大倉草紙

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【兵庫】 夏・甲子園 (兵庫県立歴史博物館)

2008年08月11日 20時23分06秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
7月13日(日)
当日の行程:(JR姫路駅)…(タクシー) → 【夏・甲子園(兵庫県立歴史博物館)】【アメデオ・モディリアーニ展(姫路市立美術館)】【姫路城】 → (JR姫路駅~JR神戸駅)…(阪神・高速神戸~甲子園) → 【プロ野球 阪神タイガース vs 広島東洋カープ(阪神甲子園球場)】


   
             兵庫県立歴史博物館

今は、第90回全国高校野球選手権大会の真最中であるが、まだ地方大会が行われていた頃、兵庫県立歴史博物館に「夏・甲子園」展を見に行った。

   
館内には、過去89回の大会で優勝したチームの校旗が飾られている。
過去の優勝回数が一番多いのは、中京高校と広島商業高校で、6回も優勝しているそうだ。


   
 「夏・甲子園」展のパンフレット   「激戦区兵庫の代表たち」のパンフレット

入場すると、この2種類のパンフレットが渡される。
「夏・甲子園」展のパンフレットには、展覧会の第1部の展示品目録、第3部の展示品目録と写真、大会略年史、大会での主な記録などが載っている。
「激戦区兵庫の代表たち」には、第1回大会から昨年の第89回大会までの兵庫県代表校の試合の記録が、写真付きで載っている。

展覧会は3部構成。

第1部では、第1回大会から現在まで、実際に大会で使われたグラブ、バットなどが展示されていた。
所々で名勝負のビデオが流れていて、かつて、夢中で観た試合、はらはらしながら観た試合を思い出しながら、その試合で使われた品々を目にするのは、不思議な感じがした。
展示品のなかでも特に印象に残っているのは、第40回大会(1958年)に、米軍統治下の沖縄代表首里高校が初めて参加した大会の際、植物防疫法のために甲子園の砂を持ち帰ることができず、那覇港で捨てられる様子を撮影した写真である。
当時は、当然ながら、パスポートを携えての参加だったそうだ。
のちに、砂を持ち帰ることができなかった首里高校へ贈られたという、甲子園の砂で作った絵皿も展示されていた。
今年の開会式前に行われた大会90回の記念イベント「甲子園レジェンズ」では、当時、首里高校の主将を務めていた仲宗根弘さんが甲子園に出場した時のユニフォーム姿で登場した。
自然と涙が出てきた。

第2部では、兵庫県代表の大会にまつわる品々が展示されていた。
この展覧会、それぞれの地方の大会を振り返るコーナーを設けて、各都道府県を巡回したらいいのにな、と思う。

第3部では、次のような品々が、手を触れることができるように展示されていた。
写真撮影も可能である。

   
左側の写真は、実際に甲子園球場で使われていたホームベース、内野ベース、マウンドの投手板。
右側の写真は、試合後のインタビューの時に使う監督と指名選手のお立ち台。

   
昨年9月まで甲子園球場のベンチ内に掲示されていたグラウンドルール。

   
昨年9月まで甲子園球場に使われていた1塁側ダックアウトのベンチと、同じく昨年9月まで甲子園球場で使われていた1塁側内野席のイエローシート。

兵庫での特別展は7月27日で終わっているが、今大会が終了するまでは、阪神タイガース史料館(甲子園球場ライトスタンド下)で、「夏・甲子園」展(入場無料)を開催しているようだ。
また、今月14日(木)~19日(火)までは、東京・渋谷の東急本店7階催物場で、「夏・甲子園 白球の記憶」展(入場無料)が開かれるらしい。

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