡筒の先が絞られているのは、三鷹の望遠鏡にもあったように思いますが、接眼部側が絞られているのは、これだけではないでしょうか。望遠鏡にありがちな、ごつごつした印象の無い優美な姿です。長さも50cm以下とコンパクトなのが判ります。
 以前とある駅前で、観望会を行った時です。これで低倍率を活かしたすばる等を見てもらっていましたが、一番皆を驚かせたのは、近くのショーウインドウのマネキンです。付属品を替えて地上用望遠鏡としても販売していたくらいですから、接眼筒の引出し長さも十分です。上下左右が逆ですが、手に取るように近くに見えると、皆さん言っていました。この口径では、二枚玉でもフローライトを使用すると、十分すぎる性能があるのだと思いました。