最終日に何とか観れると駆けつけた映画館はいつになく混んでいた。
みな、「かもめ食堂」が目当ての女性たち。
50人ほどが期待を込めて画面をみつめていると、
予告で2回ほど、画面のごみが原因で映像が消された。
こんなことも珍しい。
なぜかフィンランドにある日本食の小さな食堂が舞台。
サーモンが好きなフィンランドなら日本人に共通点があるかもしれない。
おいもの煮っ転がしやおにぎり、生姜焼きにとんかつ、
焼いた鮭のランチ。
夏の海とかもめと森のきのこと
のんびりした時の流れ。
ゆっくりとしたセリフ。
どうということのない毎日の中で
いろいろな人生を背負った女性たちが
小さな食堂で出会い、過ごす時。
おにぎりもコーヒーも
自分で作るより
人に作ってもらった方がずうっとおいしいんだ。
その人のために入れるコーヒー。
こころをこめて握るおにぎり。
愛情がこもっているもんね。
自分にこころをかけてくれる人がいたことや
いることが何だかなつかしいような
うれしいような・・・
つつつーと左目から涙がつたった。
どうということのない映画だが結構奥が深い。
少しだけのんびりできたような味わいがある。
夏が舞台だったので白夜も明るく、
整然とした風景も清潔感のある食堂も
きのこいっぱいの森も夢のようで現実感がなかった。
フィンランドの冬は厳しい。
この女性たちはこの冬をどう過ごしてゆくのだろう。
ただそんなふうに思った。
わたしの老婆心。
それでも、陽水のさわやかな曲がすがすがしかったエンディングで
そんな思いも少し救われたような気がする。
みな、「かもめ食堂」が目当ての女性たち。
50人ほどが期待を込めて画面をみつめていると、
予告で2回ほど、画面のごみが原因で映像が消された。
こんなことも珍しい。
なぜかフィンランドにある日本食の小さな食堂が舞台。
サーモンが好きなフィンランドなら日本人に共通点があるかもしれない。
おいもの煮っ転がしやおにぎり、生姜焼きにとんかつ、
焼いた鮭のランチ。
夏の海とかもめと森のきのこと
のんびりした時の流れ。
ゆっくりとしたセリフ。
どうということのない毎日の中で
いろいろな人生を背負った女性たちが
小さな食堂で出会い、過ごす時。
おにぎりもコーヒーも
自分で作るより
人に作ってもらった方がずうっとおいしいんだ。
その人のために入れるコーヒー。
こころをこめて握るおにぎり。
愛情がこもっているもんね。
自分にこころをかけてくれる人がいたことや
いることが何だかなつかしいような
うれしいような・・・
つつつーと左目から涙がつたった。
どうということのない映画だが結構奥が深い。
少しだけのんびりできたような味わいがある。
夏が舞台だったので白夜も明るく、
整然とした風景も清潔感のある食堂も
きのこいっぱいの森も夢のようで現実感がなかった。
フィンランドの冬は厳しい。
この女性たちはこの冬をどう過ごしてゆくのだろう。
ただそんなふうに思った。
わたしの老婆心。
それでも、陽水のさわやかな曲がすがすがしかったエンディングで
そんな思いも少し救われたような気がする。