大倉草紙

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富士山に登ってみた (須走口ルート) ⑩剣ヶ峰・そして下山

2010年09月08日 21時00分00秒 | 雑記

(15:38)
剣ヶ峰を登るのに難儀する。
足下は滑りやすい礫石で、坂はかなり急だ。
途中で休んでいても、ずるずるっと滑り落ちてしまう。
左手に見える柵につかまりながら、なんとか登った。


(15:51)富士山特別地域気象観測所
2004年より無人となり、観測は自動で計測しているそうだ。


(15:53)三角点


「二等三角点『富士山』
 この標石は『三角点』といい、地球上の位置が正確に求められています。
 三角点は、地図作りやいろいろな測量の基準として利用され、大変重要な役割を果たしています。
 この三角点は日本一高い霊峰・富士山頂に位置することから、多くの人々に親しまれています。
 平成14年4月1日から、三角点の位置を表す基準が日本測地系から世界測地系に変更され、緯度・軽度の値が変わりました。
  北緯  35度21分38.261秒
  東経  138度43分38.515秒
  標高   3775.63メートル
         平成14年8月吉日
         国土地理院」


(15:53)
「日本最高峰富士山剣ヶ峰 三七七六米」の碑


山頂から見る雲海

デジカメの電池が切れてしまったので、ここから先は写真がない。
携帯で撮ることも考えたが、下りは思いのほか辛く、写真を撮っている余裕はなかった。
調子よく下ったのは「砂走り」まで。
「砂走り」はキツかった。
もっと勢いよく楽に下ることができるのかと思っていたが、大間違い。
予想以上に時間がかかってしまい、バス乗り場まであとわずかという地点で、あたりは暗くなってきた。
下山する方に明かりを照らしてもらったので助かったが、懐中電灯を持って行かなかったことを反省した。

20時に五合目を出る最終のバスに乗り、臨時駐車場へ。
リュックサックの中の空のペットボトルがポコポコ音を立てる。
気圧が違うからなのだろう。
見事に潰れていた。

帰りの車中では、疲れているのだけれど、眠れない。
なんだかホープ軒のラーメンが食べたいね、ということになって寄る。

この日に私が食べたのは、冷やし中華。
麺はホープ軒のラーメンと同じ。

翌日から3日間、酷い筋肉痛に悩まされる。
下り坂、下りの階段……ともかく下りがキツイ。
もう二度と富士山には登りたくない!と幾度となく口にした3日間だった。
7年前から富士山登山を続けて、先日、登頂750回を達成した方は70歳だそうだ。
まったく、驚いてしまう。
それからしばらく経った今、場合によっては(どういう場合なのかは不明だが)登ってもいいかなあ、と思うようになったが、かなり勇気が要る。
でも、登ってよかった。

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