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ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「春がきたぁ」

2018-03-28 | 想いで
三寒四温は昔の話
地球がおかしくなってしまっている昨今はめちゃくちゃな天候に悩まされ

長雨の影響とこの冬の寒さで野菜の高騰がずっと続いていたが
海までもわかめの生育がおかしいという話を聞いたのもついこの間

暖かい日と寒い日がパズルのようにやってきて通り過ぎ
ずうっと桜もまだまだだわと思っていたのだ・・・

花いっぱいのお屋敷の淡いピンクのこぶしが
ちらほら咲きかけているのが遠めに見えてから数日

闇の中で酔眼で見た白モクレンは心なしか白っぽかったが
あっという間に花が次々開いたのだ

ちゃあんと春はやってくるんだねぇ~
言葉にならないそんな気持ちが抑えられなくて
何だかとても嬉しくなるんだから

花はすごいよね。
ちゃんと咲くときは咲くんだあ~
と何度も言葉にして足早に歩く

電車に乗り遅れないように


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「デルス・ウザーラ」

2017-04-06 | 想いで
「カピタン」「カピタン」と呼ぶウザーラの声がまだ耳に残っている様な気がします。

ソ連時代のシベリアの自然と、その自然と共に生きるデルス・ウザーラの姿

2年の歳月をかけて、すべてソ連の俳優陣での映画は黒沢作品としては他に類がないでしょう

調査隊の案内人になった猟師役はマキシム・ムンズクというソ連のアジア系俳優でしたが

あとから読んだ本の記録も映画そのまま

というより、映画は記録に忠実に作っていたのですね。

忘れられない映画です。


自然の中では生き生きとしていた彼が年老い

森での生活ができなくなって

やはり都会でも暮らせず、

日に日に追い込まれていく姿は前半とはあまりに対照的でした。


孤独と老いとで精神も病んでいき、生活もままならない中、

カピタンが一緒に暮らせないならばと、自然に帰し、

目が効かなくなってしまった彼のために、

最新式の銃を渡したことが裏目に出て殺される結果になってしまったこと・・・


人の運命とは辛く、思うに任せないものです



デルス・ウザーラは実在の人物


黒沢明監督がこの作品を作らなければ、

私も彼を彼の人生を知ることはなかったでしょう
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「好きな時代劇」

