大倉草紙

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【京都】 大原野神社

2008年10月05日 08時42分06秒 | 旅 - 京都府
6月28日(土)
当日の行程:(車) → 【石清水八幡宮】【淀城跡】 → 【與杼神社】【天王山】…(宝積寺)…(自玉手祭来酒解神社)…(大山崎町歴史資料館)【勝竜寺城公園】【長岡天満宮】【光明寺】【大原野神社】【勝持寺】【願徳寺】【善峯寺】【長岡宮跡】【桜井駅跡(楠木正成伝説地)】


大原野神社は、延暦3年(784)に桓武天皇が長岡京へ遷都したとき、皇后・藤原乙牟漏(おとむろ)が藤原氏の氏神である春日大社の分霊を大原野に祀ったことに始まる。
嘉祥3年(850)には、文徳天皇が社殿を造営した。

   
       一の鳥居                 二の鳥居


   
        灯籠                   鯉沢池

灯籠には、あかりがともっていて幻想的な雰囲気だった。
鯉沢池は、左大臣藤原冬嗣を祖父とした文徳天皇が、猿沢池を模して造ったといわれる。
池は、名泉瀬和井と水系を一つにしている。


   
                  瀬和井

瀬和井(せがい)は、清和天皇産湯の清水と伝えられる。
「大原やせがいの水を手にむすび鳥は鳴くとも遊びてゆかん」大伴家持
「夜を寒みせがいの水は氷るとも庭燎は春のこゝちこそすれ」大江匡房
など、和歌にも詠まれている。


   
                  手水舎

手水舎の水守は神鹿。


   
       三の鳥居                茅の輪

三の鳥居をくぐると、茅の輪があった。
6月30日には、茅の輪神事が行われる。
チガヤは、大原野神社の後方に聳える小塩山(おしおやま)に生えているものだという。


          
大きな茶筌があり、そこにおみくじが結ばれていた。
毎年5月3日には、藪内流家元が神前に献茶をする「献茶祭」が行われているそうだが、この行事と関係があるのだろうか。
「献茶祭」の日は、お昼からお茶会が催され、茶室「翠嘯庵(すいしょうあん)」が公開される。


   
                中門と回廊
   
                 神雄鹿
   
                 神雌鹿

中門と回廊の前には、狛犬ではなく、神鹿が置かれている。
向かって右手(東回廊の前)が、神雄鹿。
向かって左手(西回廊の前)が、神雌鹿。
目がやさしく、愛らしい。


   
                   本殿

本殿は、応仁の乱で荒廃してしまったが、慶安2年(1649)に、後水尾上皇の勅令により再興された。
4殿が一列に並んだ、春日大社と同じ春日造り。
御祭神も春日大社・四つ柱の大神で、向かって右手から、
第一殿には、建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)、
第二殿には、伊波比主命(いわいぬしのみこと)、
第三殿には、天之子八根命(あめのこやねのみこと)、
第四殿には、比?v大神(ひめのおおかみ)が祀られる。


          
             大原野神社の御朱印

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