Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

アウトビアンキ PBSヘッド加工(オイル下がり修理)

2013-04-23 15:54:45 | アウトビアンキ A112(レストア)


4月23日(水)GAREGE GOTOの後藤さんに電話して、アウトビアンキの不調症状の確認をしました。
やはり、オイル下がりが原因して、2番3番プラグの点火を妨げているようです。
プラグを外すと、オイルでべったり・・だそうです。
ヘッドのオイルがバルブとバルブガイドの隙間から、かなり燃焼室に入り込んでいる感じですね。
このオイル下がりの対策には、ヘッドの加工が必要です。

(写真は組み立て時のものです)


オイル下がりの原因は、エンジンオイルがシリンダーヘッドに付いているバルブとバルブガイドの隙間を通過して、燃焼室に入り込み、燃焼して排気されてしまう為におこります。
現状、エンジンオイルは消費してしまうので減っているのも、この原因が一因でしょう。

オイル下がりは、エンジンオイルが完全に燃焼して排気されるだけならいいのですが、多くは酷いと白煙を吹きます。
我がアウトビアンキは、燃えカスがプラグに付着して点火を妨げたり、バルブの傘の上に蓄積して吸気や排気の通路を小さくしているのかもしれません。

通常、エンジンにはバルブとガイドの隙間に出来るだけオイルを通過させないようにオイルシール(バルブステムシール)が付いていますが、これが機能しなくなったり、バルブステムとガイドの隙間が大きくなるのが原因です。

PBSヘッドは、ステムシールが付いていません。
ロータスもそうですが、設計の古いエンジンはわざと、潤滑のために付いていないのかもしれません。
チューニングされたエンジンでは、オイルシール加工は絶対条件なのかもしれませんね。

加工作業は、おそらくはじめにガイドを適正寸法にあわせて製作、ステムシールが取り付けできるように寸法を合わせながら加工すると思います。

2番目にガイドを入れ替えましたら、シートカット&バルブ研磨をします。
アタリが悪くなると、圧縮不良など不具合が起こります。
また、当たり面が太くなってしまうと、密閉が悪くなりますのでこれも圧縮漏れなどの原因になりますので、仕上げに、すり合わせをして、なじみをよくします。

3番目に、バルブとシートの当たりを確認します。
これをすべてのバルブに行います。

4番目に新設したステムシールを取り付けて、バルブスプリングなど組み付けて行きます。

仕上げは、バルブクリアランスを調整していくわけです。

ヘッドの加工をすることで、オイル下がりもプラグべったり現象も解消されますので、ウェーバー調整で問題はかなり解消される可能性がでてきました。

週末には、GAREGE GOTOに訪問して、作業の見学にいってきます。



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