2017-03-12 | 想いで
時代劇が好きだった。

過去形になるのは
今はめったに見る機会がなくなってしまったからだ

もうずいぶん昔のことになるのかもしれないが
午後の時間帯は再放送をやっていて
よく見ていたものだ。

特に「大岡越前」が好きだった。

水戸黄門と順繰りに再放送していて
いったんシリーズが終わると
最初の部に戻ったりするのが楽しみだった。

特に初めの頃の大岡越前はみな若々しく
加藤剛や竹脇無我が初々しい。

雪絵役は平淑恵が好きだった。

父役の片岡千恵蔵、母の加藤治子と
大御所もたくさん登場してくる

同心の村上役の大坂志郎も
将軍役の山口崇もなつかしい。

品のいい時代劇で
事件が一段落すると
みなで和やかにお茶を囲んでいるその雰囲気が
とても好きで安心して見ていられた。

機会があったらまた鑑賞してみたいと思う
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「鳴子にて」

2017-01-26 | 想いで
テレビを見ていたら、手頃な温泉旅館を紹介していた。

リニューアルして女性客をターゲットにしているようでなかなか良かった。

たまたま空いていた日を予約した。

そうして、母と娘と私の女の正月
とはいかず、
娘のパパも一緒の冬の鳴子温泉の旅となった。

        
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「ICU脱出」

2016-11-29 | 想いで
血液透析や人工呼吸器までついているので
点滴やら手術部からの管を合わせると
数えるのも億劫なくらいの数になる

血圧が下がった、酸素濃度の数値が下がったと
始終、警告音が鳴っていたはずなのに

一つ はずれると 管がはずれるのはスピードアップしてゆく

2週間たった今日、面会に訪れると
経口でゼリーの昼食が始まっていた

車いすに乗る練習だと
ベッドに30分ほど起き上がって座っていたのはおととい

面会に行くなり、一般病棟に移ると告げられ
3時にお引越しという

そうして今日は
立って歩く練習までしたらしく
ずいぶんと疲れ果てていた

ゼリーの夕食も食べる元気がない


心臓が強靭だったからか回復が目覚ましいのだろうか
あんなにたくさんの器械たちに操られても
持ちこたえていたのだからすごい

2週間いたICU脱出

次々と変化がありすぎて
用意してくださいというものがどんどん変わり
もはや私たちも追いつけない速さだ

こちらはめちゃくちゃになった生活から
掬えるものも見つけられないでいるような思いなのに

本当に何だかわからなくなってくる




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きょうのできごと

2016-11-17 | 想いで
パソコンを先日開いたら、別物になっていて
デスクトップに広げっぱなしの書類たちがなくなっていた
立ち上がった画面もまったく私のものではない

あれこれいじくっていたら書類たちがあったが
どうやってたどり着いたのかさえ分からずじまい

サポートに電話してもなかなかつながらない。
2日かかって
サポートを受けながら復元するために
バックアップをとるためのUSBをとりあえず一番近いヨドバシに
買いに出かけた。

帰宅して電話したもののなかなかつながらない
夕方だし、時間もかかりそうなので
あきらめていったん電話を切ったときに
すぐ電話が入った

母が慌てて「大変なの」を繰り返す

病院嫌いの父を数日説得して
妹が病院に連れていく手筈になっていた

妹は来ているらしいので電話を代わってと頼むと
背後に男性の声がした
とっさに救急車が来たのだと思った

病院が分かり次第、電話をもらうようにして切った
父の腹痛はなんだったのだろう

国立病院に駆け付けたが
重篤だが手術が詰まっていて12時をすぎないとできないという
それでは持たないので市立病院に搬送すると聞いて
実家に一人いる母を迎えに行く

駆けつけると家の中は真っ暗で母の姿がない
母を呼びながら奥まで入ると
夫が手前の部屋で母を見つけた

急に停電したらしく
真っ暗な中に独りいた母
どんなにか不安だったろう

ブレーカーを上げて
台所に散らかった数本の線香を見つける
ろうそくを出した時のものだろうか

母をつれて病院へ
手術はずいぶんかかっているようだ
12時、1時、2時、
眠っている父の姿を見たのは2時を回っていた

腸閉塞、敗血症、多臓器不全

安堵と怒りと哀しみとが疲労とともに襲ってくる





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「お月見」

2016-09-20 | 想いで
きれいな月が出ているとしばし眺めていることがある

我家は夏の夜はカーテンを閉めないので、月が出ていれば自然と目に入ってくる

満月だったり、繊細な三日月だったり、
オレンジ色でいつになく大きかったりすると
目が止まるから不思議だ

月を愛でるという行為は
子供の頃にお月見をきちんとやっていたからだろうと思う

お月見は結構大切な行事だったように思う
お団子はもちろんの事、
お芋や栗、ススキや萩を飾って
ちゃんとお月見のセットをこしらえて眺めたものだ
そうして小さい時はお月様がそれらを眺めるのだと思っていた

まだ幼いころ、幼稚園だったか、小1だったか
近所のお友だちとススキを採りに出かけた

友人がお母さんの鋏を黙って持ちだして
すすきはとってきたものの
途中で鋏のねじか何かを落としてしまって
そんなことにも気づかず帰って
叱られたことを覚えている

二人で記憶をたどりながら
どこに落としたものかと
探しに行ったものの見つからなかった・・・

友人が私のせいにして
なおさらお母さんに叱られていたような気がする

私は引っ込み思案だったので
何も言い返せなかったのだろうなあ~

だからこそ、いつまでもそんな昔の事を覚えているのだろう
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「インスタントラーメン」

2016-09-01 | 想いで
明星の「チャルメラ」が発売50年になると
最近何かで目にした。

50年かあ~

その頃、発売されたチャルメラの画期的だったこと!
チキンラーメンのようなタイプの物しかなかった時代に
小さな袋に粉末スープの入ったラーメンができた。

帆立だしのスープらしいが
まるで本物のラーメンみたいと
みな思っただろう。

流通がまだまだ発達していなかった頃、
田舎の方ではスーパーもなかった時代だ。

カップ麺がいまいち好みではない私は
「インスタントラーメン」派

好きなラーメンは
これも歴史ある
「マルちゃんの塩ラーメン」

見つけるとつい買って確保してしまう。
本当に懐かしい味わいで
あっさりしている。
そうして、昔からすりごまが付いている。

これも1969年発売のようだから
老舗ものだ。

ただ知らなかったが
販売エリアは限定的らしい
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「靴職人と魔法のミシン」

2015-08-05 | 想いで


ニューヨークの下町で代々続く小さな靴修理の店を営むマックス
貯金もない、彼女もいない、冴えない単調な暮らし
家には認知症の年老いた母が待っている

だが、魔法のミシンの力で奇跡が訪れるという
「大人のためのおとぎ話」なのだ

父の代からの付き合いの隣の理髪店主とは
お互いが読み終えた新聞を毎日交換したり
ピクルスのお裾分けがあったり
古い街並みとユダヤ人、下町情緒が何だか懐かしい

コツコツと靴底を貼り替え、修理する毎日
色々な人たちが訪れる
ヤクザにオカマにマスコミ関係者、大きな足の子どもに老人
そして美人たちも

魔法のミシンで縫った10,5インチの靴を履いた時だけ
靴の持ち主に変身できるのだ


母の夢を聞くと
「お父さんとの夕食」との返事

ある日突然いなくなってしまった父に変身すると
素敵なディナーとダンスを楽しむ別人のような母

親孝行のつもりが
夢のかなった母は翌日亡くなってしまう~

ドタバタのコメディあり、ほろ苦く哀しい場面あり、
そうして人まで殺してしまうから恐ろしい
だが、死体も血の跡もなく警察は相手にしてくれない

我に返ったように自分の店に戻る姿が
大それたことのできない気まじめな職人なのだ

誰になってもコートに赤いマフラー姿で
おもしろすぎて笑ってしまうが
マックスの変身した誰もがおどおどしていて
キャストの演技力に感心しきりだ

(殺人現場や死体の)掃除屋、ゾンビは
やはりブラックユーモアなのかも・・・

最後の理髪店の地下のシーンや
お抱え運転手や高級車は
これからの彼の活躍と言うより
別の世界での暗躍が思いやられてかなりうんざりもの

考え過ぎては笑って見過ごせない自分にもうんざりだ






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「クールビズ」

2014-07-21 | 想いで
お中元を贈ろうとデパートに出かけた。

この老舗デパートのギフトセンターは今月、2度目である。
順番が来ると、珍しく若い男性の担当者に当たった。

仲人でお世話になった方などに、いつものようこちらの名産の品を送った。

急いでいたので、直接地下に入っている店舗から送ろうかと
ちょっと迷ったのだが、
送り状に改めて記入するのが億劫な感じがして
7階までエレベーターで昇る方をとった。

担当の男性が会計をするため立ち上がり
席を離れた時、
ふと下に目線をやったのは偶然だった。

担当の男性の足元が目に入った。
素足だった。一瞬、目を疑ったが
どう考えても、男性が透明のストッキングをはくはずはない・・・

はいているズボンも他の店員と違い、かなりカジュアルな柄物だった。
まわりの店員は無地の紺色系だったが・・・

皆と同じ黒の革靴を履いているのはいっしょだ。
そうして、おそろいの紺系のブレザーを着ていた。

黒の革靴に素足・・・

柄物のズボンはちょっと丈も短めのようで素足がかえって強調される。


「ああびっくりした!時代もこのデパートも変わったのね」と
妹にメールすると
「究極のクールビズね」と返ってきた。


もしかしたら彼は、今はやりのショートソックスをはいていたのかもしれない。

だから黒い革靴にすっぽりと隠れて見えなかったのかも・・・


それなら、名札の横にクールビズ実施中と入れてはどうか
みんなお揃いでそうしたら涼しいのに・・・
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